今日は曇り。昨晩からの雨は止みました。すっかり涼しくなりました。

9月になりましたね。今年もあと4ヶ月ほど。あっという間です。

今更ながら、毎日あまちゃんを見ています。朝は見られないので、深夜のBSでチェックしています。

といっても、ちゃんと見始めたのはホントにここ最近です。さすがクドカンドラマは面白いですね。

で、明日からはいよいよ3月11日以降の話に突入します。ここから最終回までどう展開していくのか。ある意味、ちゃんと震災後について描くドラマになりそうな気がします。

オープニングテーマ、すごく耳に残りますね。ここ数年は歌詞のある主題歌が続いていましたが、昔ながらの歌なしのドラマのテーマ曲は数年ぶりだそうで、ドラマの世界観がすごく表れていると思います。

このテーマ曲を含め、劇中の音楽(歌ものも含め)を作曲しているのが、音楽家の大友良英さん。

この記事を書くにあたって、彼のプロフィールを調べると、元々はギタリストやDJとして活動していて、その他ジャズバンドなども組んだりしていました。また、数多くのテレビドラマや映画の音楽を担当していました。ちなみに、今回あまちゃんで使われている劇中歌を作曲する際、80年代の歌謡曲を聴き倒したそうです(笑)。

実は今年のスコラ(NHKの音楽教養番組で、坂本龍一さんが様々な音楽の成り立ちから現在に至るまでを数回にわたって講義するという内容。現在までにシーズン3まで放送されています。)に出演されていて、その時のことがとても印象に残っていました。

出演されていたのはオーケストラの回。この時は、音大生に大友さんが指揮をするというものでした。

その指揮の方法がとても変わっていました。特に譜面もありません。パート分けなども特にありません。ルールは、大友さんが指で出すサインに従って、各々が音を出したり止めたり伸ばしたりするというもの。(詳しくは大友良英さんのブログで解説してます)

これは、オーケストラFUKUSHIMA!というプロジェクトでも行われていたものです。技術の差や楽器の種類を問わず、誰でもオーケストラに参加するために取られた方法だそうです。

フレーズやリズムは各々が自由に演奏しますが、指揮者のサイン通りに音を出します。一見、前衛音楽のようにも見えますが、ちゃんとルールに則って演奏されています。美しいメロディやハーモニーというのは最初は聴こえてきませんでした。でも不思議なことに段々とメロディらしきものやハーモニーらしきものが聴こえてきます。

YouTubeでは、2012年に行われた、オーケストラFUKUSHIMA!での演奏がアップされていました。とても不思議な感覚になりましたね。ある種の民族音楽のようにも聴こえてきました。

あまちゃんで注目されている大友良英さんですが、こういうことも行っていたということを知って欲しくて記事にしました。

もし、スコラの再放送があったら是非チェックしてみて下さい。

あと、9月13日にNHKであまちゃんの音楽特番が放送される予定だそうです。こちらはこちらで楽しみです。