「ドメーヌタカヒコと紫藝醸造がメインの日本ワインだけの試飲会」

2024年5月19日(日曜日)

1部14:00~15:00

2部15:30~16:30

「原田商店」

北海道恵庭市栄恵町70番地

会費:2,300円(税込)

【イベント概要】

2024年5月12日(日)に店舗営業しながら開催する有料試飲&販売会。

日本ワインとナチュラルワインが試飲できます。試飲時間は1時間、入れ替え準備に30分のインターバルを設けています。

※試飲会に出されたワインは基本的には購入できますが、入荷数量が少なく希望者が多い場合は抽選になります。

今回は【ドメーヌタカヒコ】ヨイチノボリ・パストゥグラン 2022【ドメーヌタカヒコ】ナナツモリ ピノノワール 2022が抽選でした。

もちろん私は今回もハズレましたけどねぇ。

 

今回の「ワインリスト」

【紫藝醸造】スズ・ブラン 2023

【紫藝醸造】スズ・ロゼ 2023

【紫藝醸造】スズ・ルージュ 2023

【紫藝醸造】ポカン・ブラン 2022

【紫藝醸造】ポワン・ルージュ 2022

【ドメーヌタカヒコ】ヨイチノボリ パストゥグラン 2022

【ドメーヌタカヒコ】ナナツモリ ピノ・ノワール 2022

【イエローマジックワイナリー】ORDINARY ORANGE 2023

【いにしぇの里】early frost メルロー 2022

【いにしぇの里】思考迷路 ピノノワール 2022

計10本の日本ワインの試飲ができました。

 

【紫藝醸造】スズ・ブラン 2023

青リンゴや洋梨、白桃などやグレープフルーツのような柑橘の香り。

アフターは酸味と旨味、そして果実味とミネラルもあります。

まだフレッシュさもあるので、今すぐに飲んでも良いが、1、2年ぐらい置いても良いカモ🦆

甲州、シャルドネは澱を引かずにステンレスタンクにて5カ月熟成。

デラウェアは澱引き後、古樽にて6カ月熟成。

瓶詰前にアッサンブラージュしています。

大雑把じゃなくて、よく考えられてつくられいるのが成功していますねぇ。

今までのスズ・ブラン中では、一番バランスが良いです。

デラウェアのフルーティな感じと少量入っているシャルドネが良いですねぇ。

棒棒鶏やポテトサラダが合いそう。

大根と厚揚げの煮物なども良さそうです。

生産者: 紫藝醸造

産地:山梨県北杜市

品種:甲州主体、デラウェア、シャルドネ少量

スタイル:

Alc:11%

 

【紫藝醸造】スズ・ロゼ 2023

イチゴのキャンディやイチゴジャムのような甘い香り。

アンズや紅茶、オレンジなどの柑橘の香りもあります。

アフターは甘味と旨味、そして酸味と苦味もあります。

残糖があるので再発酵するカモ🦆

だから今回のリリースされた5本の中で、1本だけ王冠なんでしょうねぇ。

今すぐ飲んでも良いし、1、2年置いても飲んでも良いカモ🦆

再発酵したら辛口になって、それはそれで良いカモ🦆。

あまり難しいことを考えないで、気軽に飲むのには良いですねぇ。

少し甘口のロゼとしてもオススメです。

鶏肉のトマト煮やチリコンカンが合いそうです。

ショートケーキやホットケーキなどデサートに合わせても良さそう。

生産者:紫藝醸造

産地:山梨県北杜市

品種:マスカットベリーA60%、甲州40%

スタイル:ロゼ

Alc:11%

 

【紫藝醸造】スズ・ルージュ 2023

イチゴやフランボワーズ、マスカットベリーAらしいキャンディ香りもあります。

アフターは果実味と旨味、そして苦味と酸味もあります。

今すぐに飲んでも良いが、2、3年ぐらい置いても良いカモ🦆

ポテンシャルがありそうなので、数年置いてから飲むのが正解なのカモ🦆

マスカットベリーAとしては、しっかりとしたボディがあるので、赤ワインが好きな人にもオススメです。

【紫藝醸造】スズ・ブラン、スズ・ロゼ、スズ・ルージュのどれも2100円なのがすごいです。

3本とも不安定な所も無く良かったです。

共栄堂のように生産量が増えて、買いやすくなって欲しいが難しいのだろうなぁ。

回鍋肉や豚肉の味噌炒めなどが合いそう

鳥レバーやモツの煮込みなども良さそうです。

生産者:紫藝醸造

産地:山梨県北杜市

品種:マスカット・ベリーAが主体、メルロー少量

スタイル:

Alc:11.5%

 

【紫藝醸造】ポカン・ブラン 2022

べっこう飴や白桃、オレンジなどの柑橘や紅茶の香り。

アフターは酸味と旨味、そして苦味もあります。

白ワインですが少しタンニンもあり、オレンジワインのような感じもありますねぇ。

今すぐに飲んでも良いが、1、2年ぐらい置いても良いカモ🦆

置いた方がまとまりが出て余韻が長くなるカモ🦆

2020年はペイザナ農事組合法人及び三養醸造、2021年は南向醸造に委託醸造していました。

委託醸造の時は豆とかもあったり、バラツキがありましたが、自社醸造になって統一感が出てきて、安定してきたのは良いですねぇ。

鮭のちゃんちゃん焼きや中華風春雨サラダなどが合いそう。

タンドリーチキンや生春巻きなども良さそうです。

生産者:紫藝醸造

産地:山梨県北杜市

品種:甲州

スタイル:

Alc:11%

 

【紫藝醸造】ポワン・ルージュ 2022

ブルーベリーやザクロ、スパイスの香り。

オレンジやグレープフルーツなどの柑橘やペパーミントなどの香り。

アフターは酸味と渋味、そして旨味と苦味があります。

タンニンもしっかりあり、まだカタイ感じもあるので

今すぐに飲むよりは、2、3年ぐらい置いてた方が良いカモ🦆

ムールヴェードルというと馴染みがないけど、スペインのフミーリャの赤ワインが好きなら、モナストレルと言ったら分かるカモ🦆

暑さに強い品種のようなので、これから日本で栽培しても成功するカモ🦆

ポカン・ブランポカン・ルージュも2500円以下なのは、お買い得ですねぇ。

なかなか買えないですけど。

牛肉のしぐれ煮やマグロのステーキなどが合いそう

ローストビーフなども良さそうです。

生産者:紫藝醸造

産地:山梨県北杜市

品種:ムールヴェードル、甲州

スタイル:

Alc:11%

 

【ドメーヌタカヒコ】ヨイチノボリ・パストゥグラン 2022

ブラックベリーやレットチェリー、黒胡椒やグローブなどのスパイスの香り。

アフターには酸味と果実味、そして苦味と塩味があります。

リリース直後なので酸味が強く、まだバランスは良くないですねぇ。

今すぐには飲まずに、1、2年くらいは置いた方が良いカモ🦆

最近のビンテージは比較的に早く飲めるように、なっていくのかと思いましたが、2022ビンテージは、昔のようにカタイ感じがします。

できれば3、4年は置いた方が良いのかもなぁ。

買ってすぐに飲む人もいないと思うけど。

ナナツモリ ピノノワール 2022よりはヨイチノボリ・パストゥグラン 2022の方が飲み頃になるのは早そう。

ビーフシチューやメンチカツが合いそう。

鶏肉の照り焼きや豚の生姜焼きなども良さそう。

生産者:ドメーヌタカヒコ

産地:北海道余市町

品種:ピノ・ノワール70%、ツヴァイゲルト30%(余市町登 三氣の辺産)

スタイル:

Alc:11.5%

 

【ドメーヌタカヒコ】ナナツモリ ピノノワール 2022

ラズベリーやレットチェリー、カラントや赤紫蘇などの香り。

アフターには酸味と果実味、そして旨味と苦味があります。

最近は飲みやすくなったイメージでしたが、ピノノワールも2022ビンテージはカタイので、今すぐには飲まずに、2、3年くらいは置いた方が良いカモ🦆

やはり4、5年ぐらいは置いた方が良いよなぁ。

これもすぐに飲む人はいないと思うけど。

珍しく赤紫蘇が強めに出ていますねぇ。

生産本数も12000本になっているはずだが、年々買えなくなっているのは何故?なんて思ったりしても仕方が無いですねぇ。

ヤフオクなどでは4万5000円ぐらいで売られています。

それでも買う人いるのだろうなぁ。

焼き鳥(タレ)や鰹のタタキが合いそう。

鮭の味噌漬け焼きや鶏肉の梅煮なども良さそう。

生産者:ドメーヌタカヒコ

産地:北海道余市町

品種:ピノ・ノワール(自社農園産)

スタイル:

Alc:11%

 

【イエローマジックワイナリー】ORDINARY ORANGE 2023

ミカンなどの柑橘や、紅茶などの香り。

バナナやパッションフルーツなどの南国の果実の香りもあります。

アフターは苦味と旨味そして果実味もあります。

2022ビンテージはセイべルとロザリオビアンコでしたが、2023ビンテージはセイベルとデラウェアになっているので、よりボディに厚みが出てきたように感じられます。

今すぐに飲んでも良いですが、1、2年ぐらい置いても良いカモ🦆

バランスも良いですし、食中酒には良いカモ🦆

ORDINARY ORANGEはビンテージによって、少しずつ方向性が違うので、その時々の岩谷さんのやりたい事がよくわかるワインだと思いました。

筑前煮やモツ煮が合いそうです。

キンピラや鳥の唐揚げなども良さそう。

生産者:イエローマジックワイナリー

産地:山形県南陽市

品種:セイベル(たぶん9110)、デラウェア

スタイル:オレンジ

Alc:12%

 

【いにしぇの里】early frost メルロー 2022

ブルーベリーやカシス、コーヒーなどの香り。

アフターは酸味と果実味、そして旨味と果実味もあります。

1年の樽熟成(古樽90%、新樽10%)ですが、今は樽香がやや強めなので、今すぐに飲むよりは、1、2年ぐらい置いた方が良いカモ🦆

2、3年ぐらい置いた方がまとまりが出て、バランスも良くなるカモ🦆

最近は日本ワインも値段が高騰して、良いメルローも高くなって来ているが、このレベルで3000円ぐらいで売るのは良心的です。

生産本数(今は659本)が、もっと増えたら買いやすくなって良いのですがねぇ。

黒酢酢豚や豚の角煮が合いそうです。

豚カツや牛肉のステーキなども良さそう。

生産者:いにしぇの里

産地:長野県塩尻市

品種:メルロー96%、カベルネフラン4%

スタイル:

Alc:12%

 

【いにしぇの里】思考迷路 ピノノワール 2022

ラズベリーやレッチチェリー、フランボワーズやカカオなどの香り。

アフターは果実味と旨味、そして酸味と渋味もあります。

チャーミングで果実味もあるので、今すぐに飲んでも良いですが、1、2年ぐらい置いても良いカモ🦆

4、5年ぐらい置いても複雑味や余韻が長くなって良いカモ🦆

2020年は全房発酵を行い、2021年は3割全房、7割除梗にて発酵。

2020年は100%除梗して8日間低温浸漬し、古樽で1年熟成。

いろいろと試行錯誤して醸造しているようです。

長野県はメルローが一番栽培に適しているようですが【いにしぇの里】に関しては、ピノ・ノワールも可能性がありそうです。

鴨ローストや牛肉の赤ワイン煮込みが合いそうです。

海老のアヒージョや手羽先の煮付けなども良さそう。

生産者:いにしぇの里

産地:長野県塩尻市

品種:ピノ・ノワール

スタイル:

Alc:12%

 

今回は計10本の日本ワインの試飲ができました。

ドメーヌタカヒコと紫藝醸造がメインの試飲会となりました。

今回の試飲会の中で生産本数では【ドメーヌタカヒコ】ナナツモリ ピノノワール 2022が一番多いというのが…

 

今回のオススメですが、特に変なワインはなく、どれも良かったです。

そもそも普通には買えないワインばかりなので、ワインショップで見かけたら買ってみて下さい!

 

ネコ店長は店番には出てきて、私をひと睨みして、また居たかと確認していました!

店内を見回りして戻っていきました!

 

5月になり暖かくなったということもあり、久しぶりにBBQをしました。

しかし、今回飲んだワインは、BBQに出すべきようなワインじゃないよなぁ。