柄になく、えかきのONとOFFについて考えてみた。


僕がOFFといっていても世の中はOFFと認めてくれないときがある。
確かに24時間えかきをしていて、ただの人だといっても
アーティストといわれて、というときがある。
日本では、そういうことが少ないけど、
海外では、そういわれることがある。


先日の僕はONとOFFだった。待ち合わせの時間が来るまでは、
ONだった。ONといっても、街をぶらぶらとして、腹が減ったので、
鳥と玉子のベーグルを食べて、カプチーノを飲んで、
そろそろ、鞄が欲しいので、すこしショップを見てまわったり、
記憶に残る通りを、ただ、ぶらぶらと歩いた。


センスの良いコーヒーショップを見つけて、腰を下ろすと、
今、抱えている僕の原稿を読み直してみた。
僕が作った、まだ、世界中に一冊しかない僕の本。


手帳を見直して、いろいろと整理したり、
読み直して、また読み直す必要なところに、
付箋を貼ったりしていた。


僕の手帳ははっきり言ってスケジュール管理には役にたたない。
日にちに関係なく僕は書き続けてしまうから・・・。


感じの良いカフェで、カフェ・ブラックを飲みながら、煙を吸って、
手帳や本で遊んでいると、時間はどんどんと経っていって、
待ち遠しかった待ち合わせの時間は、すぐに来た。


OFFの時の僕は、ONのときに比べて格段に好き嫌いがはっきりしている。
特に人に合わせることは極力無い。嫌いなものは嫌いで、気まぐれで、
言いたいことはいうし、したいこともしたくないことも、自由きまま。


嫌だと想ったら、それに対してはそのような対応だし、
好きだと想ったら、それについては気持ちのままに。


傍若無人、自由奔放・・・
ONとOFFとあまり変わりが無いことに気がつき閉口する。


ビールが入ると、暴言と失言は茶飯事で、行動も奇天烈。声も大きくなって、
こう書くと・・・最悪だ・・・。実はビールが一番苦手。一番酔う。


何十年も僕は僕をやっている。それが今であり、それが僕だ。
プライベートでも僕は僕で・・・。ずっと僕で。


ONとOFF。どちらであっても僕は人と合うのは好きだ。
でも、実はすごい人見知り。そして、蒼い僕が邪魔をする。
何十年も僕は僕をやっている。それが今であり、それが僕だ。


ずっと私が私をやっている私と会う。
ずっと僕が僕をやっている僕と会う。
ずっと俺が俺をやっている俺と会う。
ずっと君が君をやっている君と会う。

そんな君と僕は会う。
OFFの時、
そんな時は、自然で自由な僕を見て欲しい。


でも、今は、静かにOFFを反省中。
ONの時の僕を見ると多分、君は驚くだろう。
そして、OFFをみてまた驚く。


えかきのONとOFF。
書いてみて、明らかにしようとするが、境界があいまい・・・。
それが自然体、自由と呼べるものか。正直というものか。


とにかく、プライベート・OFFの時は、はじめにそう言う。
そういう時は、気遣いは無用。
そうして貰える方が僕はありがたい。


しかし、美味い酒だった。飲みすぎた。食いすぎた。
寝過ごした。騒ぎすぎた。ヤナ感じだった。醜かった。


ただ、ただ・・・反省中。まいどOFFは反省中。
ONも反省しているから・・・弱ったものだ。