今回は、タグリッソの有名な(?)副作用としての皮膚トラブルについて、私に起きたこと書きたいと思います。

基本的には、タグリッソによる私の皮膚トラブルは、これまで軽微で済んでます。

まず、タグリッソを服用し始めると、胸のみぞおちの周辺がざらざらした感触になり、発疹が出始めました。
顔の皮膚は乾燥しがちになり、おでこや、鼻の横に肌荒れが見られるようになり、口の周りにニキビが出始め、口角炎も発症して、なかなか治りませんでした。
また、頭皮にも発疹が出ました。

当初ヘパリン(ビーソフテン)をこまめに塗って対応していましたが、今はこれらの症状はかなり軽微になっていて、めんどくさくなって、あまり使わなくなっています。

あと、タグリッソの副作用で有名なのは指周りのトラブルですが、私の場合は、手の指先が乾燥したり、小さな傷ができたりはします。
幸いにもまだ爪囲炎は起きていません。

指先乾燥ですが、時々ひどくなり、指の腹の皮が薄くなり、水仕事にゴム手袋が必要になることがあります。

また、指先にできる小さな傷は、最初はほんの1mm程度の小さいひび割れなのですが、割と痛みがあります。
小さいのでそのうち治るだろうと放置していたら、場所的に水仕事の影響を受けやすいこともあり、一度悪化させて爪囲炎の一歩手前(中から肉芽が出てきました。。)までいきました。
前にも書きましたが、タグリッソを飲むと、とにかく傷が治りにくくなります。

当初、通常の絆創膏等で対処したりしてましたが、指先なので、すぐ駄目になります。
指先用の絆創膏もずいぶん使いましたが、毎日張替えになります。
ひび割れ用の絆創膏も試しましたが、保湿効果を狙うためか粘着物質が特殊で、指先には使いにくかったです。
いずれにしても、なかなか治りにくく、放置するとひどくなるし、小さい傷なのですが厄介でした。

色々試した中で、最終的にたどり着いた対応策は液体絆創膏でした。
アルコールが多分に含まれていて、塗る時にとても、とても、とてもしみますが、小さいひび割れのうちに塗って蓋をします。
この蓋は短時間で固まり、意外と耐久性があります。
また、はがれそうになってきたら、上塗りすることもできます。

この液体絆創膏を塗ると、数日できちんと治るというか、少なくとも傷はなくなることが多いです。
アルコールで傷周りの細胞ごと殺してしまっている感じで、爪囲炎の治療で使う液体窒素による凍結療法に、原理的に近い気がします(程度が全く違いますけど)。

もし、似たようなお悩みをお持ちの方がおられたら、試してみて下さい。