今日は曇り。寒気が入り一気に冬モードになりました。しばらく寒暖の差が大きい日が続くようです。

今月2枚目のアルバムレビューです。

サカナクション ~ DocumentaLy

です。

イメージ 1



サカナクションについては今回で3枚目の紹介になります。今年9月にリリースされた最新アルバム
になります。今作も素晴らしい作品になりました。

01:RL
02:アイデンティティ
03:モノクロトウキョー
04:ルーキー
05:アンタレスと針
06:仮面の街
07:流線
08:エンドレス
09:Documentary
10:『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』
11:years
12:ドキュメン

初回限定盤にはボーナストラックとして「ホーリーダンス」のリミックスが収録。DVD映像特典付きの限定盤もリリースされています。

昨年、節目となったアルバム「kikUUiki」をリリースし、新たなステージに入ったサカナクション。
その新ステージを表現したアルバムが今回のアルバムです。

第一印象は聴きやすく、そしてバンドサウンドの魅力を十分に感じられるアルバムだと思いました。
先行シングル3曲は以前のシングルよりもメジャー感があり、各楽曲ごとにバンドの個性や特徴が分かれていて、サカナクションのサウンドがどういうものががわかるように作られていると思いました。例えば、2曲目のアイデンティティはロックバンドの面、4曲目のルーキーはクラブミュージックの面といった具合です。

アルバム収録曲は、そのバンドサウンドと山口一郎の歌詞の世界がより深まっている楽曲が多く、
6曲目の仮面の街は、独特な歌詞の世界にクラブミュージックという、サカナクションならではといった楽曲になっています。また、今までなかなかなかった恋愛を歌った曲も収録されています。

そんな秀作ぞろいの楽曲の中で特に気に入っているのが、8曲目のエンドレス。普段歌詞はあまり重要視しない僕でも、この歌詞にはジーンときました。メロディとアレンジと歌詞が素晴らしくマッチングしています。このメロディがあっての歌詞、この歌詞があってのメロディ、このアレンジがあっての楽曲という感じで、このマッチングがあってこそ、この完成度だと思いました。

僕個人としては、是非その前の楽曲「流線」から9曲目のDocumentaryまで、一連の流れで聴いていほしいですね。昨日も聴いていたのですが、夜空に高く光る星座を見ながらだと本当に最高です。

アルバム全体を通して見ると、よりバンドサウンドが強くなったと思います。サカナクションは特にボーカルの山口一郎のカリスマ性がクローズアップされていますが、バンドメンバーそれぞれが出す音やメロディと山口一郎の歌詞とメロディが相まってサカナクションになっていると、アルバムを通して聞くとよくわかりますね。ふとQueenのような感じだなと思う時がありました。

ここ数年の日本の音楽シーンはなかなか新しいものが出にくい、または出ていない状況が続いています。そんな中、常に新しいもの、そして次のシーンを創りだすような音楽を発信しているバンドやアーティストは非常に少なく、サカナクションはそういう意味でも期待大のバンドです。

まだ聴いていない方は是非。出来れば過去のアルバムも聴いて欲しいですね。

関連サイト
公式サイト 
http://sakanaction.jp/main.html
レーベルサイト http://www.jvcmusic.co.jp/-/Artist/A020936.html

エンドレス

ルーキー

アイデンティティ