森田実さんの言わねばならぬ
より
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《本を読む》
「英語で学ぶ御書」編集委員会編
『英語で学ぶ御書 The Gosho in English』
(第三文明社、2015年1月2日初版第1刷発行、1000円+税)
御書と英語を同時に学ぶことができます。
「いまや創価の広宣流布運動は、世界で同時に進行する時代を迎えました。
日蓮大聖人の御書も10以上の言語に翻訳され、
人種や国境を越えて、
世界各地で学ばれています。…」
(「英語で学ぶ御書」編集委員会)
多くの人々が望んでいた本が出版されました。
私も、英語に翻訳された御書を読んでみたいと思っていました。
御書はいま全世界で読まれています。
創価思想は国際化しています。
日蓮大聖人の思想と創価思想は世界で学習されています。
御書は創価思想の原点です。
世界を平和にする宗教思想です。
最近、多くの新しい信頼し尊敬すべき友人を得ました。
この信頼し尊敬すべき友人の中に創価学会の会員の方が多くいます。
これら創価学会員は今日、法華経、日蓮大聖人の教え、創価思想に通じています。
専門家です。
私は、これらの友人たちとの法華経、日蓮大聖人の教え、創価思想の面での知識の差を少しでも埋めたいと考えて、いま一生懸命に勉強しているのですが、追いつくのは絶望的です。
しかし諦めずに亀のごとき遅い速度ですが、努力しています。
もう一つ、英語の勉強したいと思ってました。15年ほど前まで英字新聞を読んでいましたが、視力が衰えたため購読をやめました。
この頃から英語を使う機会がまったくなくなりました。
もともと低水準の英語力がゼロになってしまいました。
何とかしなければと思っていましたところ、新聞広告で本書の出版を知りました。
もう一度やってみよう、という気になりました。
実際に読んでみますと、非常によい本です。
ありがたいほど優れた御書と英語の学習書です。
いま、毎晩、感謝しながら勉強しています。
立正安国論を英語にしますと、On Establishing the correct
Teaching for the Peace of the Land です。
これを日本語に訳すと「国の平和のために、正しい教えを確立することについて」ということになります。
開目抄は The Opening of the Eyes
です。開目抄の中の次の言葉とその英文を以下に引用します。
《我並びに我が弟子・諸難ありとも疑う心なくば 自然に仏界にいたるべし、天の加護なき事を疑なざれ 現世の安穏ならざる事をなげかざれ、我が弟子に朝夕教えしかども・疑いを・をこして皆すてけん つたなき者のならひは約束せし事を・まことの時はわするるなるべし》
《Although I and my disciples may encounter various difficulties, if
we do not harbor doubts in our hearts, we will as a matter of course
attain Buddhahood. Do not have doubts simply because heaven does not
lend you protection. Do not be discouraged because you do not enjoy an
easy and secure existence in this life.
This is what l have taught my disciples morning and evening, and yet
they begin to harbor doubts and abandon their faith.
Foolish men are likely to forget the promises they have made when
the crucial moment comes》
これを現代語に訳すと次のようになります。
《私も、そして私の弟子も、いかなる難があっても疑う心がなければ、必ず仏界に至るのである。
天の加護がないからと信仰を疑ってはならない。
現世が安穏ではないからと嘆いてはならない。
私の弟子に朝に夕に教えてきたけれども、疑いを起こして、皆、法華経を捨ててしまったようだ。
拙き者の常として、約束したことを大事な時に忘れてしまうものである。》
以上は一例ですが、御書が英語を通すことによって、中身の理解が進むような感じがしています。
自分自身のなかで相乗効果が働き始めたような気がしています。
英語で学ぶ御書を、私は枕もとに置いて、毎朝毎晩少しでも勉強するよう努力を始めたところです。
高校生、大学生の皆さん。御書と英語を同時に学びましょう。
第三文明社の社長さん、編集局長、社員の皆さん。
よい本を出版していただき、深く感謝します。