ずいぶん前から産経新聞は実質的に全国紙ではありませんでした。20年前に京都支局の記者に聞いたところ、同紙の京都府内での部数は1万部以下。いまはもっと少ないでしょう。2002年に東京本社エリアで夕刊を廃止してからは優秀な人材は他社へと転職。人材もいない、読者も少ない。これで全国紙の看板を上げている方がよほど厚かましい。
産経新聞といえば安倍政権べったりの御用新聞。読売も御用新聞と呼ばれてはいても、読者層が幅広いので少しはバランスを取っています。ですが産経の場合、政権やネトウヨに媚びることが著しく、その結果が全国紙から地方紙への華麗なる変身という有り様。
ちなみに、"大作家・百田尚樹センセイ"の新刊『日本国紀』もウィキペディアなどを盗用した疑いが持たれているとか。自称文芸評論家の小川榮太郎の撃沈といい、ネトウヨ相手に商売して儲かるのは過去の話です。新聞なら新聞らしく、右左の党派性を帯びることなく権力の監視を続けることが大切です。
■「全国紙」の看板下ろす産経
https://facta.co.jp/article/201812031.html