今朝書いたブログの記事の関連です。

 

KOBAMETALのコラムの内容について、いろいろと意見が交わされています。

 

多くの人がやはりライブは生演奏、楽器をひくのは人が良いという意見のように見えます。

 

僕も基本はみなさんと同じです。今までも楽器とオケについてはいろいろと言われてきました。

 

楽曲が複雑かつ、バンドメンバーだけでは賄えないものが多くなり、その補填的なところでマニピュレーターという、新たながメンバーというか、演奏者が登場しました。

 

今は、フルバンドでもマニピュレーターがいることもあるし、完全にオケで歌っている人もいます。

 

オケに関しては使わざろう得ないという場面もあれば、バンドを雇えないという経済的な事情も理由だったりするので、オケ自体は否定するつもりはありません。

 

ですが、やはりオケだけでは正直それは果たしてライブと呼べるのかなというのは、前々から思っていたところです。

 

PCの性能が上がり、ほぼ無限にトラックを制作でき、あらゆる楽器の音を再現できるようになり、はてはボーカロイドも人間の歌い方に近づいて来ました。

 

その中で、人が演奏するという意味、生楽器を使うという意味がどういうものなのかを考えて、意識して使うという時代になったのかもしれません。

 

最近駅にピアノをおいて、好きに演奏していいですよっていうのが多くなりましたね。僕の地元でも駅ピアノありまして、たまに弾いているのを観ることがあります。

 

生ピアノって良いなって思います。それは音がやっぱり違うから。世の中の殆どの音がスピーカーから出ている音。でもピアノを始めとする楽器は直接空気を振動させて作る音。

 

弦を叩く音や響板に響く音、棚板に伝わる振動音とかも混じって、初めてピアノの音になるんですよね。PCから出てくる音はPCM音源っていって、ピアノの音をデジタル録音したものを再生しているという感じの音です。ですから、ノイズや倍音と言ったものが含まれていたとしても、それはかなり少ない割合なんですよね。

 

ギターも同じ。バイオリンやホルンといった金管楽器、クラリネットやフルートなどの木管楽器も同じです。

 

そういう音を聞く機会っていうのは、ライブやコンサートでしか無いんですよね。

 

なので、この生演奏という文化は決して消えないし、今後も行われていくはずです。

 

いくらデジタル技術が進んだとしても、楽器の音を完全に再現させるのは難しいし、それを操る奏者についても同じだと思います。

 

Z世代が今後テクノロジーを使って、新しいライブの形を形成していくのだと思いますが、この演奏者が楽器を演奏するというスタイルは、たとえオールドスタイルとなったとしても廃れることはないです。

 

KOBAMETALはよくこれを理解しているはず。なので、あまり危惧しなくてもいいとは思います。

 

でも、変化は必ず訪れるので、それをどう自分に落とし込むのかは、それぞれだと思います。