踏みつけられても生きる雑草のように、とてつもない重さをからだにうけて、それでも周りを見渡して、何かを探した。きぼう。いまだ、迷いの中にいるのにも、心はどちらともなく、ただ、天を見上げ、地も見下ろす。そして、からだを少しタオルで拭くたびに、介護の仕事、介護される人の気持ちを考える。何事も、深いものだと。

水浴びをしてみた。ここのところ、3ヶ月も風呂に入らずにいた。風呂に入るのも悩み、水を飲むのも悩んでいる。暑さの中で汗を描き、色々な思いに悩み狭い場所をうろうろと歩きまわった。

沢山のひとに逢いたい。そして、旅の途中によく飲んだ水がまた飲みたい。