向上しないモラル | ブラック・アングル あばれイッキュウさんのブログ
昨夜BSでやってた男はつらいよ寅次郎シリーズ、
少なくとも、もう30年以上前に上映されたと思う。
マドンナ役の吉永小百合は輝いていた。
もちろん、今でも輝いているが、、

調べたら、第13作 寅次郎恋やつれ 1974年上映で、吉永小百合は図書館勤務役として出演していた。

まだこの頃は、喫煙シーンがかなりあり、煙草が演出の上では、いいアイテムであった。

いつの間にか、喫煙者は片身が狭くなり、煙草そのものが、居場所のないくらいの存在になった。

もとから吸わないので、特に何も思うことはないが、世の中の変化は覚醒の感がある。

それに比べて、食品ロスは昔も今も変わらない。いや、寧ろ酷くなったのではないか?!

二十歳前に大学でこの問題を取り上げ、研究発表した。つまりあの当時から(37年前)少しも変わってないということだ。
あの当時、一流さを争う高級ホテルは、廃棄される残飯の量で競ってた。
今もそうかも知れない。それにしてもあり得ない。海外にはまともに食べることが出来ない人がどのくらいいることか?

今年もまた恵方巻が売り出されるシーズンが来る。毎年売れ残った大量の恵方巻の廃棄が問題になる。
見かねた農水省から異例の通知が来た。
「需要に見合った販売を」
スーパーやコンビニに対しての苦言

お店に卸すメーカーは、売れ残りよりも恐いのは品切だ。せっかくまだ売れるのに品切を起こしたらペナルティーが課せられる。
だから例え売れ残っても大量に作らざるを得ない。
お正月料理もクリスマスケーキもハロウィンもバレンタインデーもすべてこの方式だ。
いい加減、廃棄への罪悪感やモラルの向上はないのか?
煙草は目に見えるから喫煙者には気の毒だが、徐々に減りつつある。
だが、最近こそSNSで公表されてはいるが、人の目につかない廃棄、食品ロスは少しも改善されない。
ようやく政治も動き出してはいるが、法的罰則や強制力もないため、現場に改善の空気はない。

いったいいつまで我々はこのような愚行を繰り返すのか?


危ないよ‼