こんな世界があるとは・・・
染まらない自負があったのに、もうどうでもよかった。
本当にユバ子の言う通り、来てみなきゃわからなかった。
そして、ユバ子が見つけたターゲットを、まるでおこぼれにしゃぶりつくようにもてあそんでいた。
○の、生かさず殺さずや

顔を出してまでいたぶる。
サイコパスなのか、はたまた感情を持っていないのか、
そういえば、そんなアリアの本性を本能でかぎ分けたのか、最近奈々が冷たかった。
まるで猫なのに、自分の子供のような溺愛だったのに、何処へ行くにもまるで連れ子だったのに
いつも一緒だった。
そんな奈々が最近アリアへ距離を隔てるようになっていた。


スナックすえひろの夜はふけて
