あ@仮想はてな物語 嘆きのゴキオーラ 43/61 | 絵じゃないかおじさんのブログ

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雷丘はアッという間に登れるちっちゃな丘だ。マムシに注意の立て札もある。オレはもうそれだけでビビってしまう気の弱い人間だ。ゴキオーラをポケットから出してやり、雑草の生えていない登り道を1mほど上がり、そっと置いてやる。マムシのことがあるので置くや否や飛び降りるようにして車道に戻った。今日は、オレもサヤカに頼んでゴキブリに変えて貰う予定である。変身時間は5分しかない。丘の裏手に回って狸の置物を撫でながら一心に呪文を唱えた。例の「ゴキゴキ」願いだ。

 

うん、うまくいった。

{ゴキオーラ、お待たせ}

{悪いのう、ドッさん}

{気にするなよ。その内どんとお返ししてもらうから}

{おお、何でも言ってくれ}