ダウンタウンはリトルイタリーの小さなレストランの地下、

 

元は倉庫だった場所をDIYでリノベーションした一部屋が

 

炎のドラマー、アンディ・ガッロとその彼女、リーザの愛の巣である。

 

 

 

アンディとリーザのあっけらかんとノーテンキな人柄によって、

 

ミュージック・ドラマ・インスティテュートの生徒達の

 

たまり場になっているこの場所は、

 

冬季の校内ギグを終えたこの夜もまた

 

打ち上げのパーティー会場になっていた。

 

 

 

コンクリートの壁で囲まれたワンルームの室内は、

 

飲めや歌えやの大騒ぎ。

 

大好評だったドラマ科の芝居の熱気がそのままじゅわじゅわと、

 

リーザ得意のイタリア料理の数々とともに湯気を上げている。

 

 

 

 

「んも、アンっタさいこー--じゃんーー

 オウジ~~ィ!!」

 

 

 

髪の生え際にまだ白塗りの粉がこびりついたまま

 

井戸端ガールズがオウジを囲み

 

何度もグラスを重ねてはゲラゲラと笑い転げている。

 

 

相当上キゲンなのは、一度オーディションに落ちながらも

 

ステージに立てたヨロコビと、

 

芝居の出来の良さと、安物ワインをガブ飲みしてるせいでもあった。

 

 

 

 

「あったりめぇだろぉ! オレを誰だと思ってんだよーー?!

 わはは~~~」

 

 

 

首筋やホホに白塗りの粉の残骸が残ったままの

 

オウジもかなり回っている。

 

 

本命のミュージック科でのウィルバンドは散々だったが、

 

控えめに言ってもそれを上書きできる芝居のBGMの曲作りと

 

構成、そしてプレイだった。

 

 

なんとなく胸につかえていたカイとの確執も

 

今はすっかり溶けてナイ。

 

 

それに、学校のヤツ等から称賛を浴びせられるなんて、

 

今調子にノらなくて何時ノるんだってなモノだ。

 

 

 

 

「まさかあの白塗りのピアニストがオウジだったとはな!」

 

 

「ウィルバンドのあのひでえ終わり方はナンだったんだ~?!

ホントに同じ人物かよー- ぎゃっはっは」

 

 

「うっせーな、それをゆーなって~~!」

 

 

 

ディスってきたヤツのTシャツの首に、

 

オウジが飲みかけのバドワイザーの瓶の口を逆さまにツッコんで、

 

「ぎゃぁっっ冷てぇー--」と、騒ぎがまたデカくなる。

 

 

ドラマ科もダンス科もミュージック科もごちゃ混ぜになって

 

アレコレ言い合うのが常だが

 

今日は総じてみなハイだ。

 

 

ドラマ科のステージが近年にない出来栄えだったのは

 

他の生徒達にも大いにシゲキになっている。

 

 

登場人物Bを演じた役者が、20人は詰まっているであろう

 

ワンルームを何度となく見まわしてボヤいた。

 

 

 

 

「なんでエンジェル・カイは来てないのよ~~??

 

あの空間デザインこそ、

この芝居の成功に大きく関わってるってのにさぁー-」

 

 

 

 

居なくてヨカッタ、とオウジはひそかに思っている。

 

 

今カイに逢ったら、オレはどうなるか?

 

桜吹雪で呼び起こされた胸の内が

 

どんなコトバになっちまうか分からないのだ。

 

 

 

でも今夜は帰ろう。

 

あのセブンスストリートの、カイとオレの部屋に。

 

 

そこで伝えよう。 

 

ナニを?

 

伝える必要なんてナイさ。

 

 

オレ達はこのままでずっとよかったし

 

これからもこのままで、

 

ふたりあの部屋にいるだけでイイんだから。

 

 

 

 

「ナニにやにやしてんのよぉ~~、

さ、飲め飲め!」

 

 

 

 

井戸端ガールズがオウジの肩に手をまわし、

 

何度目かのカンパイでバドワイザーの瓶を合わせると、

 

リーザがアツアツの料理を運んで来た。

 

 

エビや貝やガーリックの匂いがいっぱいに広がり、

 

いくら食べても気が済まないワカモノ達はさらに歓喜の声を上げた。

 

 

 

 

「・・なんでカイが来ないか、オレ知ってるぜぇ」

 

 

 

 

エビのしっぽまでをバリバリかじりながら、

 

アンディがトマトソースにまみれた口端を上げて笑う。

 

 

 

 

「え~?ナニ、なんでなのぉ~~?」

 

 

「今頃、誰かとヨロシクやってんだろ。

それとももう荷物をまとめてたりしてな」

 

 

「え、荷物? なんで??」

 

 

 

もったいぶってわざとモグモグやっているアンディを

 

リーザがド突く。

 

 

 

「早く教えなさいよ、

会いたかったんだからぁ~エンジェル・カイに!」

 

 

「ロンドンに行くためさ。」

 

 

「ロンドン?」 「ナンのために??」

 

 

「そりゃ~例の色オトコが口説いてたからさ、

 イッヒッヒ」

 

 

「色オトコぉ・・?」

 

 

 

 

首をひねりカオを見合わせる井戸端ガールズの中で、

 

ひとりが突然、叫んだ。

 

 

 

「ああー--っ!もしかして

ジュード・デイビスのこと?」

 

 

「そ言えば、稽古場に来て口説いてたもんね?

きゃ~~!

ジュードみたいに、LL・カンパニーに引き抜かれるとか?!」

 

 

「いい加減な事言ってんじゃないよっ!!」

 

 

 

カイ推しのリーザに胸ぐらをつかまれ

 

ガクガク首を揺さぶられながらも、

 

両手をホールドアップしているアンディは余裕の笑みだ。

 

 

 

「ウソじゃないさぁ~ な、ウィル?」

 

 

 

ザッと音を立て、観衆の視線がウィルに移る。

 

 

アツアツののピッツアをほおばっていたウィルは、

 

慌ててサラミをのどに詰まらせた。

 

 

 

「・・う、ゲホゲホっ!」

 

「聞いちまったのよ、オレ達。」

 

 

「ナニを??」

 

 

「ドラマ科の芝居の幕が下りた後さ。

カイとジュードがじー-っと見つめあって話し込んでてよぅ。

 

ま~盗み聞きってヤツ?へへっ」

 

 

「な、なんて言ってたのよっ??」

 

 

 

部屋中にあつまっている生徒たちの好奇のまなざしを

 

がっつり掴み、アンディは得意げに話し出した。

 

 

中身はこんなだ。

 

 

 

 

ー--

 

 


 

 

「ボクとロンドンに行こう、カイ!」

 

 

 

芝居の幕が下りたばかりの、講堂での事だった。

 

 

客席の一番後ろの通路でカイがジュードと何やら話し込んでいるのを、

 

アンディとウィル、ミシェルの3人が

 

出口へと列をなしている人ごみの中から、見つけたのだ。

 

 

ジュードは今まで自分が舞台で主演を張っていたのかと思うほど、

 

シンケンなまなざし、緊張感のオーラをまとっている。

 

 

ちょっと見、タダ事ではないのが3人にも分かった。

 


 

 

 

「これを受け取ってほしい。

LLカンパニーへの招待状だよ」

 

 

 

 

ジュードから渡された小さなカードには

 

LL・クラークの名と、カンパニーのテレフォンナンバー。

 

カイはそれに視線を落とす。

 

 

 

 

「カイ、実はね

今日LLがここに来たのは、キミの才能を見極めるためさ。

 

僕はカンパニーの新メンバーとしてキミを強く推し、

そしてキミは合格したんだ!」

 

 

「・・え??」

 

 

 

「これほどいい話はナイだろう?

 

キミはロンドンの第一線にいるカンパニーに迎えられて

1人のアーティストとしての才能を順当に扱われ、世界に挑んでいけるんだ!

 

もちろん、舞台に立つ人間としてもね」

 

 

 

「ち・・ちょっと待ってくれ、ナニを言ってるんだ」

 

 

 

 

カイの慌てぶりに、少し離れた人ごみの中から

 

3人はカオを見合わせる。

 

 

 

 

「なんか深刻っぽいね?」

 

「も少し近づいてみっか!」

 

「お、おいアンディ!」

 

 

 

 

オンナの尻とゴシップが3度の飯より好きなオトコだ。

 

草むらをかき分けるチーターのごとく、

 

アンディはこっそりと2人に近づいてゆく。

 

 

ウィルもつられて後を追う。

 

 

ミシェルは「アホくさっ」と吐き捨て、

 

やっと解放された身で、清々しく出口扉から出て行った。

 

 


 

「僕はね、キミを舞台の上に引きずり出したいんだよ、カイ!」

 

 

 

 

ジュードの熱い声と自分の、あまりにもちぐはぐな精神的距離に

 

カイはゆっくりと深呼吸をひとつして、

 

次にしっかりと彼を見返した。


 

 

 

「ジュード、ボクはもうとっくに舞台を降りたって、

知ってるだろう??」

 

 

 

「それはいったい何年前のことだい?!

キミはまだこの傷を抱えているのか??」

 

 

 

首筋の青い龍に触れらて、カイはハッと息をのむ。

 

 

妹のヒナが死んだ夜から、カイの首に現れた

 

龍のような形のアザだ。

 

 

 

 

「女に生まれたから

歌舞伎界に残ることはできなかった・・。

 

その思いと、キミへの嫉妬を抱えたまま

亡くなった妹さんのことは

気の毒だと思うさ。

 

けど失敗や挫折のない人なんていないよ。

マチガイを起こしていない人間もさ。

 

みんな癒えない傷を持ちながら、悩みながら進んでる。

 

僕もキャロルも、LLもだ!

 

僕等の道はゴールがないんだ。

どうせ一生、死ぬまで道の途中じゃないか。

 

このままストリートに絵を描くも、

 

学校という守られた場で舞台を創るも、キミの自由さ。

 

でもキミはマチガイなく舞台に立つ側の人間だ!!」

 

 

 

だんだん人が少なくなっていく客席の、座席の陰に身を隠し、

 

懲りないアンディとウィルは彼等を窺っている。

 

 

 

 

「・・ナニ話してんだ? 」

 

「舞台がどうとかって・・?

なんだかカイは戸惑ってるみたいだね・・」
 

 

 

 

”舞台”。

 

 

その懐かしい言葉の響き、

 

祝福され呪われたその言葉が

 

カイの胸に染み入ってくる。

 

 

床に舞い落ちた桜吹雪の紙切れが、

 

つかのまの夢ですら、誠であった事を物語っていた。

 

 

 

 

 

「世の中には神の意志の媒体と成れるモノがいるんだ!

 

スターと呼ばれる人間、光を通し得る人間だよ。

 

努力して手に入れるものもあるが、

生まれながらに持っているモノも居る。

 

キミはそっちだ! わかってるだろう?」

 

 


 

熱のこもったジュードの言葉は

 

おのずと舞台俳優じみた大げさなアクションになる。

 

 

いつの間にかアンディは

 

また別の芝居を観ているように、引き込まれ

 

聴覚と全神経をそちらに奪われていた。

 

 

 

 

「西端な顔立ちとバランスのいい肉体、筋肉の質!

 

キミはその上、伝統の様式美が

体中の細胞にまで染みついているじゃないか!

 

何のためにそれをしまっておくって言うんだ?

 

そんなの世の損失さ!!

 

美しいものはそれだけで人を幸せにする。

 

小さなころからそれを見てきた君は

誰よりわかっているハズじゃないか!」

 

 

 

「それは・・」

 

 

 

 

確かにそうなのだ。

 

 

先代の10代目寿三郎の、手先まで香るような美しさに

 

何度ため息を漏らし憧れたことか。

 

 

その瞬間がどれほど夢見心地だったことか。

 

 

カイにも確かにそんな時があったのだ。

 

 

 

 

「もちろんNYは素晴らしいさ!

 

でも君にはロンドンの歴史ある街と、

そこで培われてきた芸術が向いてるよ。

 

キミの才能を最大限に生かしきれるのは、

古めかしい伝統に縛られたカブキ界でも

このアマチュアの集まりの学校でもない!

 

ロンドンの新進気鋭の演出家、LL・クラークだ!!


 

僕はこの1年半このカンパニーでやって来て実感した。

 

ひとりの男としても成長した。

もう2年前の僕じゃない。

 

胸を張って今は誘えるんだ。

 

君がLLカンパニーに入れば

日本に居る父親の事だって、見返すことができるさ!

 

そして何より僕が居る!

 

世界中の誰よりも君を愛し、

何もかもを君に捧げる一人の男が!!」

 

 

 

 

もはやジュードは自慢のバリトンを響かせて

 

高らかに歌い上げ、このホール内のすべてを支配していた。

 

 

観客は隠れているアンディとウィルの2人しか居なかったが、

 

ジュードの情感あふるるアクティングは、

 

いつでもカイ一人のためなのだ。

 

 

 

 

「それともあの坊やのコトが気になるかい?」

 

 

「・・えっ・・?」

 

 

「彼はダメだよ」

 

 

 

 

"彼”が誰の事を指しているのか、

 

カイはジュードの栗色の瞳の奥の答えを

 

そっと探る。

 

 

 

舞台の幕の向こうからは、ステージの片付けに取り掛かる

 

生徒たちの物音が聞こえてきた。

 

 

 

 

「キミがいくらあのチンピラを気に入ってても、

あの子は自分を身体ごと差し出したりしないさ。

 

たしかにキミと彼のコンビネーションは最高だ。

それは認めるさ。

 

でも彼が執着してるのはキミの才能だよ。

 

さっきのステージを観てわかったろう?

 

キミに憧れキミを愛しても、

 

彼はキミの創る美しい幻想世界とセックスして

ああやってエクスタシーを感じていれば満足なんだ!

 

ジャスト・ア・ルームメイト!

 

あの坊やはそれ以上踏み出せないよ。」

 

 

 

ジュードの長い指先がカイの頬に触れた。

 

なつかしいその指が、やさしく輪郭をなぞってゆく。

 

 

カイが好きだといったコロンの香りが

 

今もジュードの身体からカイを包み込んでくる。

 

 

 

 

「でも僕等は違うだろう? 

 

もっと互いの存在を

丸ごとカンジ合えるところに居たじゃないか」

 

 

 

 

10メートルの距離を置き

 

アンディとウィルはゴクリと固唾を飲んだ。

 

 

 

 

「これ・・口説いてるよね・・?」と、ウィル。

 

 

「うぉお、さすがだぜ

1985年イロオトコMVPのジュード・デイビス!

 完璧じゃねーか!」

 

と、鼻息を荒田烈アンディ。

 

 

 

そしてカイの言葉を待たずに、ジュードは、その右手を取り上げた。

 

 

 

「ジュード・・・」

 

 

 

そしてカイの手の甲に、甘くくちびるを押し当てた。

 

 

 

「アイシテイマス。 ボクノ、サカモトカイ。」

 

 

 

 

今世紀最大の愛を瞳に込め、

 

わざわざ日本語で伝えたキメ台詞に

 

思わずアンディは立ち上がり、

 

力の限りの、熱い拍手を送っていた。

 

 

 

 

 

ー----

 

 

 

 

 

「ブラーーボ~~ゥ!

ブラボーーーーゥ~~!! ってよ

 

思わずスタンディングオベーションしちゃったぜ、オレ!」

 

 

 

「オオオオオ~~~~ゥ・・・」

 

 

 

 

アンディのエピソードトークに、井戸端ガールズはじめ

 

打ち上げに集まった部屋中の生徒達から

 

どよめきが広がった。

 

 

 

 

「じゃあ・・ カイはロンドンに行くって事?」

 

 

 

「そりゃ断る理由なんてナイじゃん? 

 

自分の才能で食っていける上に

恋人まで戻って来たのよ?」

 

 

 

「カイってゲイだったの?ショック!!」

 

 

「バイって噂だぜ?」

 

 

 

 

今やひとつの輪になった生徒たちが口々に騒ぎ出す。

 

 


 

 

 

「LLってどんなカンパニーだっけ?

ウィルは観てきたんだろ?」

 

 

 

「うん、素晴らしくエネルギッシュで、

ファンタジックな舞台だったよ。

 

演劇やボードビルショーや舞踏や

色んな要素がふんだんに組み込まれてて。

 

見たことのない世界観だった。

 

国や文化の国境がないような・・」

 

 

 

「そーそー、そーなのよ!

いっさいの垣根が無いの。まさにダイバーシティ!!

 

団員には、元銀行員や美容師や、元ギャングまでいるって話よ。

 

そんでね、演者が衣装デザインやスタッフに着くこともあれば

ライティングスタッフやデザイナーが舞台に立つこともあるんだとか!

 

彼等はただ、アーティストとして存在してるだけなのよっ」

 

 

 

ウィルにかぶせ、井戸端ガールズも熱く語り出す。

 

 

 

「へ~~リベラルね!

カイってカブキのアクターだったんでしょ?

ピッタリじゃない?」

 

 

 

「でもさぁ、メンタルやられて

学校辞めて引きこもってたのよ、ダイジョブかしら?」

 

 

 

「んな事言ってる場合かよ!

オレならさっさと行くぜ。

 

今や、ブロードウェイよりロンドンの劇場の方が主流だもんな。

 

こっちで一番客の動員数が多い

レ・ミゼラブルやスターライトエクスプレスだって

ロンドンがオリジナルなんだから」

 

 

 

 

恋バナとサクセスストーリーが大好物で

 

盛り上がりまくる生徒たち。

 

 

その中でやけにおとなしくなったオウジの顔色を、

 

ウィルはそっと伺った。

 

 

唇に当てたバドワイザーの瓶もそのままに、

 

タマシイを抜き取られたような呆けたカオで

 

止まったままだ。

 

 

 

 

 

「オウジ・・・?  

 

あの、大丈夫かい?」

 

 

 

 

 

 

---------------------------------To be continued!

 

 

※この物語は1987年のニューヨークを舞台にしたフィクションです。

 

 

 

 

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