Day 6 クッチャロ湖から網走湖
朝6時、雨はまだ降っていた。
雨のような、霧のような！
テントの外に立つと、少し雨で身体が濡れる。
ポールを忘れたのでタープの端を木の枝にくくりつけ、
雨をしのいだ。
気象庁の予報では、雨雲は全く無し！
他のキャンパーは、撤収して去って行くものもいた。
こちらは、朝食のサンドイッチを、食べたり、
コーヒーを沸かして、待つ事3〜4時間。
10時過ぎにはすっかり止んだ。
では撤収を始めるか！
のらりくらりと他のキャンパーと駄弁りながらの作業。
11時頃 出発
オホーツク沿いの海岸線を南下！
気持ちいいルート。
雨が止んでいたせいかも知れない。
途中、道の駅 マリンワールド？？ で休憩を取ろうと入ると、
たまたまバイクを止めた前に
一人の若者が胸に大きな紙をぶら下げている。
「雄武」 と書かれてある。
すぐにピンときたので、ヒッチハイクされてるんですか〜？
と尋ねると、「そうです。」
との返事！
難しくはないですか？
と聞くと、簡単に止まってくれます、特に北海道は、、、！
彼は愛媛からヒッチハイクで来ており、
ヒッチで日本一周をしている最中！
彼はこうも言った。
彼はそれまで人と話すのが苦手だった。
そこで出来る限り、色んな人と話しをしたかったので、
この方法をとったそうだ。
ヒッチをしていて、車の中に入ると運転手に
不審感を与えないためにも、
何か話しをして、変な人間に思われないようにこころがけているそうだ。
しかし、彼と話していて、
もうその必要性は無いような気がした。
見たところ学生のようであったが、立派な大人にみえた。
今日の目的地は網走湖にある呼人浦キャンプ場
️そこまで300キロ以上ある！
結構な距離だ。
しかし、渋滞のような事は全くなく快適だった。
昼飯にラーメン屋に入る時、一人のライダーと知り合う。
彼ははスクーターで周っていて、
東京から来ている。
スクーターで、、？？
と聞くと、スクーターは千歳でレンタルしており、
飛行機で来ているとか、、、！
時間が無いので、飛行機で来て予定コースを走り、
飛行機で帰る！
なるほど、、、！
時間を上手く使っているな！
と感心した。
私の場合、時間はたっぷりとある。
仕事をされている方から、ある意味羨ましがられるが、
本人にとっては、そうでも無い。
毎日する事が無いと言うのは、どれだけ苦痛か？
たまたま、バイクに乗っていたので、
ツーリングを始めただけの事。
これがまた性に合っていた。
しかし予算に限りがあるので、
そうそう好き勝手に走ることは出来ない。
40年以上も働いてきたのだ！
それくらいはしてもいいだろう〜？？
とヨメハンを説得？？
年に2〜3回はツーリングしている。
バイクには月に何度かは乗るようにし、
自宅の近場をウロウロしている。
やはり、常に乗っていないと、運転の感覚が鈍る！
乗り方を忘れる？ と言ったら変かも知れないが、
歳を取って来ると、記憶力がだんだんと衰えてくる。
ツーリングしていて、見かけるライダーは結構年輩者が多い！
俗に言うリターンライダー！
キャンプ場に到着！
網走湖沿いにあり、眺め良しである。
結構広い！
設備も無料にしては、良く手入れされている！
キャンパーのマナーも良い、、！
適当な場所でテント設営！
近くにホテルがあり、日帰り温泉
️
はあるかと尋ねたが
料金が合わないので、他を探して、そちらへ行く。
ここから12キロ！
バイクならすぐに着く！
温泉に入って戻ってくると既にあたりは薄暗くなりかけていた。
早速夕飯の準備？
と言っても、途中で買ったサラダセット
とコンビニ弁当にビールのアテ！
しばらくして、見知らぬ人から声をかけられた。
北岡さんですか？
いえ、北風です！
文字で書くと、時々間違えられる事がある。
その方、私の友人の友人らしい！
私の友人は、私が今ここにいるのを知っているので、
声をかけてみてはどうかと彼に勧められたそうだ。
少し話しをした。
友人とは、良く一緒にキャンプされているようだった。
