今日は雪。連日冷え込みが厳しいです。温泉が恋しい季節ですね。

昨日、NHKで放送していた「スコラ」という番組の第二シーズンが終了しました。

この番組は昨年にも放送され、今回第二シーズンということで、10月から12回にわたり放送され

ました。テーマは3つ。クラシック音楽の古典派、ドビュッシー等の印象派、そしてロック創世。

昨日の放送はロック第4回目で、日本のロックについて取り上げました。その中で、YMOの

「ビハインド・ザ・マスク」が取り上げられました。講師である坂本龍一氏の代表的な一曲ですが、

坂本氏曰く、この一見ロックとは無縁と思えるテクノミュージックの一曲にロック的な要素を感じると

海外公演の時に言われたそうです。現にマイケル・ジャクソンやエリック・クラプトンにカバーされて

います。で、自身で色々と分析したそうです。まず印象的なリフが、ギターで弾くことをイメージして

作られたそうです。60年代に作られたギターリフのような構造になっているということだそうです。

テンポも、テクノにしてはゆっくりしていて、ロックで使われる8ビートのリズムになっているそうです

。コード進行もシンプルなものになっているということも要因の一つだそうで、こういった要素が

あって、ロック的な楽曲に聴こえるという分析をしていました。

もちろんビハインド・ザ・マスクは何度も聴いていましたが、そういう観点では聴いていなかったので

、非常に面白く番組を見ることが出来ましたね。番組は終了しましたが、来週12/24に再放送予定

ですので、興味が有る方は是非録画してみてください。

このシリーズは音楽を細かく分析したり、時代背景を考察したりして、その音楽の成り立ちや構造

などを面白く見せてくれるので、是非第3シーズンも放送してほしいですね。

関連サイト:schola 坂本龍一 音楽の学校
http://www.nhk.or.jp/schola/

聴き比べしてみてくださいね。


YMO~ビハインド・ザ・マスク



マイケル・ジャクソンVer.
お蔵入りしていた音源が昨年リリースされました。本当はスリラーに入れたかったそうです。


エリック・クラプトンVer.
こちらは1986年リリースの「August」というアルバムに収録されています。
マイケルVerが元なので、この順番にしました。