青春対話(池田大作)より
正しき歴史観をもて
本当に危険だ。
悪い行動を反省するのを、「自虐」と呼ぶなら、戦争を肯定するそういう人たちの歴史観は
「他虐(他人をいじめる)史観」とでもなるのだろうか。まったく論理になっていない。
しかし、それだからこそ危険なのです。
ヒトラーの話だって、
論理的には、めちゃくちゃだった。
しかし、あれだけの人々を
引きずり、大悲劇をもたらした。
そもそも国家主義というのは、人の理性に
訴えるよりも、どろどろした情念に訴えるものです。
だまされないよう、しっかりした
歴史観が大事です。
中国に日本が何をしたのか、はっきり「事実」
を認識しなければ、日本という国の「現実」も
見えてこないでしょう。