【書名】面白いほど役に立つ 図解人を動かすリーダー力
【著者】新将命
【発行日】2009年1月25日
【出版社等】発行:大和書房
【学んだ所】
・部下を育てるリーダーになる5つのポイント
①部下と良い関係を築くには?⇒部下が話しやすくなる環境で「ラポール」を築こう。
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「スピーク・アウト」が職場の雰囲気を明るくする:スピーク・アウトとは、「率直にものを言う」といった意味。⇒職場を明るくするには、職場にいる一人ひとりが明るく元気になることが肝心。人は、思ったことを思ったとおりに話すことによって明るく元気になる。
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職場の人々が自由にものを言うようになるには、リーダーの働きかけに加えて、一定のトレーニングも必要。⇒スピーク・アウトを習慣化するのも、「一日にしてならず」
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スピーク・アウトのある職場とは、コミュケーションレベルの高い職場でもある。リーダーは、自身のコミュケーションレベルを上げるよう努めなければならない。
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コミュニケーション10カ条
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コミュニケーションは、まず「聴く」ことから始めよ。
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コミュニケーションで重要なのは「自分が相手に何を言ったか」ではなく、「実際に何が伝わったか」であると心得よ。
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コミュニケーションでは、相手の目を見て大きめの声でゆっくりめに話し、相手と波長を合わせることを心がけよ。
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話の順序は、相手によって起承転結の「結」から話せ。
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コミュニケーションは時間をつくって行なう仕事上の優先課題である。
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真のコミュニケーションはフェイス・トゥ・フェイスでなければならない。Eメールは簡単な情報伝達手段にすぎない。
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悪い話ほど速やかに報告せよ。
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みんなのため、仕事のために良かれと思ったことは、立場を超えてどしどし発言(=スピーク・アウト)すべし。
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異論も意見として認めよ。
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飲みにケーションは「Nice to Do」であっても「Must Do」であってはならない。⇒真のコミュニケーションが行なわれる場は職場である。
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「8聴き2しゃべり」で部下の聞き役に回ろう:部下との間に心の通い合う関係を築くには、ある程度時間をかけて、コミュニケーションの質と量を上げることが原則。⇒そこで大事になるのが、部下の話を積極的に聴くこと。肝心なことは、「聞く」ではなく「聴く」ことにある。
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「聞く」とは、門の中にいて耳だけで聞いている様。終始受身の姿勢といえる。
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「聴く」とは、耳+目+心を使って、全神経で相手の話を聞いている様。
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上司は「8聴き2しゃべり」くらいのバランスが適切。⇒人は自分を尊重する人を尊重する。大事なことは、リーダーが部下に関心を示すこと。⇒関心を示されることで、部下はリーダーに対し、「自分に関心があり、自分のことをよくわかっている人」と意識するようになるはず。⇒リーダーの心得は「8聴き2しゃべり」を徹することにある。大事なのは、リーダーから積極的に部下に声をかけ続けること。そのひと声が部下の心に響く。
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部下と「ラポール」を築くことが何より大事:「8聴き2しゃべり」を続けていくと部下との間に「ラポール」が生まれる。⇒「ラポール」とは、フランス語で「共感」を意味する。心理学用語では、共感に基づく信頼関係、心の通い合った関係のこと。⇒リーダーと部下の間は、ラポールのある関係が理想。
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部下と気心の知れた関係を築くには、堅い話よりも雑談のほうが部下の感情に響く。⇒心の通い合う関係というのは、こちらが相手に心を許すだけでは成立しない。相手もこちらのことを信頼し、安心して、心を開いてくれない。⇒人が、安心して心を開ける相手というのは、いわゆる「有徳の人」⇒スキル(才)のある人は「できる人」、徳のある人は「できた人」=部下との間にラポールを築けるリーダーは「できる・できた人」⇒リーダーは、スキルと人間力(徳)を備えた「できる・できた人」であって、はじめて部下は安心して、リーダーに心を開けるようになる。
- あいさつは部下からではなく上司の自分から:リーダーの話し方のなかで、特に大切なのが、あいさつ。⇒あいさつは「先に気づいたほうからする」というのが、あいさつのルール。肩書やポジションであいさつの順番を決めてはいけない。⇒職場の雰囲気を良くしようと考えるなら、あいさつは、上司のほうから積極的に行なうようにするべき。
- 人間的能力の高いリーダーが持つ「6つのK」と「3つのS」
- 6つのK
- ものの考え方が常に「肯定的」である。
- 誰に対しても「謙虚」な態度で接し、威張らない。
- 「向学心」に富んでいる。
- 明確な「価値観」を持っている。
- 「健康」である。
- 豊かな「感性」を持ち、人をひきつける。
- 3つのS:Strength(ストレングス)=強さ、Smile(スマイル)=ほほえみ、Sacrifice(サクリファイス)=自己犠牲
- 良いあいさつの基本は「VSE」の3つ:あいさつというのは、相手の存在を認めるということにほかならない。=あいさつをしないというのは、相手を同じ仲間と認めていないことになる。⇒あいさつは相手に対する好意と敬意の表現。
- 良いあいさつの基本は「VSE」を意識する。=張りのある少し大きめの声で、相手と目を合わせ、笑顔で行なうことがあいさつの基本。
- V=Voice(声):ちょっと大きい張りのある声
- S=Smile(笑顔):軽いほほえみ
- E=EYE(アイ・コンタクト):相手と軽く目を合わせる
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