D・カーネギー「人を動かす」を読んで② | 昔のテレビ番組や日商簿記1級などの雑記

昔のテレビ番組や日商簿記1級などの雑記

昔のテレビ番組が大好きな、日商簿記1級浪人生の映像所有者の雑記です。

【書名】人を動かす

【著者】D・カーネギー、(翻訳)山口博

【発行日】1999年10月20日
【出版社等】発行:創元社

 

【学んだ所】

人に好かれる六原則
 誠実な関心を寄せる

 

  • 友を得るには、相手の関心を引こうとするよりも、相手に純粋な関心を寄せることだ。
  • ところが、世の中には、他人の関心を引くために、見当ちがいな努力をつづけ、その誤りに気づかない人がたくさんいる。これではいくら努力しても、むだだ。人間は、他人のことには関心を持たないひたすら自分のことに関心を持っているのだ。朝も、昼も、晩も
  • 他人のことに関心を持たない人は、苦難の人生を歩まねばならず、他人に対しても大きな迷惑をかける人間のあらゆる失敗はそういう人たちのあいだから生まれる(アルフレッド・アドラー)
  • 人間はだれでもみな、自分をほめてくれるものを好くものだ。
  • 友をつくりたいなら、まず人のためにつくすことだ。人のために自分の時間と労力をささげ、思慮のある没我的な努力をおこなうことだ。
  • 友をつくりたいと思えば、他人を熱意のある態度でむかえることだ。電話がかかってきた場合にも、同じ心がけが必要で、電話をもらったのがたいへんうれしいという気持を十分にこめてもしもしと答えるのである。
  • 深い関心を示すことによって、個人的に友をつくることができるだけでなく、相手がわれわれのとつめる会社の顧客であれば、会社への忠誠心ともいうべき気持を育てることすらできる

 笑顔を忘れない笑顔で接する

 

  • 動作はことばよりも雄弁である。
  • 心にもない笑顔、そんなものには、だれもだまされないそんな機械的なものには、むしろ腹が立つ
  • 笑顔の効果は強力である。たとえその笑顔が目に見えなくても、効果にかわりがない
  • 自分とつき合って相手に楽しんでもらいたい人は、まず相手とつき合って自分が楽しむ必要がある。
  • 世のなかの人はみな幸福を求めているが、その幸福をかならず見つける方法がひとつある。それは、自分の気の持ち方をくふうすることだ。幸福は外的な条件によって得られるものではなく、自分の気の持ち方でひとつで、どうにでもなる
  • 幸不幸は、財産、地位、職業などで決まるものではない。何を幸福と考え、また不幸と考えるかその考え方が、幸不幸の分かれ目なのである。
  • 物ごとには、本来、善悪はないただわれわれの考え方いかんで善と悪とが分かれるシェークスピア
  • およそ、人は、幸福になろうとする決心の強さに応じて幸福になれるものだ。リンカーン

 名前を覚える名前は、当人にとって、もっとも快い、もっともたいせつなひびきを持つことばであることを忘れない。

  • 自分の名前を呼んでくれるということは、まことに気分のいいもので、つまらぬお世辞よりもよほど効果がある
  • 人間は自分の名に非常な誇りを持っているもので、何とかそれを後世に残そうとする
  • たいていの人は、他人の名前をあまりよく覚えないものだ。いそがしくて、覚えるひまがないというのが、その理由である。
  • 相手と話しているうちに何回となく相手の名をくりかえし相手の顔や表情、姿などといっしょに、頭の中に入れてしまうように努める

 聞き手にまわる

 

  • ささいなことにも、やっきになって文句をいう人がいるなかにはそうとう悪質なのもいるが、そういう悪質な連中でも、しんぼう強くしかも身を入れて話を聞いてくれる人―いくらいきり立ってコブラのように毒づいても、じっと終わりまで耳をかたむけてくれる人に対しては、たいていおとなしくなるものである。
  • 話し上手になりたければ、聞き上手になることだ。興味を持たせるためには、まず、こちらが興味を持たねばならない。相手が喜んで答えるような質問をすることだ。相手自身のことや、得意にしていることを話させるように仕むけるのだ。
  • あなたの話し相手は、あなたのことに対して持つ興味の百倍もの興味を、自分自身のことに対して持っているのである。

 関心のありかを見ぬく相手の関心を見ぬいて話題にする

 

  • 人の心をとらえる近道は、相手がもっとも深い関心を持っている問題を話題にすることだ。
  • 相手の関心を見ぬき、それを話題にするやり方は、結局、双方の利益になる

 心からほめる重要感を与える―誠意をこめて

 

  • ​​​​​​​他人を喜ばせたり、ほめたりしたからには、何か報酬をもらわねば気がすまぬというようなけちな考えを持った連中は、当然、失敗するだろう。
  • 人間の行為に関して、重要な法則がひとつあるこの法則にしたがえば、たいていの紛争は避けられる・これを守りさえすれば、友はかぎりなくふえ、常に幸福が味わえる。だが、この法則を破ったとなると、たちまち、はてしない紛争に巻きこまれる。この法則とは=常に相手に重要感を持たせること。
  • 人間は、だれでも周囲のものに認めてもらいたいと願っている自分の真価を認めてほしいのだ。小さいながらも、自分の世界では自分が重要な存在だと感じたいのだ。見えすいたお世辞は聞きたくないが、心からの賞讃には飢えているのだ。自分の周囲のものから、心から認め、惜しみなくほめられたいと、わたしたちは、みなそう思っているのだ。
  • 人はだれでも他人より何らかの点ですぐれていると思っているだから、相手の心を確実に手に入れる方法は、相手が相手なりの世界で重要な人物であることを率直に認め、そのことをうまく相手に悟らせることだ。