昨日NHK総合でOAされた、SONGS OF TOKYOは2022年注目のJ-POP特集ということで、今年注目したいアーティストやアイドル、バンドなどを紹介していました。
この放送はNHK WORLD でアーカイブ配信されていますので見逃したという方はそちらを視聴してみてください。
番組では、アイドル・海外で活躍しているアーティスト・J-ROCKと言う感じでベテランから現在注目の新鋭アーティストまで数多く紹介されていました。
BABYMETALも海外で活躍しているアーティストというくくりで紹介されました。その他、Perfume、きゃりーぱみゅぱみゅ、ONE OK ROCK、LiSAが紹介されていました。
その他にもYOSHIKI、布袋寅泰、HYDE、久石譲、MIYAVI、YOASOBI、YAMA、髭男、女王蜂、MAN WITH A MISSION、ずっ真夜、など様々なアーティストも取り上げられていましたね。
アイドルのカテゴリーが番組の半分を占めていたので、日本のアイドルというカテゴリーは日本独特ナノがよく分かるし、ニッチながらも世界でも注目されているシーンなのかなと思いました。
坂道シリーズやジャニーズといった超メジャーなところから、PassCode、新しい学校のリーダーズ、CHAIも紹介されていました。
で、番組の最後で、とあるJ-POPファンの海外の方が言っていたことに共感しましたね。
今の日本はK-POPを追っかけようとしているけども、昔からJ-ROCKの文化があるのでそれを生かしてほしいという日本の音楽会への要望が有りました。
僕も全く同じで、確かにK-POPは欧米の音楽市場に進出し、BTSなどを筆頭にしっかりとした実績を残しました。国の政策としての後押しもあったと思いますが、しっかりとした市場調査と準備をした結果が大きいと思います。
日本がこれをこのままマネしたところで、二番煎じとした見られないし、韓国の音楽として見られてしまう可能性もありますよね。若者のK-POP人気だけを捉えているのならばちょっと危険かなと思いましたね。
日本の音楽ってほんとに細かいし、番組内でも言ってましたが、ギターでJ-POPの曲を練習すれば大抵の曲が弾けるようになるっていうくらい、技術的にはすごいものを持っていると思います。
ただ、それをどう活かすのか、どう聞き手側に伝えるのかというのが最終的には重要で、テクニック重視だけでは音楽の魅力は伝えきれませんよね。もちろんテクニックは最低限必要ですが、それに何をどう上乗せしていくのかというところなんだと思います。
今後注目のアーティストとして、ギタリストのSAKIさんが所属しているバンド、NEMOPHILAが紹介されました。欧米のメタルバンドとは異なり、フェミニンな容姿にハードなサウンドというところが魅力だと紹介されていました。
見た目とのギャップが魅力だというところですが、その点ではBABYMETALが例として取り上げられていました。BABYMETALがこれだけ世界で認知され、支持されてきたのは、まさにこれが一つの要因だと思います。見た目kawaiiのにサウンドはハード、そして圧倒的なボーカルとダンス力。
これだけのちからが日本の音楽シーンにはあるんですよね。これをどうして活かせないのか。ほんとにもったいないですよね。
海外の方が注目されているアーティストが、日本ではそれほど注目されないっていうのは、ほんとに何か大きな力が働いているんじゃないかと、疑ってしまう感じもあるし、そういうのは健全ではないですし、このコロナ禍において、音楽とはライブとはと考え直す機会がたくさんあったと思うので、日本の音楽界は今こそ変化を恐れずに、勝負している時期ではないかと思います。
