いいかげんな風潮 | ブラック・アングル あばれイッキュウさんのブログ
大手がやることだから、大丈夫だろうと思っていたら大変なことになる昨今の風潮
耐震性が基準以下のゴムを平気で使い、ビルが建ってバレてしまい、大騒ぎしているのに、そのそばで、まだそのゴムを建物以外でも使っていたことが発覚。

マンション建設の土台となる杭の長さのデータを納期もあり、面倒だったのか、すでに使ったどこかの建物のデータで誤魔化す。
そして、傾いているのでは?の住民の問い合わせに、東日本大震災の影響だと悪びれもせずいい放ち、

環境実験の時だけ排ガス基準に適合させ、市街地を走るときには、基準をクリアできていない車を平気で売り続ける

どこも、公になってからお騒ぎになり、慌てふためく。

どれも発端は、その場しのぎの短絡的発想で物事を長期では考えられない風潮にある。
すぐに、利益を出さねばならない、今すぐこなさなければ許されない。誰に?
株主、オーナー、つまりはそこしか見ていないのかも知れない。

そういえば、昨年廃業した中堅物流会社がやったこと、倉庫代を浮かすため、川越の奥の敷地にあった建物を使えば安く済むとばかりに急きょ移動。
ほとんど素人がシステムを作り、棚もないまま、無理矢理商品を移転させたせいで、何がどこにあるかわからない、注文がきても何がどこにあるやら、、、
営業が受けた注文を、メーカーはもちろんそこの住所に届けるのだが、その場に放置、
じゃまだから奥にしまう。
それを1日何度も繰り返すうちに在庫の商品に混ざり、初期に納品されたものは、もう取り出すこともできないほど奥へ入っていく。かたずけられないどこかの人の家の巨大盤になり、届かない商品にしびれを切らして営業自ら探しに行く始末。
1日100人は下らない人間たちが、まるで宝探しにでも来たように、必死に探しまくる。
休みの日は、全社員が駆り出され、周囲の住人からすれば、何が起こっているのか?まるで、どこからともなく集まり、あてもなく歩き回る集団にさぞや異様な光景に映ったことだろう。
商品は終には建物内に入り切れず、外に溢れ、雨が降ってきたと、ビニールシートをかぶす。こんなことが長続きするわけはなく、
案の定、廃業、事実上の倒産

当たり前だ。