4/8(土)に 新宿ReNY でおこなわれた -MLG ADVANCE- のライブレポです。

 

ここでMyLittleGod(MLG)について。

2018年1月5日。BABYMETAL等数多くのサポートギタリスト、ソロギタリスト、ギター講師などの活動をしていた、

藤岡幹大さんが急逝しました。天体観測が好きで、天体観測中に高所から落下。その事故により亡くなりました。

 

藤岡さんには2人のお嬢さんがいて、下のお子さんは当時3歳くらい。まだ幼いお子さんを残して旅立っていった藤岡さん。

その家族を、2人のお嬢さんを支えるため、弟子であり友人であった大村さん、大村さんの事務所の社長であり、歌手のトキさんを中心にMyLittleGodというプロジェクトを設立。過去何度かライブを行い、過去の藤岡さんのライブ映像などを作品化し、藤岡さんが活動しているのと同じような形で、収入を得て、それをご家族の生活に充てるというような活動をしていました。

 

慈善団体や寄付団体ではなく、あくまでも藤岡さんが活動して得ている収益を充てるという事のために設立したもので、トキさんや大村さんは藤岡さんの肉体の代わりというような形で支援しています。

 

今回コロナ禍のため一切のライブ活動が出来なかったため、前回のライブから約3年ぶりという形で行われました。もちろん声出しも3年ぶりです。

 

自分は、藤岡さんが亡くなって初めて行われたMLG(川崎クラブチッタ)に参加して以来なので約5年ぶりになります。

 

急遽参加を決めたのでチケットの番数は後ろ。実際会場でも最後方で観ていました。新宿ReNYは初めてで、ビルの三階にあるのも初めて知りましたし、会場の雰囲気や構成も映像では観ていたものの、実際は横長ステージで最後方でもかなり近い感じがありました。

 

 

今回参加したアーティストは、大村バンド、Spark7、Gacharic Spin、C4の4組。

尚、各バンドのセトリは今回割愛させていただきます。

 

 

 

 

まず大村バンドからスタート。ギター大村さん、ベースShoyoさん、ボーカル久世さんのいつものメンバーに加え、

今回別現場だった青山さん、前田さんに代わり、川口千里さんがドラムを担当しました。

ちなみに青山さんお花だしてました。

 

いつもはMLGのTシャツ着てたりするんですが、今回はそれぞれバンドTシャツで登場。Shoyoさんはアイアン・メイデン、久世さんはジューダス・プリースト、大村さんはモトリー・クルーでした。川口さんは分からなかったです。

 

約30分の持ち時間なので5曲くらい。なので川口さんは最初からフルで叩いてましたね。思っていたよりもパワフルだし、もちろんテクニックも素晴らしかったです。今回の注目の一人でしたから、存分に楽しめました。

大村さんはいつものように速弾き素晴らしいし、Shoyoさんは細いし、久世さんのボーカルはやっぱりどんな激しいサウンドでも通るなと思いました。

 

ラストの曲で久世さんがiPhone片手にステージや会場をテンション高めに撮影していましたね。珍しいなと思いましたが、実はオチがあって、この後のGacharic Spinのコガさんが話していたんですが、楽屋で演奏後かなり落ち込んでいたそうで、理由を聞くと実は動画撮れてなかったということでした。この話が一番盛り上がったんじゃないかなと思います笑。久世さんは裏切らないですね笑。

 

次はSpark7。ISAOさんのソロ・プロジェクトで全編インストでした。今回の一番の収穫が実はSpark7でしたね。

ライブやレコーディング毎にメンバーが変わるそうですが、今回はベース BOH、ドラム 原澤英樹、キーホード MAO

そしてギター ISAOというメンバーでした。

 

ISAOさんのギターを存分に楽しめたし、ISAOさんのギターをしっかり聴けたのはある意味発見でしたね。2018年のBABYMETALの神バンドとして参加し、以来5年に渡ってISAOさんのギターを聴いてきたつもりでしたが、今回のライブでしっかりと特徴というかテクニックや演奏スタイルを確認することができました。やっぱり8弦ギターを操るのは並ではないですね。

 

そして久々のBOHさんのベースソロも聴けました。そして個人的にすごいなと思ったのがドラムの原澤英樹さんですね。原澤さんはSpark7の他、浜田麻里さんのサポートも努めたこともあるそうです。パワフルだしテクニックも素晴らしい。青山さんとも前田さんとも違う、原澤さんのドラムがしっかりありましたね。また一人素敵なドラマーを見つけました。

 

MCは1曲目が終わった後にバンドメンバーやバンドについて話した1度だけで、その後はノンストップでした。なので、早々に「今日はどうもありがとうございました」と最後の挨拶をしていたのが、らしいな思いましたね。

 

続いてGacharic Spin。ガチャも初めてでした。今回注目していたもう一つのバンドです。ボーカルの アンジェリーナ1/3 は最近テレビやラジオなどのメディア露出が多かったこともあり、どんな感じなんだろうなっていうのがありましたが、ものすごいパワフルでびっくりでしたね。ボーカリストとしても声に伸びがあったし、MCもうまい。髪が思っていた以上にピンクだったのも驚きでした。ステージをまさに縦横無尽に走り、バンドメンバーとも絡んだりと、流石20代っていう感じでしたね。

 

で、ガチャファンの方には誤解を招くかもしれないのですが、最初アンバランスな印象を受けたんです。バンドメンバーとアンジーのパワー差みたいなのを最初感じたんですが、これは間違いだったというのを最後の方には思いました。KOGAさんやTOMO-ZOさんなどバンドテクニックがしっかりしていて、その上でアンジーが自由にできていると理解しました。

 

今度リリースされるアルバムに収録される、大村さん制作の楽曲も披露しました。大村さんらしい楽曲でかっこよかったです。

終始楽しいステージでした。ガチャのTシャツを着たファンの方もたくさん観たので、ガチャ目的で来てたのかなと思ったりしました。

 

最後はC4。ボーカルのトキさんを中心にギターに大村さんを有しているバンドです。トリを務めました。2曲目で定番のメタリカのバッテリーを演って、大丈夫かなと思ったのですが、全6曲ということでこちらも最初から飛ばしてきたということでしょうね。トキさんと多分自分は同世代か、トキさんがちょっと上だと思うのですが、その年令を考えると、すごいなと思いました。

 

そして、最後。今回のライブの目的の一つである、ミニアルバム「MLG」に収録されてる「 The Hill Of Wisteria 」の新バージョンを、ギター:大村さんISAOさん、ベース:BOHさんShoyoさん、ボーカル:トキさん久世さん、ドラムはC4の Tomoi さんが担当し、披露しました。このメンバーではおそらく今後しばらくないだろうとトキさんが言ってましたが、正にそういう奇跡のメンバーが一同に集まったという感じでしたね。ボーカル入りになりましたが、基本ラインは今までの The Hill Of Wisteriaでした。もちろん藤岡さんのギターソロパートもありますし、楽器隊それぞれのソロパートもあります。

 

やっぱりいい曲だなって思いましたね。この曲をどう後世に伝えるのか、より沢山の人に知ってもらえるのかということを考えた一つの結果なんだと思いました。

 

最後にトキさんから、このMLGへの思いというのを語ってくれました。内容は現在ツイッターでもアップされているので是非読んでほしいです。そして今回のMLGはどうやら映像化されないようで、最後に藤岡さんのお母さん、そして2人のお嬢さんがステージに登場。バンドメンバーそして会場の人と一緒に写真を撮るということがありました。とても素敵な出来事でしたね。

 

 

 

 

 

最後会場の皆さんに御礼をしていた2人のお嬢さんがとってもしっかりしていて、藤岡さんの仲間たちの想いというのが伝わっているのかなと思いました。

 

ということで、演奏時間そしてバンドセットチェンジ時間をあわせ、計3時間半を超えるライブが終了しました。

当然腰やられました。足もしびれていたので、バンドセットチェンジの間は会場をでて廊下で伸びをしたりしてましたね。

それでも次の日も結構残っていて、この後ライブレポ書きます、@onefiveのライブで着席で見れたのが本当に幸いでした笑。

 

MLGはおそらく下のお子さんがある程度成長するまでは継続すると思います。今後どうやって藤岡さんの演奏、そして功績を伝えるということも合わせて、これまで以上に考えていかなければならないのかなと思いました。

 

今回のMLGのリリースもその一つの手段であり、今後の展開への手がかりになるのかなとも思いました。

 

ということで、MLGのライブレポでした。