今日は3/26(日)に、幕張メッセで行われた LOUD PARK 2023に参加してきたので、ライブレポを書こうと思います。

 

2017年以来約6年ぶりの開催と、ヘッドライナーに伝説のバンド PANTERAを迎えたということで、かなり話題となっていました。

 

自分的にはLOUD PARKは初ということで、日本のメタルフェスといえばラウパということもあり初参戦したかったのと、

今回北欧メタルの代表的なバンド、STRATOVARIUSとNIGHTWISHが参加するということ。

そして、これは1月のRETURNSライブ前だった為ですが、BABYMETALが参加するのではないかという予想をしていたので、

早々にチケットを確保。しかしBABYMETALの参加はなくなりましたが、注目すべきバンドも多数あったので、参加することにしました。

かなりの強行日程ということと、久々のフェス参加だったので、しっかり見るバンドをいくつかに絞って見ることにしました。

 

 

 

 

当日は朝から雨で、開場時間の10時の1時間前に幕張メッセについたのですが、既にグッズ売り場は長蛇の列。

雨の中1時間以上待ってLOUD PARKTシャツをゲット。

本来最初に見る予定だった、ジェイソン・リチャードソン&ルーク・ホーランドは10分だけ遅れて見ることができました。

 

Polyphiaのティム・ヘンソンをゲストに迎えた楽曲をYouTubeでみて、このギタリストが参加するんだと思って、

今回見ることにしました。

ギターとドラムの2人編成で、シーケンスを使ってその他の音源を補完というスタイルでのステージ。

ギターの腕前はやはりすごかったですね。テクニカル系ギタリスト好きには良かったと思います。

今回のラインナップの中ではちょっと異色な感じがしましたが、今回の来日をきっかけに活躍してほしいなと思いました。

 

この後のHEROとOUTRAGEは後ろの方でチラ見程度でしたが、特にOUTRAGEは名前はもちろん知っていたのですが、

音的には初で、結構ハードな感じで流石と思いました。

 

で、この後のBLEED FROM WITHINはAMARANTHEを待ちつつ観ていたのですが、メタルコア系のバンドで、

意外と良かったと言うか、かっこいいバンドでした。ギターの人もボーカル取ったりして、引き付けるものがありましたね。

 

そしてお目当てバンドのAMARANTHEですが、2019年のダウンロードジャパン以来の来日だと思いますが、

自分もダウンロードジャパンでは初ライブ観て、今回2回めということで楽しみにしていました。

 

女性ボーカル、男性ボーカル、グロウル専門ボーカルの3ボーカル体制という珍しいバンドです。

ということもあり、かなりバラエティの富んだ感じのステージでした。目まぐるしく変わるボーカルパートが

飽きさせない感じで、今回も良いステージだったと思います。

 

次のカーカスについては、休憩しながらチラ見程度だったんですが、こちらは骨太のスラッシュメタルで

遠目絡みてもカッコいいという感じでした。カーカスも名前は知っていたのですが、今回初だったので、

こういうバンドなんだと思いましたね。

 

次がお目当てのSTRATOVARIUS。北欧のパワーメタルバンドということで、最新アルバムもチェックしてました。

やはりテクニックも素晴らしいし、ステージパフォーマンスも良い感じでしたね。日本とパワーメタルの相性って

良いんじゃないかと思いました。

 

次もお目当てのNIGHTWISH。こちらも北欧メタルバンドなんですが、全く印象が異なりました。

本来1月末に単独来日公演を予定していましたが、ボーカルのフローヤ・ヤンセンが病気療養のため中止。

今回リベンジ的な感じでの来日ステージとなりました。

で、フローヤ・ヤンセンのボーカルがすごかった。演奏はメタルですが、ボーカルはオペラ歌手かというくらい

素晴らしい歌声。牧歌的な演奏もあり、北欧メタルの幅広さを感じました。

NIGHTWISHは本国では親子連れでライブに来るくらい国民的バンドだそうで、その意味がわかるようなステージでしたね。

誰もが楽しめる、そしてフローヤ・ヤンセンの素晴らしいボーカルを堪能できる、そんなステージでした。

 

次のクリエーターはチラ見程度でしたが、こちらもすごいステージでした。一転して激しいスラッシュメタルで、

メタルファン的にはこういったバンドのほうが楽しいのかもしれません。

元ドラゴンフォースのフレデリックがベースとしてバンドメンバーにいることもあり、クリエーターも名前は

知っていましたが、本格的な演奏はもちろん初。圧倒的な迫力に見入ってしまいました。

 

最後はパンテラですが、ピットの雰囲気が一変しましたね。後方でみていたのですが、明らかに雰囲気がそれまでとは

変わりました。パンテラコールもあったし、ある種これがメタルの現場という感じを遠くからでも感じました。

 

パンテラはギターのダレルとドラマーのポールの兄弟が既に死去しており、再結成は無いと思われていたところ、

フィル・アンセルモとレックス・ブラウンを中心 にギターにザック・ワイルド、ドラムにチャーリー・ベナンテを迎え

2022年に再結成。この経緯もあり、かなり注目されていました。

 

ギターに関しては、もともとのダレルのセッティングをザック・ワイルドが再現しているという話があり、

実際いつものザック・ワイルドの音ではないのはすぐにわかりました。

 

正直言うとパンテラ通ってないので、今回のステージに関しては自分は語る資格はないと思っています。

とは言え、伝説のバンドのステージを見ることができたのはすごいことだなと思いました。

 

で、大変申し訳なかったのですが、翌日午後から仕事ということで、移動のため最後までパンテラのステージを見ることが

できず、LOUD PARKを後にしました。

 

今回天候には恵まれず、終始寒かったし、日中は本降りだったりしましたが、結構人は来てましたし、

メタルファンだけではなく、音楽ファンと思われる人、20~30代の人、カップル、20代女性も多く見かけました。

ラインナップを見ると結構コアなメタルバンドが多かったと思ったので、意外な感じを受けたのと、

ラウパと言うとコアなメタルファンしか来てはいけないようなフェスのイメージだったので、

そういうことはないんだな思いました。

 

各ステージも多くの人が観てましたし、盛り上がりもあって、全体的に良いフェス内容だったんじゃないかと思いました。

それと、北欧メタル系のバラエティさと、パンテラやクリエイター、カーカスといった硬派なメタルバンドとが

同じフェスで演奏するというもの、メタルの幅の広さを感じるし、楽しみ方もいろいろできるんじゃないかと思いました。

 

今回のラウパは限定復活と言うことですが、今回の結果を受けて今後また開催するかを決定するようなので、

是非、また開催してほしいかなと思いました。日本でのメタルフェス、特に海外バンドを招聘してのフェスは

なかなか難しい面もあると思いますが、メタルというジャンルの幅の広さや、どの年代でも楽しめるといったことを

伝えるような形になって欲しいかなと思いました。

 

ということで、凄くざっくりのライブレポでした。この3週間は怒涛の三週間なんですが笑、良い1週目を迎えられたかな

と思います。