「新規ワイナリーが多め、道産ワイン多めの試飲会」
2024年6月30日(日曜日)
1部14:00~15:00
2部15:30~16:30
「原田商店」
北海道恵庭市栄恵町70番地
会費:2,300円(税込)
【イベント概要】
2024年6月30日(日)に店舗営業しながら開催する有料試飲&販売会。
日本ワインとナチュラルワインが試飲できます。試飲時間は1時間、入れ替え準備に30分のインターバルを設けています。
※試飲会に出されたワインは基本的には購入できますが、入荷数量が少なく希望者が多い場合は抽選になります。
今回は【フェルム36】も含め、全部購入できました。
今回の「ワインリスト」
【ミソノヴィンヤード】ナイアガラ 2023
【ミソノヴィンヤード】ホワイト・デラウェア 2023
【ハマダヴィンヤード】Hamada Vineyard Blanc 2022
【山﨑ワイナリー】ソーヴィニヨンブラン2023
【MARO Wines】シャルドネ 2023
【西尾ヴィンヤード】La Tradition risè 2022
【西尾ヴィンヤード】La Tradition rouge 2022
【フェルム36】Yamano-Vin-Se 2023
【フェルム36】Remerciements 2022
計9本の日本ワインの試飲ができました。
【ミソノヴィンヤード】ナイアガラ 2023
リンゴや白い花、パッションフルーツのような南国の果実の香り。
余市では多くリリースされているナイアガラのペティアン。
リンゴの香りが強めでシードルを飲んでいるような気になります。
アルコールも9%だしねぇ。
アフターは酸味と塩味、そして苦味もあります。
フレッシュさもあるので、今すぐに飲んでも良いカモ🦆
ボトルも透明だし、1、2年ぐらいで飲み切ってしまうのが良いカモ🦆
夏向きなスッキリとした飲み口で、ゴクゴク飲めます。
これからの季節に、冷やしてにみたいですねぇ。
最近はナイアガラのこのタイプのワインが多いので、もっとはっきりとした個性があった方が、良いのかもなぁ。
棒棒鶏サラダやホタテのソテーが合いそう。
白身魚のカルパッチョなども良さそうです。
生産者:ミソノヴィンヤード
産地:北海道余市町
品種:ナイアガラ
スタイル:白、泡
Alc:9%
【ミソノヴィンヤード】ホワイト・デラウェア 2023
青リンゴや洋梨、グレープフルーツなどの柑橘の香り。
ミントなどのハーブの香り。
アフターは果実味や酸味そして苦味もあります。
酸味もそんなに強くなく、クリーンで万人ウケしそう。
今すぐ飲んでもしまうか、1、2年ぐらいで飲み切ってしまうのが良いカモ🦆
優等生的なワインで、スイスイ飲めるワインですねぇ。
【ミソノヴィンヤード】も最初の頃とは、だいぶ方向性が変わって来たよなぁ。
デラウェアはペティアンであったり、オレンジワインであったりと、イロイロなタイプのワインが多くリリースされているので、差別化するが大変だよなぁ。
普通すぎると埋没してしまうしなぁ。
ハーブチキンサラダやきゅうりとカニカマの和え物が合いそうです。
ナスの煮浸しやトマトのマリネに合わせても良さそう。
生産者:ミソノヴィンヤード
産地:北海道余市町
品種:デラウェア95%、ソーヴィニヨン・ブラン5%
スタイル:白
Alc:11.5%
【ハマダヴィンヤード】Hamada Vineyard Blanc 2022
ライチやパッションフルーツ、グレープフルーツなどの柑橘の香り。
マスカットや白い花の香りもあります。
バッカスのフルーティな甘い香りが、最初に来ますねぇ。
リリース直後という事もあり、まとまりが無いのと、まだカタイ感じがします。
アフターは甘味と苦味、そして果実味と酸味もあります。
今すぐに飲むよりはが、2、3年ぐらい置いても良いカモ🦆
いま飲むなら抜栓して、1日か2日ぐらい置いたほうが良いカモ🦆
2022年はブドウの病気が蔓延し、【ハマダヴィンヤード】としてはHamada Vineyard Blanc 2022の1種類のみのリリースになっています。
だいぶ苦労の跡が感じられるワインになっていますねぇ。
こんな苦労した年に限って、何年か置くと思い外良くなったりするのもワインには、良くある事だが、このワイン果たしてどう変わるのだろうか!
イカフライやカキフライなどが合いそう
鯵のタタキなども良さそうです。
生産者:ハマダヴィンヤード
産地:北海道三笠市
品種:バッカス、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ(自社農園産)
スタイル:白
Alc:11.5%
【山﨑ワイナリー】ソーヴィニヨン・ブラン 2023
青リンゴや草木、グレープフルーツなどの柑橘の香り。
アフターは酸味や果実味、そしてミネラルや苦味もあります。
今すぐに飲んでも良いが、1、2年ぐらい置いても良いカモ🦆
3、4年ぐらい置くと旨味や余韻が長くなりそう。
やはり、安定感があって良いですねぇ。
温暖化の影響なのか、昔よりも果実味が強くなっている気がします。
香りはソーヴィニヨン・ブラン フォレストの方が豊かですが、今飲むならフレッシュ感もあるし、コチラの方が良いカモ🦆
春雨サラダやスモークサーモンなどが合いそう
野菜や白身魚の天ぷらなども良さそうです。
生産者:山崎ワイナリー
産地:北海道三笠市
品種:ソーヴィニヨン・ブラン
スタイル:白
Alc:12%
【MARO Wines】シャルドネ 2023
リンゴや洋梨、グレープフルーツなどの柑橘の香り。
アフターは果実味と甘味、そして苦味と酸味があります。
ブドウの良さを活かしたつくりで、洗練されてクリーンと言う麿さんらしいワインになっています。
余市のシャルドネの良さが出ていますねぇ。
今すぐに飲んでも良いが、1、2年ぐらい置いても良いカモ🦆
果実味と酸味のバランスが良いので、スパークリングとかにしても良かったカモ🦆
2024年からブドウの栽培も始めたようなので、自社畑で自社醸造になって、どうなるのか楽しみです。
サバの竜田揚げや鶏胸肉の唐揚げなどが合いそう
スズキのムニエルなども良さそうです。
生産者:MARO Wines
産地:北海道長沼町
委託醸造:雪川醸造
品種:シャルドネ(余市町産)
スタイル:白
Alc:12.5%
【西尾ヴィンヤード】La Tradition risè 2022
プラムやカシス、やレットチェリーやブラックベリーなどの香り。
アフターには酸味と苦味、そして果実味があります。
2021ビンテージよりもバランスが良くなっていますねぇ。
ロゼですがボディもしっかりしていて、セツナウタを思い浮かべました。
今すぐには飲んでも良いが、1、2年くらいは置いた方が良いカモ🦆
できれば3、4年ぐらいは置いた方が良いのカモ🦆
2024年以降は委託醸造先が10Rワイナリーから余市町のワイナリーになるようなので、果たしてどうなるのか!
またしてもラベルが変わるのか!
ロールキャベツやメンチカツが合いそう。
青椒肉絲や餃子なども良さそう。
生産者:西尾ヴィンヤード
委託醸造:10Rワイナリー
産地:北海道余市町
品種:ツヴァイゲルト、ケルナー
スタイル:ロゼ
Alc:12%
【西尾ヴィンヤード】La Tradition rouge 2022
ブラックベリーやブルーベリー、カシスなどやスパイスの香り。
アフターには酸味とタンニン、そして果実味と渋味があります。
2021ビンテージは凝縮感があって、ややカタイイメージでしたが、2022ビンテージは、樽香も程よく全体的なバランスも良いです。
今すぐには飲んでも良いが、2、3年くらいは置いた方が良いカモ🦆
エレガントな感じのするワインになっています。
ビンテージによって方向性の違うワインになっているが、2023ビンテージは、委託醸造先も変わるし、どんなワインになるのか?
酢豚やジンギスカンが合いそう。
鶏肉の照り焼きや豚の生姜焼きなども良さそう。
生産者:西尾ヴィンヤード
委託醸造:10Rワイナリー
産地:北海道余市町
品種:ツヴァイゲルト
スタイル:赤
Alc:12%
【フェルム36】Yamano-Vin-Se 2023
カシスやダークチェリー、ラズベリーやカカオなどの香り。
アフターは甘味と果実味、そして苦味や酸味もあります。
フレッシュ感と果実味のある新酒ですねぇ。
酸化防止剤無添加だし、ヌーヴォーらしさが良いので、今すぐに飲むのが良いカモ🦆
でも1年ぐらいなら置いても良いカモ🦆
買いブドウのワインという事で、「Yamano-Vin-Se」(ヤマノ ヴァン セ)と表示されています。
新酒ですが豊かな果実味とボリュームもありますねぇ。
王冠ですが別に発泡はしていません。
2023年は長野県も暑かったせいか酸味は控えめになっています。
タレの焼き鳥やつくねが合いそうです。
サバの味噌煮なども良さそう。
生産者:フェルム36
産地:長野県大町市
品種:メルロー(長野県安曇野市 季来里ふぁーむ・すずき 栽培)
スタイル:赤
Alc:13%
【フェルム36】Remerciements 2022
ブルーベリーやカシス、グランベリーなどの香り。
アフターは酸味と果実味、そして苦味やミネラルもあります。
全体的に酸味と果実味のバランスは良いですねぇ
今すぐに飲んで良いが、2、3年ぐらいは置いた方が、もっとまとまりが出て来て良くなるカモ🦆
【フェルム36】は白ワイン同様に赤ワインも洗練されていますねぇ。
ワイン名には「感謝」という 意味を込めて、「Remerciements(ルメルシマン)」と名付けられています。
これから長野県を代表するようになるかもしれない良いメルローですが、765本と生産本数が少ないのと、人気があって入手困難なのがネックですねー。
せめて1500本ぐらいの生産本数になって欲しいものです。
2022ビンテージはSansSoufre(亜硫酸無添加)になっていますが、無理をしてSansSoufreにしているような感じは受けませんでした。
もも肉の照り焼きや豚カツが合いそうです。
鶏肉のトマト煮なども良さそう。
生産者:フェルム36
産地:長野県大町市
品種:メルロー97%、カベルネフラン3%(大町市平野口・新郷産)
スタイル:赤
Alc:12%
今回は計9本の日本ワインの試飲ができました。
9本の内7本が道産ワインで、あと2本が長野県の【フェルム36】でした。
新規ワイナリーが多めの試飲会となりました。
今回のオススメですが、白ワインならば【山﨑ワイナリー】ソーヴィニヨン・ブラン 2023。
【山﨑ワイナリー】は、品質も価格も大きな変動は無いし、やはり安定感がありますねぇ。
赤ワインは【フェルム36】Remerciements 2022ですね。
長野県のメルローはやはりレベルが高いよなぁ。
新しいワイナリーは、方向性は決まっているのだが、ワイン自体にまだブレがあるよなぁ。
設立から10年くらい経たないと、なかなか安定しないよなぁ。
不安定ママのワイナリーもあるけど。
今回はヤバいワインは無かったので、良かったです。
前回は試飲会を休んだせいで、ネコ店長は私のことを忘れてしまったのか、ガン無視でした。
1ヶ月ぶりに参加したせいで、完全に透明人間扱いでしたねぇ。