■こうも軽々しい「閣議決定」~昭恵夫人の正体は「アキレオン」だった~
昭恵夫人が「公人」か「私人」なんて、わざわざ「閣議決定」することですかね。ちょっとどころか、これ国として、かなり恥ずかしいことですよ。
日本国憲法と内閣を愚弄した行為だと、僕は思いますけどね。自分達で自分達の内閣の低能、幼稚さを認めたようなものです。
晋ちゃんの奥さんが苛められそうなので、証人喚問から守るために「私人」って、ことにしてよね。そうしないと僕ちゃん困るからさ~。
って、言っているようなものです。
そもそも論として「閣議決定」って、何ですか⁉
「憲法や法律で内閣の職務権限とされる事項や国政に関する『重要事項』で、内閣の意思決定が必要なものについて、全閣僚が合意して、政府の方針を決定する手続き。法律条約の公布、法律案・予算案・条約案などの国会提出、政令の決定などに際して行なわれる。」(テジタル大辞泉より)
となっています。つまり、元来、法律案、法律条約の公布、外交条約案、予算案などの限られた、国政に関する『重要事項』に関わることについて、内閣の意思の統一と確認をすることが「閣議決定」の意味だと、いうことです。
首相夫人が「公人なのか、私人なのか、はたまた詩人なのか」なんて「閣議決定」に馴染まない案件ではありませんか。
仮に今後ともあくまで「私人」だとするならば、公務と称される行事の参加や外遊時の立場も私人ならば、それらに伴う政務費(経費=税金)との矛盾は、どう説明するおつもりなのでしょうか?
ざっと、目についた近年の県議や市議の政務に伴う、夫人の旅費の事件だけでも拾ってみます。
①県議長も務めたこともある、兵庫県議・加茂忍氏(64)の場合、視察旅行に妻を同伴させたとして、6期目に落選しています。(2015.4.13 神戸新聞)
②石川県の西田昭二県議(47)の場合は、家族同伴で、有馬温泉やUSJに行った旅費を政務活動費から支出したとして、全額返還しています。(216.9.29 産經新聞)
③大阪府阪南市の見本栄次市議(64)の場合、島根県への視察旅行(2泊3日)に際して、妻同伴分の経費を政務活動費から、支出ておきながら収支報告書には、記載していなかった為、妻の分を返還し、過去の分も含めて総額66万円を全額返還することになった。(2016.10.3 毎日新聞)
とまあ、全国の市県議クラスは、常態化している悪弊なんでしょうけど。このクラスでさえ、政務活動費からの「私人」である「妻」の公費の支出は、認められていませんし、発覚すれば、返還やら、落選やらが待っているわけですよ。
そのくらい一般世間は厳しいのですよ。それが、何千万や時には何億円も掛かる外遊だの国内行事に、「私人」である「妻」を伴って行く、首相の政務活動費(税金)へのケジメは、どうつけるんでしょうか。
首相だから、仕方がないと多めにみますか。都合が悪い時には「私人」で、公務に伴う時は「公人」とでも言うおつもりなのでしょうか。
まったく、貴方の奥さまはコロコロと立場で、色を変える「カメレオン」=「アキレオン」なんですかね!