最近、デモ関連で、アラブ地域の映像をちょくちょく目にする



ふと、えかぼんの中に眠っていたある記憶が




鮮明に甦ってきたのだ・・・








それはえかぼんが小学校高学年の、ある夏の日の話・・・





えかぼんの伝説のオカンが・・・





その前に読んでない人はコチラ↓

(長いケド、良かったらどうぞ。)



レジェンドなオカン2部作


http://ameblo.jp/ekabon/entry-10787622628.html


http://ameblo.jp/ekabon/entry-10788748499.html






こう言った・・・





「裁縫の仕事が片付いたから



えかぼんに服作ってあげるわ。」






・・・・・えっ!?服を・・・?





やったーーー!!!






今までにも、オカンは





縫い終わった洋服のハギレを使って





ちょくちょく、えかぼんの洋服を作ってくれた。






でも、今回は今までとチョッと違った。







「えかぼんの好きな服、作ってあげる。




どんなんでもエエよ。」







そうか・・・。今は7月。





えかぼんの誕生月である。





オカンは誕生日プレゼントに





洋服を縫ってくれようとしているノダ。





オカン・・・なんて優しいオカン。






ただでさえ忙しいのに。






私のために洋服を・・・(涙)








・・・そこで、ムクムクと、しし座特有の






女王様気質が






えかぼんの中から顔を出した。







7月・・・もうすぐ私のお誕生会・・・






友達が集まった時、みんながビックリするような








お姫様のようなドレス



・・・を作ってもらおうではないか・・・。






そして、その日は、お誕生会の主役として






「プリンセスえかぼん」となり、みんなの前に君臨するのよ・・・・







当時、大人っぽいモノに憧れていたえかぼんの脳裏には







ナゼか、中東風の・・・こんなドレス・・・









えかぼんのブログ-110217_203835_ed.jpg







・・・や、こんなドレス・・・








えかぼんのブログ-110217_203803_ed.jpg







・・・が・・・思い浮かんだノダ。







・・・しかし、なんと説明していいか分からない。






「えっとね・・・えっと・・・・・







アラビアみたいな服を・・・






作って欲しいん・・・。」







「アラビアみたいな服・・・・・?」






オカンはどうも、ピンとこないらしい・・・





そこで・・・えかぼんは、身ぶり手ぶりで





すそがこぉ~んなんなってぇ~・・・(←ヒラッとふわっとなってる感じを表現しているつもり・・・)





それでぇ~・・・お腹のトコに布がなくって・・・んで・・・





アラビアっぽいん。




・・・すると・・・なにか閃いたようにオカンが・・・





「あぁ・・・!アラビア!はいはい、わかった!



よっしゃー!オカンにまかせときっ!」






オカンは手をグーグッド!・・・のポーズにして





自信満々の笑顔でえかぼんの顔を見た。





わぁ~・・・久しぶりやなぁ~・・・オカンが服、作ってくれるの・・・。





ずっと忙しかったから・・・。





えかぼんの頭の中には、お誕生会で称賛される自分の姿が思い浮かんでいた。






「うわぁ~・・・えかぼん、きれぇ~い。」





「お姫様みたぁ~い。」





「ステキやねぇ~・・・。」





・・・あはは・・・あは・・・あはあはあは・・・・・・・・・





「コラ!えかぼんさんっ!何、遠くをみてるんですかっ!」




・・・うわっっっ!!!あぶねーっ!





授業中だった・・・っ汗





・・・そんな妄想の日々を送っていたある日・・・





学校から帰って来た私を





・・・チョイ、チョイ・・・と手招きして呼ぶオカンが。






「えかぼん・・・デキタで・・・。」





「えぇ~~~!!!ほんま?デキたん?」





その手にはキレイに折りたたまれた洋服が・・・。





この何日間か、私はオカンが縫い物をしているところを全く見なかった。





きっと私を驚かそうと、学校に行っている間





こっそりと縫っていてくれたに違いない・・・。





ありがとう。ありがとう・・・オカン。






「ほら・・・どうぞ。」





そう言って服を私に手渡した。





白くて、とっても肌触りのいい生地・・・





軽くてふわふわしていて・・・。





お客さんのハギレじゃあなくて





ホントに私のために買って来てくれたんだ・・・。





「開いてみたら・・・?」





ニコニコと微笑みながら、でも、ちょっと照れくさそうにオカンが言った。





「・・・うんっ!」





ふぁさ~っ・・・





私は、優しくその服を広げた・・・。






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ん?






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あれ?






・・・これって・・・・







アラビアっていうより・・・・・













 アラジンやん。


えかぼんのブログ-110219_092423_ed.jpg





いや、ほんま、このまんま↑





マジ、この通りの形の服だった・・・。





もうちょっとベストが大きめで・・・




生地が新品っていう以外は・・・汗






「・・・ど~お?



こんなんが着たかったんやろぉ~?



アラビアっぽい服って。」






・・・そうか・・・オカンの思うトコロのアラビアは







アラジン・・・とか


アリババ・・・とかやったんやーーー!!!



しまったぁーーーっ!


やってもぉ~たーっ!






えかぼんの「プリンセス計画」は





この瞬間、見事に終了した・・・。






けど・・・けど・・・





オカンがどんなに私のコトを思って作ってくれたか・・・





それを考えると・・・不思議と・・・





こんなん、ちゃうわぁーーー!





・・・なんて気持ちにはならなかった。





それよりも、生地の柔らかさと共に伝わってくる





オカンの温かさが、スッゴく嬉しく、有り難かった。









誕生会当日・・・






呼んでいた十数人の友達が、次々とやって来た。






朝から時間をかけて






オカンとオネエが作ってくれたご馳走が机の上にズラリと並ぶ。






なのに・・・そんなご馳走には友人達は目もくれない。






なぜなら・・・みんな・・・








アリババ的な、えかぼんに釘付け・・・。












女の子たちは気を遣って






「か・・・カワイイ服やねぇ~・・・」とか・・・






「こ・・・個性的でイイわぁ~・・・」なんて






声を掛けてくれる・・・。






男子たちは、口々に






「アリババや・・・・・!」






「・・・あれ、アリババやろ?」






などと言っているのが聞こえて来る・・・。






当初の「プリンセス計画」とは大幅に予定が違ったケド






そんなコトは、もう、どうでもイイのだっ!






「これ、スゴイやろっ!お母さんが作ってくれたんっ!」






半分、開き直って言ってみた。





・・・すると、みんな・・・今までアリババって言ってたヤツも目を丸くした。






「これ・・・手作り?」






「うわぁ~!こんなの家で作れるんやー?」






「お店で買ったみたい・・・。」






「えかぼんのお母さんて、スゴイんやねー。」






なんだか・・・オカンのコトを褒められて、こそばゆい。






「・・・うん。みんな、ありがとう!



さ、遊んでから、ご飯食べよーっ!」






「うん。そやねー。」





「うぁ~い、あそぼ、あそぼぉ~!」









・・・・・・・・・・・・・・







魔法のランプは持ってないし・・・






もちろん、魔法の絨毯だって持ってないケド・・・






えかぼんにとってのジーニーは






オカン、あなたです・・・。






いつも私にステキな魔法をかけてくれる・・・。






ありがとう・・・オカン。










ちょっと考えてたのとは違ったけれど






誕生会は、楽しく、そして無事に終わった。







ただ、一つ、ちょとしたコトなんだケド・・・






計算ミスがね・・・あったの・・・。






構造的に、どうしてもしょうがないんだケドね・・・






チョッッキの前が・・・パカパカだから・・・






うつむくと・・・・・・・















チクビが丸見え。






・・・っだたってコト・・・よりによって・・・






みんなが帰ってから気付いたー・・・あせる






・・・時、すでに遅し・・・。






・・・あは。







その後、しばらく男子の間でえかぼんは






「アリババァ・・・」






などとあだ名を付けられたが、全然平気だった。






だって・・・良かったもん・・・あだ名が・・・













 「チクビ。」







じゃあなくって。






あの時のみんなが、私のチクビを忘れていますように・・・。





そして・・・



・・・中東の国々に、早く平和な日が来ますように・・・。

(↑あぁ・・・、説得力、ゼロっ!あせる