今日は晴れ。気温も6月並の暖かさになるということで、行楽日和ですね。空が綺麗です。


こちらも久々になりました。今月最初のレビューが今月最後の日になってしまいました。
ですが、とっても良いアルバムに出逢えましたので、これを紹介したいと思います。

原田郁子 ~ 銀河

です。

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昨年は1枚のミニアルバムと2枚のフルアルバムをリリースし、精力的にソロ活動したクラムボンのVo.
原田郁子。その昨年リリースしたアルバムで、ソロアルバムとしては3枚目となるのが、今回紹介する
銀河」です。2008年11月にリリースされました。

1:銀河        (詞・原田郁子 曲・忌野清志郎)
2:満ち欠けて なお 響く もの(instrumental) (曲・原田郁子)
3:波間にて      (詞・原田郁子 曲・おおはた雄一)
4:ある かたち    (詞・原田郁子 曲・辻村豪文)
5:charm point     (詞・原田郁子 伊藤大助 曲・ミト)
6:遥か より 彼方 へ(詞・原田郁子 曲・ミト)
7:青い闇をまっさかさまにおちてゆく流れ星を知っている(blue darkness)
  (詞・原田郁子 曲・オオヤユウスケ)
8:ミソラ       (曲・原田郁子)
9:約束の花      (詞・原田郁子 曲・辻村豪文)

全9曲と、ここ最近リリースされている他のアルバムに比べ曲数は少ないのですが、その楽曲の
素晴らしさを感じれば、満足のいく内容のアルバムです。

彼女自身の音楽の世界観をよく表していて、特にこのアルバムは銀河というタイトルの通り、
心の中にある宇宙(銀河)を感じ取れるような曲・詞になっていると思います。

その中でもタイトル曲である「銀河」は一番のお気に入りになりました。この曲にはゲストVo.として
忌野清志郎さんが参加しているのですが、原田さんも清志郎さんもボーカリストとしてはかなり個性
的で、この2人が一緒に歌ったらどうなってしまうのか?と思っていましたが、まさに魔法という
感じで、2人の個性が互いに交わり1つの音になっている感じがして、聴いていて心地よい感じになり
ました。本当に不思議です。

あと、この楽曲の構成も素晴らしく、まさに銀河を体感しているかのように思えました。
最初はシンプルな音の構成。曲が進むにつれ、広大な銀河の広がりを感じるようなアレンジ
変化していく過程は、曲とともに銀河を旅しているかのように思えました。
アルバムVer.は約13分という長い楽曲ですが、その時間を感じさせないくらい素晴らしい楽曲です。

その他気になった曲というと、8曲目のミソラ。いわゆる「ドレミ唱」という歌詞がドレミになって
いて、某音楽教室のCMでもいけそうな感じの曲です。でもこれがいいんですね。
シンプルな分、響くって感じです。

このアルバムの曲のアレンジはどの曲もシンプルなものになっています。その分、歌詞の内容や楽曲
が本当に心に染み渡ってきます。こういうアルバムをまだ日本でも作ることができる
まだ日本の音楽も捨てたモンじゃないって思いました。

まだ聴いていない方は是非。夜空の星々を見ながら、ゆっくりと聴いて欲しいですね。

関連サイト
クラムボン オフィシャルサイト http://www.clammbon.com/
原田郁子 レーベルサイト http://columbia.jp/artist-info/harada/
(アルバムの試聴できます。)

銀河 iTunes