8/23(金)より、全国の映画館で上映開始となった、BABYMETAL初の映画

「BABYMETAL LEGEND‐43 THE MOVIE」

 

通常の5.1chサラウンドのほか、DolbyAtmos、DolbyCINEMAでの上映もあり、よりライブ感を感じる映画となっています。

 

自分はTOHOシネマズすすきので初日と二日目を観てきましたのでその感想です。

尚、ライブ内容やセトリについては3月のライブに実際参加してきたライブレポを掲載していますので合わせて御覧ください。

 

また、これから映画を見ようという方は、ネタバレ感想になりますのでご注意ください。

 

個人の感想としては、今までBABYMETALのライブやライブビューイングを観たかったけど観られなかった人、興味があってこの機会に観てみたいなとちょっとでも思った方はぜひ行ってほしいと思いました。

 

今回DolbyCINEMAでの上映だったのですが、過去に映画館やZepp などのライブ会場で行ったディレイビューイングやライブ映像上映を含めて、一番サウンドが素晴らしかったです。もうこの時点で観る価値アリですね。それくらい素晴らしかったです。

 

思わず体が動き出しそうになるし、いつもの掛け声も出そうになるので、来週から4回予定されている応援上映がより楽しめるかなと思いました。

 

 

 

 

 

 

SU-METALのボーカルの輪郭、神バンドのそれぞれの楽器の音、歓声、ドローンの飛行音に至るまで、まるでその場所にいるかのような錯覚に陥るくらい、臨場感に溢れていました。

 

いつもは音の塊として感じられる音が、それぞれ専用のスピーカーがあるかのごとく、はっきりくっきりわかります。

 

皆さんの感想でよく観るのが、ドラムのアンソニーの音。ライブ会場に行った方は感じられていると思いますが、体全身に響くバスドラを席に座っていても感じるんです。

 

BABYMETALの真骨頂はライブだと、本人達も日頃から話していますが、それが映画館で感じられるのです。映画ですから上映期間中は毎日上映されています。これはすごいことだなと改めて思いました。

 

さて、映像についても話さなければなりません。

SNSを見ると正直賛否両論。どちらかというと否のほうが多いかなと言う感じです。

 

映画の公式ページにHiroya Brian Nakano監督のコメントが掲載されています。

「 お話をいただいたときは私で良いのかと思いましたが、普通のライブ映像ではなく遊びのある映像にしたいとのオファーだったので楽しみつつ編集しました。 …」

とあるように、普段見慣れているライブ映像作品とはかなり毛色が違いました。

 

 

 

 

客席から撮影したと思われるスマホでの映像や、ズームインズームアウト、回転、CGを使った映像処理など、まるでMVを連続して観ているかのような映像でした。

 

この監督さんは実はBABYMETALの楽曲のMV制作もしていて、2022/10に公開された「DivineAttack‐神撃ー」を担当していました。

 

 

このときは約1年半の封印後の復活第一弾ということもあり称賛のコメントばかりで、特に映像については見づらいとかそういうのは見受けられませんでした。むしろアート的でカッコいいみたいなのがありましたね。

 

この映像を見ると、今回の映画の映像演出そのものだったりするので、この監督さんの色なんだと思います。

なので、完全に好みが分かれそうかなと。

 

ただ、正直いうとちょっと疲れますね苦笑。特にメイトさんはSUさんだけでなく、MOAさんやMOMOさんのダンスもしっかり観たいと思いますよね。普段見慣れない映像が続くとそう感じるのかなと思いました。

きっと5分くらいのMVだったらそれほど気にならないんだと思いますが。

 

後半の方になると、ライブ映像的な編集がほとんどになるのでそれほど気にならなくなりますが、特にDEATHからmonochromeまではMV的な感じの映像が続くので、そこをどう評価するのかというところで、この映画の評価が決まる感じがしました。

 

 

個人的な感想なので、人それぞれだと思います。

最初にこの映画をオススメしたいのが、今までライブに行けなかった人といったのは、今回の映像演出に対して、先入観なく観られるのかなと思ったからです。

 

自分を含めて多くのファンの方は映像作品をいくつか観ていると思います。その映像に見慣れていると今回の映像演出には違和感を感じるのかなと思いました。

 

ただ、普段の映像ではなかなか観られない、神バンド各メンバーの演奏映像、しかもかなり近いし観たこと無いアングルが多数カットインしているし、観客席からの映像も普段あまり使われることが無いので新鮮でした。

 

こういう理由もあり、この映画については音最高!ライブ感満載。という評価が個人的にはふさわしいのかなと思いました。

 

映画というと、他の映画だとドキュメンタリー的な映像もありますが、BABYMETALに関しては普段からリハは見せないし、個別インタビューとかもほとんどありませんから、全く入ってなくても気になりませんでした。

 

全編ライブ映像なので、普段のライブビューイングと変わらないという意見もありますが、ライブビューイングは日時指定ですから、観られる人も限られます。

 

映画は気軽に楽しめる娯楽ですから、その中にBABYMETALのライブ映像があるっていうだけでも価値ありだと思いますね。

 

海外の方の感想も気になりますので、12月の北米、香港、台湾での上映後の感想が観てみたいなと思いました。

 

ということで長々と感想を書いてみました。

 

ライブ自体は本当に素晴らしいライブでしたし、ヒット曲満載、聴きたい曲もしっかりやってくれたライブでしたし、何より琉球メタリが素晴らしいかったですね。

 

自分2日間参加しているにも関わらず、結構忘れていることや観ていない場面も多く、こういう映像作品はありがたいなと思います。

 

後々、BD/DVD化されると思います。個人的にはディレクターズカット版みたいなのがついていると嬉しいなと思います。