今日は曇り時々雪。気温が低くてすごく寒い一日でした。明日も寒そうです。

冬も本格的になりまして、ウインタースポーツも本格的に始まりましたね。

一昨日から全日本フィギュア選手権が札幌で行われていますね。男子では羽生選手が1位になりました。先日のNHK杯でも素晴らしい成績を残していましたが、そのNHK杯をたまたま見ていて、思わずこれなんだ?と思ってしまった曲を見つけました。

普通フィギュアで使う曲と言うと、映画音楽やクラシックが思い浮かびます。少数派ですがジャズやロックなんかも使う選手もいます。

羽生選手が今年のショートで使っている曲。なんとロックでインスト、しかも泣きのギターという、かなり珍しい選曲をしていました。

使われている曲は、ゲイリー・ムーアの「パリの散歩道」という曲。これでもかというくらい泣きのギターです。

こういった曲で思い浮かぶのは、ジェフ・ベックの「悲しみの恋人達」や、サンタナの「哀愁のヨーロッパ」。ですが、今回はゲイリー・ムーアという、かなりロック好き・ギター好きでないと選曲しないであろう曲を選んでいます。

こう行った曲は使うとしてもエキシビションが多く、ショートプログラムで使うことはほぼ無いと思います。この選曲はすごいなと思います。

で、この曲とプログラムがバッチリ合っているのがすごい。18歳の羽生選手が選曲したとは思えないですが、周りのスタッフやコーチはよくこの曲を使おうと決断したなと思いました。

この曲、正直言いますと今回で知りました。というのは、ゲイリー・ムーア何故かちゃんと聴いてなかったんです。もちろん彼の事は知っていました。沢山のギタリストに影響を与えた素晴らしいギタリストであることも。ですが、なぜか聴いてなかったんです。今更後悔ですね。

残念ながら、昨年急逝してしまいました。まだ58歳だったそうです。

今回こういう形ですが、日本の沢山の人達にゲイリー・ムーアというギタリストを知る機会が出来ました。素晴らしい曲に素晴らしいプログラム。沢山の人達の記憶に残ればいいなと思いました。

関連サイト
ゲイリー・ムーア http://www.gary-moore.com/