ヨイショするマスコミ | ブラック・アングル あばれイッキュウさんのブログ
安倍政権をヨイショするマスコミ記事とガッカリする中身 

    参議院選挙を迎えて最近のマスコミ記事は、安倍内閣スゴイのヨイショ記事で溢れています。 

    こうした中で、安倍政権批判の映画「新聞記者」を見に行きました。  日曜日のせいもあり、思ったより沢山の30名を超える観客がいました。  帰ってインターネットで観客動員数を見てみたら、第1週10位が今週は7位にUPしていました。  

   しかし、最近のマスコミの安倍ヨイショはすごいですね。     

ヨイショその1      

「税収がバブル景気の時期を越え過去最高。来年は消費税増税でさらに税収増。」 

    その実体は、国民収奪の消費税がバブル期に5兆円が17兆円に12兆円増。さらに、来年は5兆円増ですぞ。  その一方、金持ちに恩恵が大きい所得税は26兆円が19兆円に、法人税は18兆円が12兆円に減っています。  普通に書けば、貧乏人に増税して金持ちに減税する安倍政権ですよね。    

 ヨイショその2     

「安倍政権になって株価は上昇。これはアベノミクスの効果。」  

   その実体は、午前中の株価が、前日の終値を0.5%以上下回れば日銀が株買いに出動。今年の5月は19営業日中半分以上の10日間買い出動。これで日銀は、来年には年金基金を抜いて日本一の株所有者に。安倍は国家社会主義者?     

ヨイショその3     

「年金では生活できないから投資で老後資金を確保」     その実体は、昨年9月に日経平均株価が24,000円を越えた時、 兜町は年末30,000円と囃したて、年金生活者を含めた個人投資家が老後資金の確保のため株取引に手を出しました。ところが年末には19,000円に大暴落して多くの投資家が平均2割の大損をして撤退しました。 

    そのため、政府の介入しないアメリカの株価は米中経済戦争の影響で昨年12月に暴落したものの、現在26000ドルに回復し、史上最高を記録しているのに、日本の株価は低迷したままで日銀が連日買い出動で株価を維持する状況。      

  安倍政権は、株は上がるという飴を信じて株を買い、暴落で撤退した投資家を、老後不安という鞭で株式市場に再び誘導しようとしています。     

グラフ1は、税目別税収の推移。     

グラフ2は、株が下がれば日銀買い出動。     

グラフ3は、株が回復したアメリカと低迷したままの日本。