気になっていたんですよ。映画LIFE!です。
予告編をテレビで見た時からもの凄く見たくなったんです。
クィーンのボヘミアン・ラプソディーに乗って描かれるある男の妄想の世界がどうしようもなく印象的なCMです。
当初嫁と見に行く予定でしたが、上の子と二人で鑑賞してきました。
因みに上は12歳で、映画館での字幕映画鑑賞は初めてでした。
嫁と下の子はショッピングして時間を潰してくれるというので、今日は朝から下の子のスイミングスクール。それから映画鑑賞と結構もりだくさんの内容でした。
LIFE!ですが。
映画のネタバレはできません。
でも、以下ちょっとネタバレもあるかもです。
主演はベン・スティーラー。
実は私この人を知りませんでした。ナイト・ミュージアムの人と言われれば解りはしますが、それでもナイト・ミュージアム見てないので何ともです。
この映画なんと1939年!?に短編小説化された『虹をつかむ男』ってのがベースだそうで、それを現代に置き換えたのがこの映画LIFE!なんだとか。
誰しもが知るアメリカのグラフ誌『LIFE』の写真管理部で、臆病で不器用なウォルター(スティーラー)は実直に働き、しかし変化の無い毎日過ごしていました。
彼の唯一の楽しみは、単調な現実から逃避して刺激的な空想にふけること。
そんなある日、『LIFE』最終号の表紙を飾る大切な写真が行方不明になり、ウォルターは一大決心して冒険カメラマンのショーン(ショーン・ペン)を探す困難な旅に出る事になります。
ショーン・ペンが現役で想像よりも若くてビックリです。
ステイトオブグレースの頃のすれた感じがまだ少しある老人ってのが凄いねw
『毎日、同じ生活を繰り返していますか?』
『仕事で失敗をしたことがありますか?』
『自信を失くしていませんか?』
『空想することはありますか?』
どこまでが空想で、どこまでがそうでないのか?
主人公の空想僻のせいで唐突に空想の世界に入り込むのですが、その入り口と出口がだんだん解らなくなって、どこまでが現実なのか解らなくなるw
ただ映画全般に流れる圧倒的な『ポジティブ』のエネルギーは心地いい。
『自分を変えたいと思いますか?』
ああしたらどうなる?こうしたらああなるかもしれないからなぁ・・・とか。
最初は何でも後ろ向きな主人公が、自分が超えなければならない壁に直面してからの葛藤を経て変わる様子がとにかく痛快。
『やりたかったこと・・・沢山あったんだ。』
『人生はきっと・・・。知らない世界に飛び込むことよ』
映画を見ている観客にわかるスピードでじょじょに変わるんだ。
これは面白い切り口の映画です。
とにかくポジティブ。
全部うまく行くんです。
でも凄い事にチャレンジしてる。
でも、覚悟もあるし普通出来ないこともやってるし、笑いもあるくらいふっきれてる。
圧倒的ポジティブシンキング。
ここまでやると気持ちいいw
最終的に主人公がどうなったのかは是非映画で確認して頂きたい。
私的にはかなり満足のラストシーンでした。
どうするんだろうと思っていたのですが、私的にはめちゃめちゃうまくまとまっていたので文句無しです。
確かに誰かのLIFE!を見た。
アイスランド、グリーンランドの美しい自然と、その上で展開される誰かの人生。
う~ん。そうだよな。
人生って、実際に動いて色々な人に会って、話して、行動して。
ずっと連続して行われる事なんですよね。
一つだけケチをつけるとしたらこの映画の言う冒険はアメリカ人に向けたられたものであって、その他の国の人は同じ条件で映画の言う冒険は出来ないかも知れないなということろ。
主人公ウォルターはどこでも行っちゃいますが『英語は話せるか?』『英語解るか?』と言う台詞が何度か出てくる。
そう、彼らの冒険に語学学習は必要無いのだ。
母国語である英語を話せれば冒険に出かけるられるのだ。
そこが他の国の人と違ってハードル低いよなぁって思う。
ただ圧倒的なポジティブ思想だけでも体験する価値ある映画かも。
元気になりますよきっと。
『今を生きる全ての人へ。』
いろんな世界を見にいこう。
壁を越える勇気を持とう。
いろんな人と出会い。
もっと
もっと
分かり合おう。
きっと
それは
本当の
人生を
生きる
喜びだから。
LIFE!
映画って凄いですね。
最近若い人の映画離れが叫ばれていたりして、実際今日の映画館もガラガラでしたがこんなにすばらしい体験をくれる場所、絶対残さないといけませんよ!
何でも簡単に手に入るこの時代ではありますが、やっぱり音響設備の整った映画館で見る映画の世界は圧倒的。
自宅じゃぁ無理ですよねやっぱり。
映画見に行かなきゃな。
次はテルマエロマエ2かなw