日本時間の本日、アメリカ最大の音楽賞 グラミー賞の授賞式が行われ、今年の授賞結果が発表されました。

 

 

 

主要4部門の授賞は以下のとおりです。

 

年間最優秀レコード

マイリー・サイラス「Flower」

年間最優秀アルバム

テイラー・スウィフト「Midnights」

年間最優秀楽曲

ビリー・アイリッシュ「What Was I Made For? [From The Motion Picture "Barbie"]」

最優秀新人賞

ヴィクトリア・モネ

 

ということでなんと主要4部門すべて女性アーティストが授賞しました。

ベストヒットUSA で毎週ラジオチャートを発表しているのですが、上位には必ず女性アーティストが複数チャートインしていましたから、現在のアメリカ市場において女性アーティストの勢いが強いということの証明になった結果と言えると思います。

 

マイリー・サイラスはこの他 最優秀ポップ・パフォーマンスでも同曲で受賞しています。

マイリー・サイラスというとちょっと問題児的なイメージがあったり、セクシャルなパフォーマンスも結構多いかなっていう感じですが、昨年からこのFlowerという楽曲がヒットしていてその勢いのまま授賞に至ったという感じでしょうか。

意外な受賞者でしたから驚きました。

 

グラミー賞公式では授賞式でのパフォーマンス動画がアップされていましたので気になる方はチェックしてくださいね。

 

そしてテイラー・スウィフトは強いですね。授賞式にも参加していましたが、なんとニューアルバムに付いての発表も有りました。そして数日後には日本公演を控えているということでそれについても語っていたようで、ネットニュースになっていましたね。

最優秀アルバム賞での授賞は4度目で最多だそうです。最初の受賞作が2ndアルバム「フィアレス」が2008年ということで、このときのことはよく覚えているのですが、もう16年前ということで、時の経つのは本当に早いです。

 

ビリー・アイリッシュが主要4部門を含む5部門を最年少で授賞したのが2020年。それから4年経ちますが、すっかりグラミーの常連になりました。この曲は映画バービーのサントラのために書き下ろしされた楽曲だそうです。

 

最優秀新人賞を受賞したヴィクトリア・モネはシンガーソングライターだそうです。最優秀R&Bアルバムも受賞しており、今後の活躍が期待されますね。

 

 

その他気になったところでいうと、METALLICAの72シーズンズが最優秀ロックアルバムを受賞しました。順当とも言えますね。来年は新たなメタルアーティストの受賞を期待したいところです。ロック系でいうとパラモアが2部門受賞。アメリカでの人気の強さを見せましたね。

 

そして、boygeniusという女性バンドがなんと3部門受賞していました。最優秀ロックソング、オルタナティブミュージックアルバム、オルタナティブミュージックパフォーマンス。デビューアルバムでの授賞ということで、今後日本でも注目されるかもしれません。

 

 

ちょっと驚いたのが、カイリー・ミノーグが最優秀ポップ・ダンス・レコーディングで受賞していました。カイリー・ミノーグはオーストラリアを代表する歌手です。日本でも有名ですが、もう大ベテランです。そんな彼女がグラミー賞授賞ですからすごいですね。

 

ということで、ざっくりですが今年のグラミー賞授賞結果をまとめてみました。

 

今年は主要4部門受賞作がすべてを物語っていると言っても過言ではないと思いますね。

実にアメリカらしい楽曲が揃ったという感じもします。K-POPやUKアーティストが席巻していた時期もありましたし、新人が上位を占めるということも有りました。今年は継続的に活躍し続けていたアーティスト、そしてこれから期待されるアーティストが受賞したという印象です。

 

そうそう、ジョニ・ミッチェルが最優秀フォーク・アルバムを受賞し、授賞式で初のパフォーマンスを行ったそうです。

 

 

リンク先にショート動画が貼られていましたが、なんともかっこいいです。こういうパフォーマンスができるって素晴らしいなって思いました。ジョニ・ミッチェル大好きなジェイムス・ブレイクはどう思ったでしょうね。