TODAY'S
 
「おにぎりの具といえば?」と聞かれて、すぐに浮かぶのは――梅干し、めんたい、しそ昆布、塩昆布、鮭、しらす、おかか、からし高菜、そして塩むすび。


  最近ではシーチキンマヨネーズなんて人気具材も定番になった。


シーチキンマヨとの出会いは、まさに“コンビニ”。セブン-イレブンが日本に初上陸したのは1974年。


セブン-イレブンは、おにぎり販売の元祖として知られ、1978年には「パリッコフィルム」を採用した手巻きおにぎりを発売し、大ヒット商品となりました。


  今でこそ当たり前のように陳列されたおにぎりだけど、当時「おにぎりを売るの?」と驚いた人は少なくない。


かく言う私もその一人だった。

おにぎりは母の味、家庭の味。それを店で買うという発想自体が、なんだか“ありえない”ことのように思えたのだ。


しかし時代は変わる。コンビニおにぎりは進化し、ラップを開けるだけで海苔がパリッと巻ける技術や、具材たっぷりの贅沢仕様が登場。


家庭の味を模倣するだけではなく、新しい「市販のおにぎり文化」を作り上げた。


忙しい朝や、昼休憩、深夜の小腹を満たす相棒として、いつしか私たちの生活に根づいた。


今、米不足のニュースがたびたび報じられ、パンや麺の代替として改めて「お米」の価値を見直す人が増えているという。


そんな中で、ふと手に取るのは、やっぱり“おにぎり”。日本人はやっぱり、お米が好きなのだ。


  家庭で握る素朴なおにぎりもいい。コンビニで手軽に買える進化系おにぎりもいい。


梅干し一つでご飯が進むあの感覚は、子どものころから変わらない。


  「おにぎりの具といえば?」――それは人の数だけ物語がある。


さて、あなたの“推し具材”はなんですか?