身体がボロボロになるまで働いても、家族を持つことはおろか、自分の日々の食事さえしっかりとることができないたくさんの人々。明らかにここ20年余りの国民に「自己責任、弱肉強食」を押し付ける新自由主義的政策の結果と思われる。
「政治は現実との戦いであり、ある意味妥協だ。理想に程遠いからといって批判ばかりするな!ベターな社会になるように党も全力で頑張っているのだ!」と幹部は言う。そして「先生の作られた党だぞ!それをおまえは信じられないのか?」とも。だが、20年以上の長きにわたって「同志」が政権の一角を占めながら、ここまで国力を衰退させるとは、何をどう考えても、ちょっとおかしくないかと思う方が普通ではないのか?
「長い目で見ろ」という人もいる。「大悪起これば、との御金言を知らないのか?」という人も。批判的なことを口にすれば「じゃあ、やめれば」と吐き捨てるようにいうのもいる。だが、いったい誰が組織と党を批判したくて何十年も選挙、折伏、選挙、折伏…と、季節も昼夜もなく、金も暇もないなか戦いつづけるものか!ご本尊には足がない、だから自分が代わりに歩いていくのだと誰が海外まで行くものか!
力ある仏法は、言い訳でもなぐさめでもなく、リアルに現実を変えていくためのものだ。もう一度言う。経済は延々と低迷し、激しい天変地異に間断なく苛まれ続け、疫病流行に右往左往し、思いもしなかった戦乱まで勃発するような安国論に記述された通りの「三災」に翻弄される日本の現実がなによりの現証ではないのか。敢えて何度も問う。何かが、どこかが間違っているのではないのか?