今年はCPUやグラボは価格高騰が続き、特にグラボはマイニングやら半導体不足やらで昨年の同時期よりも1.5~2倍近く価格が上がりました。秋になってちょっとづつですが価格が下落してきていますが、まだまだ半導体不足の状況は続きそうなので、しばらくは高価格帯商品という感じでしょうね。

 

少し良い画面でゲームや動画編集しようと思ったら、少なくとも7~8万のグラボ買わなくてはならないという、なんともな状況ですよ。NVIDIAのGTX1650を例に取れば、昨年の秋までは1.5~2万円で買えたのが、今現在だと2.5~3万円。こんな状況なので、旧世代のGT1030やGT710が売れるという事態です。今のゲームだとどうなんだろう、とりあえず動画再生できればいい位のものだと思いますが、やっぱり異常ですよね。

 

あとCPUに関しても、intelが第12世代のCOREシリーズを11月にリリースしましたが、正直これも高価格帯です。AMDは昨年リリースしたZEN3のRyzen5 5600Xが全く価格下がらず。今も人気のCPUです。今までの価格常識が通用しなくなっていました。またグラボ高騰の影響を受け、GPU付きCPUが見直されて来たというのがありますね。コロナ禍がこんなところにまで影響しています。

 

さて本題。10/5にWindowsの新しいOS、Windows11が正式リリースされました。当初Windows10をバージョンアップするという方法でOSとしては最後のバージョンになるということでしたが、WIN10がリリースされ約6年経ったということもあってか、バージョンアップというよりも新しいOSとしてリリースしたほうがいいと判断したんだと思います。

 

Win11はWin10利用者ならば無料でアップグレードが可能です。しかし今までとはちょっと異なるのがWin11の使用条件。まとめると、

 

・TPM2.0が使えること。・BIOSがUEFI、セキュアブート対応なこと。CPUが2コア以上。メモリが4G以上等。

 

 

機器のシステム要件については最新の機器であれば問題ないと思いますが、少し前の機器だとちょっと厳しいものもあるかもしれません。

 

そして大きく変わったのが、TPM2.0とUEFIが必須だということ。TPMはCPUに備わっているセキュリティに関する機能だと思ってください。最新のCPUならば対応しています。ですが初期値がオフになっている場合があり、BIOSで設定変更が必要になることがあります。自作PCの僕の場合は設定変更が必要でした。

 

それと、BIOSがUEFIになっていること。これもここ数年のものであればほぼUEFI対応になっています。

 

自分のPCがこれらの条件にあっているか、WIN11にできるかを判定する無料ツールがマイクロソフトから配布されているので活用してください。またWIN10利用者ならばWindowsUpdateで自動で入ってくるので、それで判断することも可能です。

 

で、今回Win11にアップグレードしたのはサブPC。スペックは

CPU:Ryzen3 3100、マザーボード:MSI MPG B550 GAMING PLUS メモリ:DDR42666 8G×2

ストレージ:SSD(Cドライブ)、HDD(データ)、M.2SSD NVMe(データ) という感じです。

 

スペック的には問題なし。ただかなり苦戦しました。ツールを使うとアップグレードできないという判定。

原因は2つ。一つはTPM2.0。そしてUEFIではないという判定。

 

TPMに関してはBIOSの設定変更でクリア。で、UEFIについては、BIOS開いても昔ながらの設定画面ではない。で、ここから調べました。

 

このサブPCは7年くらい前に組んだPCからシステムドライブのみ引き継いだ形で組んだPC。つまりSSD以外は全部新しいパーツです。で、当時UEFIのBIOSというのは出始めたばかりで、いわゆるレガシータイプのBIOSで設定したシステムドライブだったんですね。そのため、今のサブPCを組んだときにUEFIではなくレガシーBIOSで動く設定をしたようなんです。

 

それから、システムドライブのフォーマットも異なってました。現在はGPTとMBRというフォーマット形式があります。古いのはMBR。当然システムドライブもMBRになっていました。この形式だとUEFIでは動きませんので、GPT形式にしなければなりません。現在のBIOSはレガシーもUEFIも両方動くので、設定によって変えることができます。Win11にするにはUEFIにしなければなりません。ということはドライブのフォーマットもGPTにしなければなりません。

 

※GPTとMBRについてはこちら

 

ということで、諦めてシステムドライブを一度完全フォーマット。新しくGPTにして、Win10をクリーンインストールすることにしました。もちろんそのときにBIOSもUEFIにしました。

 

アプリ入れ直ししなければいけませんが、サブPCなのでそれほど多くなく、諦めも付きやすかったというのもありまして、無事条件をクリアし、本日Win11にアップグレードすることができました。

 

ダウンロード&インストールで約30分。再起動から設定構築、そして起動までで約10分ということで、賞味1時間かからなくアップグレードできました。

 

壁紙やアプリなどはそのまま引き継がれるので、アップグレード後の再インストールや設定し直しはありませんでした。

 

で、やはり見た目で変わったなと思ったのが、中央に配置されたシステム系アイコン類。

 

 

これまでのWindowsシリーズではおなじみだったスタートボタンも左下端から中央下に配置されました。これは変更できるので今まで同じ位置にすることも可能です。

 

また、スタートボタンを押下したあとのUIが変わりました。

 

 

今までとは結構見た目違いますね。シンプルになりました。これも配置変更可能なので必要なアプリを設定することができます。

 

新しいアプリがどれなのかとか、どんな機能が追加された等はこれからじっくり試してみたいなと思います。

 

とりあえず、Win11に引き継がれたアプリは起動しました。ゲームも動いたので良かったなと一安心ですね。ただ、全てそうとは言えないと思いますので、各アプリ元のメーカーや制作者に確認してくださいね。

 

ということで、大晦日の中、Win11にしてみました。ちょっとでも参考になればと思います。

 

また使用感とかは、機会があればブログにしてみようかと考えてます。ヘビーユーザーではないし、動画編集とはしてないので、あまり参考にはならないかもしれませんが、よろしく。