私は祈りの方を選ぶよ。
というわけで、Pray from the heartについてのお話。

元々「祈り」をテーマにした曲は前から作りたいと思ってました。
きっかけは機動戦士ガンダムUC。このアニメのテーマの一つが「祈りと呪い」
ネタバレを避けて言うと、未来への祈りとして存在した物が、
巡りめぐって世界を滅ぼしかねない何かになってしまった。
その物自体に全く変化は起こっていないのにも関わらず。
つまり、祈りと呪いは同じ直線上に存在し、
使い方によって未来をより良い方向へ導くことができるが、
使い方を間違えれば何もかもを失ってしまう可能性もある…という感じで。

きっかけはこんなところで、実際に歌詞を書き始めてのお話。
まず言えることは、こんなに優しい気持ちで歌詞を書いたのは初めて、ということ。
大体いつも歌詞に悩んでるし、今回ももちろん悩んだけれども、
そうやって悩んでる時間ですら愛おしく思えるぐらい倉本選手が好きです。

横浜DeNAベイスターズの選手ということで歌詞に「青」「海」「星」を入れました。
「青い海」は青く染まったスタンド…みたいな。

そして、サビの部分は時系列的な感じになってます。
1番サビの「消えかけた夢の続きを描いた」は、
彼が大学時代にドラフトにかからずに、野球を一度諦めかけた、という話から。
2番サビの「叶わない夢は終わりを迎えた」は、
昨年のCS進出から。今まで経験してこなかった一つの目標を達成したことから。
最後サビの「置いてきた夢と再び会えたら」は、
昨年のCS敗退で置いてきてしまったものをもう一度取り戻す時が来たとしたら。

絶対に入れたかった言葉は「美しい」です。
彼の横顔って、多分、球界一美しいんです。特に目が本当に綺麗で。
「美しい瞳」って歌詞がピッタリ入った時には「っっっっしゃぁーーー!」って思いましたwww

「つなぎとめて」「守りきって」は、まさに彼の攻撃・守備での役割。

そして今回、私がこの曲で一番重要にしている部分。
「信じてるの あなたがどこにいようとも」
5月から打順が9番になった彼に対して私が思ったこと。
そこから続く「心の底からの祈りよ届け」でタイトルを回収です。
この部分が一番、私が彼に思っていることの大部分なのかも。
小細工無しに伝えるなら、この部分だなーって。

調子を戻してくるまで、本当に、色々あったと思う。
彼に降りかかるものが「呪い」につながるものであって欲しくない。
「祈り」は未来を切り開くためのものだと思ってる。
だから何があっても祈り続ける。
「PLAY FROM THE HEART」が、彼のパーソナルスローガンならば、
「Pray from the heart」は、彼のファンとしてのパーソナルスローガンなのです。

 

 

果てしない光へ沈むような

終わり無き長い道で
想いだけが先へ行くあなたを
遠くで見てて胸が痛かった

叩きつけたいくつもの経験と
無駄にできない時間が
誰よりも美しい瞳を
濁らせる呪いにならないように

少しだけ立ち止まって 追いつくのを待ってほしい

消えかけた夢の続きを描いた
その日から今へと色づく希望を
つなぎとめてずっと あなたのその手で

走ってきた途方も無い距離は
一度だけの振り向きで
壊れるほど脆くはないはず
自分を急かす声に迷っても

少しだけ立ち止まって 青い海を見てほしい

叶わない夢は終わりを迎えた
つかみかけた場所 その記憶を持って
守りきってずっと 過去を越えるため

信じてるの あなたがどこにいようとも
心の底からの祈りよ届け

置いてきた夢と再び会えたら
逃がさないでいて 後悔無いように
つなぎとめてずっと あなたのその手で
星と共に光る あなたの願いを

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2年も間が空いてしまった…復帰第一弾はまさかのバラード。

この曲に関しては解説すると果てしなく長くなるので、
何回かに分けて説明します…。

タイトル通り、テーマは「祈り」
久々の新曲にして、久々に誰か1人を思って作った曲。
そのお方は、横浜DeNAベイスターズの倉本寿彦選手です。

タイトルについて。
横浜DeNAベイスターズの選手は、それぞれにパーソナルスローガンというものがありまして。
倉本選手の場合は「PLAY FROM THE HEART」です。
祈りの歌ということで、スペルを一つ変えました。
最初からもうタイトルはこれしかないと思ってましたよ。

彼は今シーズン序盤、非常に苦しんでいました。
そんな彼を見て、いてもたってもいられなくて、うずうずして、
「私は、何があっても祈り続ける。それを形にしたい!」と思って作った歌です。

とりあえず今日はここまで。あと2回ぐらいこの曲に関して投稿します。



ハイパーノヴァ☆スラッガー

今こそ立ち上がれ星の欠片よ
生まれ変わる夜明け前に
昨日より熱くきらめいた祈りを掲げて


新たな一歩を踏む足に 強い気持ちがあるのは
目を逸らしたくなる光景に向き合えてたから
頬を撫でる風につられて 振り向いて見上げた時
満点の輝きにちょっとだけ足がすくむけど

今こそ立ち上がれ星の欠片よ
走り出したら止まれない
夢見がちな日を抜け出して 夢から覚める日が来た
そう 想いを乗せた光は この腕で空の彼方へ
昨日の僕に勝てるように 今日を生きていく


聞こえた声を全部聞いて繰り返すその場しのぎ
取り戻すのは失いかけた自分の立ち位置
迫り来る大きな嵐を綺麗にかわせないなら
傷だらけでも守るのが僕らのやり方だろう

今こそ立ち上がれ星の欠片よ
このままで終われないから
全ての希望を吸い込んだ黒い渦を吹き飛ばして
そう 想いを乗せた光は 新たな歴史を刻んだ
淀み無き心が見据えた願いを掲げて


今こそ立ち上がれ星の欠片よ
生まれ変わる朝の日差し
青く澄んだ流れの中に 恐れずに飛び込むんだ
そう 想いを乗せた光は 遥かな海を越えていく
明日へ導く舵を切った僕らを信じて

最高の舞台に降り立つ未来を信じて

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横浜ファンなら、歌詞を見て「あっ!」って思う箇所がいくつかあるでしょう。
その箇所を、横浜ファンじゃない人に向けて全て解説します。

☆チームスローガン全部乗せ。
まず、横浜ベイスターズが横浜DeNAベイスターズになって4年目。
プロ野球の球団には毎年「チームスローガン」というものが決められます。
DeNAになって以降、今年までのチームスローガン4つは…
「熱いぜ!横浜DeNA」「勝」「心」「導」です。
4つあるサビ部分にそれぞれ入れましたよ。
「昨日より熱くきらめいた」「昨日の僕に勝てるように」
「淀み無き心が見据えた」「明日へ導く舵を切った」
しかも全部同じメロディーのところに!!

☆目の前で優勝を見せられて。
「目を逸らしたくなる光景に向き合えてたから」
去年、巨人が優勝したときの球場が横浜スタジアムでした。
グラウンドで原監督の胴上げが行われる中、
印象に残ったのは、それをベンチから見ていた梶谷選手と黒羽根選手でした。

☆\横浜優勝/は夢じゃない。
「夢見がちな日を抜け出して 夢から覚める日が来た」
横浜が試合に勝つたびに、ファンによるTwitterでの\横浜優勝/というツイート。
はたから見れば、暗黒からの現実逃避、
夢見がちな人たちが1試合1試合必死に楽しんでるような感じかもしれません。
しかし今年は夢じゃないです。狙えるんです。

☆4番、韋駄天、元キャプテン。
「この腕で空の彼方へ」
「新たな歴史を刻んだ」
「恐れずに飛び込むんだ」
この3つ、どう見ても選手の応援歌から拝借してますねwww

☆スタイリッシュに勝てないけれど。
「傷だらけでも守るのが僕らのやり方だろう」
中々完封で勝つことが難しいというか、初回失点多いですよね。
でもいいんです。最終的に勝てば!!
元々綺麗に勝てるチームじゃないのは分かってます!

☆「STAR☆CLUSTER」に続いて…。
「星の欠片」は、選手や球団スタッフ、ファンを全て含めた、
ベイスターズに関わる全ての人間を意味して書きました。


…そんな感じで、今回の歌詞は色々ぶち込んでみました。
歌詞書くのはいつも大変だけど、今回もキツかったけど、
なんやかんや楽しかったです。
元々明るい曲を作るのは苦手だったのですが、
この曲は結構楽しみながら書いてました。
一体私はどこまでブログを放置するんだ(真顔)
そんなわけで、今作ってる曲について、もうすぐ完成しそうなので詳細を。


タイトルは「ハイパーノヴァ☆スラッガー」
横浜DeNAベイスターズを応援するために作った曲第2弾ってところです。
野球に詳しい人なら分かるでしょう。この曲のメインテーマは筒香嘉智選手であること。

今年はなぜかスタートダッシュに成功してますからね。
交流戦、どこまで堪えられるかがポイントです。


明るい曲に仕上がってます。
そして、ベイスターズを応援する愛で構成されています。
冗談でもなくマジで。ベイスターズファンなら誰もが「お?」と思うような内容にしてます。
それゆえやはり作詞には苦労しましたwwww

作詞は全部終わりまして、現在は音源の調整作業中。
その後にボーカロイドに歌わせて、例のごとくash-manに絵の依頼をしてUPするよ!
5月中にUPしたかったけど無理だった!!!6月中にはなんとかする!!!


もしも僕が君を見つけられなかったら
不安で振り返った
見抜いたように微笑む君は言う
「私が見つけるから」

欠けていく光を満たせたら迷いは晴れるのだろう
それまでは覚めない夢のままで途絶えないで

強い風に離された手を もう一度つなぎに行くよ
消えかけた体を引き止めるため 大きな水たまりを蹴って
鍵を開けて溢れたものが深すぎる闇だとしても
一歩も後ずさりはしない

誰も踏み込めない 振り返った過去を
「昨日」と切り捨てるのは
顔を背け 逃げたのではなくて
痛みと向き合えたから

砕け散る欠片を悲しそうに集める君を前に
立ち尽くす臆病な僕だけが映っていた

強い雨に打たれた声を もう一度伝えに行くよ
隠した涙を探し当てたとき 怯えずに君の目を見るよ
僕のためについた嘘を夕霧と共に払った
霞んだ空が生まれ変わる

悲劇を通る足に絡んだ糸をほどいてみた
君の心を明かす覚悟をこの胸に抱いて

強い風も 強い雨も 越えることができたなら
君はどんな目をしてくれるのかな 笑って待ってくれるのかな
触れた指に伝える願い 約束が今果たされる
君の肩に並ぶように

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作ってて死ぬかと思ったピアノバラード男の子目線。
タイトルの意味は、かつて天文学で使われてた“冬至点”を意味する、
“the first point of Capricorn”からです。
※現在は使われておらず、winter solsticeなどと呼ばれています。

元々この曲はタイトルが全くもって決まらず、
この曲を披露する日が冬至に近かったから…という、わけのわからない理由で付けられました。
あと、私の好きなゲームの一つ、“NiGHTS”の曲に、
“Gloom of the N.H.C”というのがありまして、完全にそれを意識しましたwww
今思うと本当にわけが分からないタイトルである。まぁいいか。



相変わらず作詞には苦労するわ…今回は1ヵ月半かかった…。