毎週日曜深夜にOAしているEIGHT-JAM。毎年年始めはマイ・ベスト10をOAしています。今年も先週今週と2週にわたりOAされました。

 

その前にOAされた、日テレ系音楽番組 バズリズム02のこれがバズるぞのラインナップと合わせて、2025年の邦楽の傾向を予想してみたいなと思います。

 

 

 

今年のマイ・ベスト10は、作詞家いしわたり淳治、プロデューサー鳶谷好位置、ミュージシャン 川谷絵音の3人が担当。

 

まず、いしわたり淳治さんのトップ3は

1位 眼差し/joOji 2位 恥ずかしいか青春は/緑黄色社会 3位 幾億光年/Omoinotake

 

鳶谷好位置さんのトップ3は

1位 満ちてゆく/藤井風 2位 きれいなおじさん/井上園子 3位 サラダボウル/Aooo

 

川谷絵音さんのトップ3は

1位 満ちてゆく/藤井風 2位 エトセトラ/大橋トリオ 3位BlingBangBangBorn/CreepyNuts

 

でした。

 

それぞれの視点での選曲なので、結構バラバラかなと思いつつ、藤井風の満ちてゆくが2名1位にしているのはかなり面白いなと思いました。

 

鳶谷好位置さんの曲解説を聞くと藤井風の特異性みたいなものも感じましたね。

それから井上園子さんは初めて聴いたのですが、歌い方がZAZEN BOYSの向井秀徳さんっぽいなと思いました。ロックともフォークとも取れるような歌い方が独特で、それが女性ボーカルというのも珍しいと思いました。

またAoooを3位に選んでくれたのは素直に嬉しかったですね。赤い公園の影響という解説はあっている部分もあるでしょうけど、そういう感じでもないかなと個人的には思いましたね。

 

いしわたり淳治さんが1位に選んだ joOjiは鳥取県出身で現在も漁師をしながら音楽活動をしているとのことで、鳶谷好位置さんは10位に選んでいましたので、これからかなり注目されるシンガーなのかなと思いました。

 

トップ3以外で気になったのは Chevonが選出されていたところですね。バズリズムでも選ばれていましたので、今年ブレイクするバンドの筆頭になりそうな気がします。

 

全体として見ると、バンドであったりソロシンガーであったり、バズリズムとは違う選び方をしているのですが、共通項としてはアナログ回帰という感じかなと思いました。

 

今はPC一台、スマホ1台あれば、トラックも含め作曲アレンジも手軽にできる時代です。そういう中、あえてバンドであったり、弾き語りだったりと、アナログ的な手法で音楽を表現しているアーティストが多い気がします。

 

原点回帰とも取れますが、僕はそうではなくて、表現の手法としてアナログが面白いという感じ方をしているんじゃなかなと思っています。

 

人とのつながりだったり、デジタルとは違う不安定さだったりを、巧みに使い分けている世代が今の20代のアーティストだったりするのかなと思いましたね。

 

非常に面白いし、頼もしくあります。

 

また海外展開についても同様で、海外進出が特別なものではなく、活動の延長として捉えている感があって、あえて洋楽のような手法を取ったり、また逆にガラパゴス的な邦楽全面展開な楽曲を使ったりと、今までにない価値観で活動しているのかなと思いました。

 

2020年代半ばになるので、この先どういった音楽が主流になるのか、今年が一つ目安になる年だと思うので、こういった企画を通して全体を予想してみるのは面白いことだと思います。

 

ということで、2番組の感想も含め、邦楽の予想をしてみました。この先どんな音楽が流行るのか、また次世代のアーティストが出現するのか、楽しみにしたいですね。