自分がふと口にした言葉にいちいち誰かが飛びついて
記録するなんて考えもしませんでした


そうと知っていれば
こっそり自分の殻に逃げ込んでいたでしょう
水面に揺れる涙
素っ気なく受けとめ


人一人が強く生きる術は 己が独りで歩むべきもの

ここに入れば後悔と失望にうちひしがれる

素朴で純粋な過ちは水面に揺れ見えなくなる

なぜ人は
仕事というものを
ひどく深刻に考えるのでしょう

不思議です

誰のために?

自分のためにでしょうか?

人はすぐに死んでしまうのに

同世代の人のため?

後世の人のため?

そうではないでしょう

やはり
わからないままです


仕事は
人生に実質をもたらす唯一のものです

とはいうものの
わたしたちの達成することなんて
石鹸の泡のようなものにすぎません

わたしたちは
みな二本足の獣で
猿の子孫なのです