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「自分は父親になる資格があるのだろうか」

結婚や子どものことを考え始めると、そんな不安を抱く人は少なくありません。「まだ若い」「仕事が安定していない」「自分には責任を果たせる自信がない」と、一歩を踏み出せないこともあるでしょう。

  私も同じような気持ちを抱えていました。


そんな頃に観た映画が**『そして父になる』**です。そして実際に父親になってからもう一度観ると、まったく違う映画に感じました。


父親になる前は、「親とは子どもを立派に育てる存在」だと思っていました。しかし父親になった後は、心に残る言葉が変わりました。


それは**「親は子どもを育てているようで、実は子どもに育てられている」ということ**です。


子どもは思い通りにはなりません。夜泣きやイヤイヤ期、学校での悩みなど、毎日のように新しい出来事が起こります。


  そのたびに親は悩み、考え、反省しながら少しずつ成長していきます。


「もっと優しく話せばよかった」「子どもの気持ちを聞いてあげればよかった」と気づかされることも少なくありません。


つまり、子育てとは子どもだけが成長する時間ではなく、親自身も人として成長する時間なのです。


映画『そして父になる』は、血のつながりだけでは語れない家族の絆や、父親とは何かを静かに問いかけてくれます。


父親になる前は頭で理解していたことが、実際に子育てを経験すると胸に深く響きます。


  もちろん、最初から完璧な父親など存在しません。


子どもと一緒に笑い、ときには失敗し、迷いながら親になっていく。その積み重ねこそが、本当の父親への道なのだと思います。


もし今、「自分にはまだ父親になる資格がない」と悩んでいるなら、安心してください。


資格があるから父親になるのではありません。父親になってから少しずつ父親になっていくのです。


  私自身、この映画を父親になる前と後で観たことで、その意味を深く実感しました。


あなたも人生の節目に『そして父になる』を観てみてください。きっと見るタイミングによって、心に残る景色は大きく変わるはずです。そして数年後、もう一度観たとき、新しい自分の成長にも気づけるでしょう。



  まとめ



親は子どもを育てる存在ですが、それ以上に子どもから多くを学び、人として育てられています。


父親になることに完璧な準備や資格は必要ありません。モタモタしているとあっという間に年齢を重ねていきます。


一歩踏み出し、子どもと共に歩む中で、少しずつ親になっていけばいいのです。


「親になることは、子どもを育てる旅ではなく、自分自身が育つ旅でもある。」


この映画は、その大切なことを静かに教えてくれる一本です。

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