今年の振り返りの最後はBABYMETALです。
まず今年の活動・リリース等の情報をまとめました。
1/23.29 TheOtherOne Returns 幕張メッセ
2/23ディレイビューイング
3/24 TheOtherOneリリース
4/1.2 TheOtherOne Begins Black Night ClearNIGHT
第二期BABYMETALスタート
4/1 THEONE開始 NFT/Discord開始
3.4月 TheFirstTakeでmonochrome/Theone披露
4/14~5/20サバトンツアーにSPサポートとして帯同 全24公演
5/20.27 ディレイビューイング Begins
5/25~6/4 アジアツアー
(5カ国・台北公演はリアルタイム&ディレイビューイング)
タイ公演では3年ぶりのF・HEROと共演
6/8~11 オーストラリアツアー 3か所 サポートアクトはReliqa
6/13・18 LIVESHIPにてReturns配信
6/14 Returns映像作品リリース
6/23 BMDFOXAPPARELでゴルフグッズ4種販売
6/30 BABYMETAL ピアノコレクションを発売(楽譜)
6/30 リル・ウージー・ヴァートのアルバムPinkTapeのTheEndで楽曲参加
8/12 7年ぶりにRSRに参加。
8/15・16 約3年半ぶりにApocalphaをZepp羽田で開催。
16日公演では新曲 メタり!を初披露
8/18 新曲メタり!を配信。
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロがギターで参加。
8/19.20 3年ぶりにサマソニ参加。4年ぶりの大阪でのライブ
8/30~10/12 DethKlokと北米ツアー「BABYKLOK」を開催
フェスを含め全29公演(1フェス中止、1公演追加)
サポートアクトはギタリストのジェイソン・リチャードソン
9/12 TheOtherOne Begins LiveShip配信
10/11 TheOtherOne Begins 映像作品リリース
10/30~11/4 NEX_FESTに参加 全4公演。4年ぶりに名古屋でのライブ。
BMTHとKingSlayerで共演
11/3の幕張では約2年ぶり3回目となるBNDを披露
11/14~12/11 EU/UKツアー 全20公演
サポートアクトはWARGASM、VUKOVI(UK3公演)
、MEGARA(スペイン2公演)
11/27.28UKライブではJTBオフィシャルツアーが企画
11/24 Shibori Threadsとのコラボパーカーが発売。
2024/3/2.3 横浜アリーナでLEGEND-MMが開催決定。
2024/4.6アメリカ、EU各国のフェスに参加予定
という感じでした。
幸運にもライブには計8回参加することができました。Returns両日、Begins両日、RSR、Apocalpha16日、サマソニ幕張、NEX_FEST幕張 という感じです。要となるライブにはすべて行けたことは本当に良かったなと思いました。
今年の動きに関してポイントとなるところを押さえていくと、
1月のReturnsライブでは、前日にマスク着用での声出し解禁が示唆され、当日午前中にはBABYMETAL公式から声出し解禁が発表されました。この奇跡的とも言えるタイミングはやはり持っているなと思いました。これがあると無いとでかなりライブの雰囲気変わったと思います。
リリース予定のTheOtherOneから5曲披露され、monochromeのライト点灯は今では欠かせない演出となりました。
3月には初のコンセプトアルバムTheOtherOneがリリース。現在進行系のメタルを中心にBABYMETALらしさもありつつ、今までにないシリアスな面も見せた、非常に良いアルバムに仕上がったと思います。先行解禁されていた楽曲はもちろん良かったのですが、それ以外の楽曲の良さに驚きましたね。MIRORMIRORとかかっこいいですよ。
そして4月のBeginsは1日目をBlackNight、2日目をClearNightとして開催。TheOtherOneの楽曲すべてを披露しました。そしてBlackNightで今までのBABYMETALをLEGENDとして区切りをつけ、アベンジャーズの一人であった百々子さんを正式メンバーMOMOMETALとして迎え入れました。
ClearNightはMOMOMETAL加入後初ライブになり、今まで披露されなかった初期楽曲”いいね”やBABYMETAL DEATHを披露。第二期BABYMETALのスタートを切りました。
その後サバトンツアーにSPゲストとして3年ぶりに海外でのライブを行い24公演を完走。2020年行う予定だったアジアツアー、初のオーストラリアツアーを行いました。
夏フェスにも参加。2016年以来7年ぶりとなるRSRでは夕景に砂塵が舞う幻想的とも言えるライブ風景を見ることができ、15.16日のApocalphaでは日本では初のMETALKINGDOMのダンス、16日の公演では突如新曲メタり!を披露しました。
メタり!はその後配信。なんとレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロがギターで参加。MVにも登場しました。配信翌日にはサマソニのライブで早くも披露。その後のツアーでは盛り上がり必須の楽曲となりました。
8/30からはDethklokとコーヘッドツアーと称して2マンライブを開催。過去最多の29公演(フェスを含む)を完走しました。
更にBMTHが主催の初のフェス NEX_FESTに出演。大阪名古屋を含む全4公演に参加。BMTHとのコラボ曲KingSlayerをリリース後3年という月日を経てやっとライブで披露することができました。
その後11/14からはEU/UKツアー20公演を完走。初のスペイン公演も実現しました。
という感じでざっくりですが振り返りました。
4月のClearNight以降の怒涛のライブツアー本数。すべての公演数は94公演と、1年間でのライブ数は過去最多になったと思います。更に北米・EUでは会場規模を今までよりも大きめな会場が多く、北米で約11万人、EU/UKでは6万人を動員。延べ数でいうと20万人以上ライブ動員数を記録したという事になりました。
2020年のコロナ禍で中止せざろう得なかったアジアツアーや他の国のライブもここでしっかり補完できましたし、何より新体制のBABYMETALを知ってほしいという、気持ちの強さというのがBABYMETALから伝わってきた一年だったと思います。
一番大きな出来事はやはりMOMOMETALの加入でしょう。このことについては本当に良かったと思うし、BABYMETAL側が本当に丁寧に大切にやってきたことの結果とも言えるかなと思います。MOMOMETALがアベンジャーズとして参加したのが2019年ですから、コロナ禍や封印期間も挟みますが、実に4年という年月をかけて行いました。これは異例と言えることだと思います。
こうした姿勢というのは評価すべきですし、ファン側BABYMETAL側もしっかりと準備できたことは良かったなと思いました。
その後のツアーでのSUさんやMOAさんの雰囲気からもMOMOMETALは大きな存在になっているのかなと思いますね。
それがよく現れているのが今年のライブかなと思います。特に海外公演では映像作品化されないこともあっていつもリラックした様子が観られるのですが、今年は本当に楽しんで自由にライブをしているのがみれました。
第二期BABYMETALということもあり、それまでの巫女的な雰囲気(憑依的なこと)はあまりなくて、SU-METALやMOAMETALではあるものの、中元すず香や菊地最愛の面がでていたと思います。お二人ももう自分を出してもいいんだって思ったのかもしれませんね。あと海外公演は本当に大変だと思うので、毎日を楽しく過ごすためのコツなのかもしれません。
初のコンセプトアルバムTheOtherOneについても触れておきます。このアルバム本当にいい出来のアルバムです。今までのBABYMETALらしいKAWAIIMETALはあまりでていませんが、今のBABYMETALに必要な要素というのがしっかりと楽曲にあり、過去のアルバムと違った方向性の楽曲が増えたことで、BABYMETALとして幅がかなり広がったと思います。
更に現在進行系のメタルをしっかり押さえているので、メタルアーティストとしての存在感というのがこのアルバムでしっかり出せたのではと思いますね。海外のメタル系サイトの今年のメタルアルバムでも評価されていました。
新曲のメタり!はある意味BABYMETALらしい なんじゃコリャがいっぱい詰まった楽曲です。日本的な要素がたくさん入っているのですが、そこにトム・モレロのギターというとんでもないスパイスを入れてきましたから、どの楽曲にも似ていない当に唯一無二の楽曲になったと思います。あとMOMOMETALの口上はこの曲の要ですね笑。
という感じで今年のBABYMETALを振り返りました。新たなスタートを切ったBABYMETALですが、猛烈なスタートダッシュを成功させた一年だったと思います。
2018年のYUIMETALの脱退から(実質は2017年のLEGEND-Sから)模索の日々だったBABYMETAL。2021年10月の封印で一旦区切りをつけ昨年10月に復活。そして現在に至るということですが、今年のインタビュー記事では10年はやると決めていての10BABYMETALBUDOKANだったとのことがあり、もしかしたら今の第二期BABYMETALはなかったかもしれないことを考えると、MOMOMETALの加入というのは本当に大きな出来事であり、今後のBABYMETALにとって重要な一年になったということが言えると思います。
来年3月にはMOMOMETALの20歳と21歳を祝うLEGEND-MMが開催され、4月6月にはアメリカ、EUでのフェスに参加することが発表されています。EUフェスは2018年以来なので実に6年ぶりになります。
各フェスの番付を観るとどこもロゴ表記になっていますので、いまBABYMETALがメタルシーンの中でどれだけ重要な位置にいるかというのを示していますね。
2010年のデビューから13年。メジャーデビューから10年を経て、今またスタート下BABYMETAL。ライブアーティストとしての実力も見せた今年。
来年もまた新たな世界を見せてくれると思います。