【書名】究極の読書法~購入法・読書法・保存法の完全版
【著者】鴨頭嘉人
【発行日】2020年7月30日
【出版社等】発行:かも出版、発売:サンクチュアリ出版
【学んだ所】
・読書の目的:多読、情報判断するときの軸となる、基準を見極めるためのベース作り。
・インターネットの出現により、世の中に溢れかえっている莫大な情報を使いこなす、そのために読書をする。
・感性(センス)は情報量に比例する。どうやってセンスを身につけるのか。⇒大量に本を読む。⇒センスとは努力。
・ビジネスの極意は、消費者が求めているものを提供すること。新しい情報をキャッチして、お客様のニーズに応えるという軽やかなスタンスでいないと、世の中に価値を提供することはできない。⇒私たちがやるべきことは、変わること。
・世の中のニーズに合わせて変わるためにもっとも重要なことは、情報を持つこと。
・本はスローメディア。変化の大きい時代、情報の取捨選択に戸惑っている人こそ、正しい情報を発信し続けるスローメディアか多くを学ぶべき。
・たくさんの嘘をかき分けて真実にたどり着くためには、判断基準を自分の中に持ってないとダメ。⇒その判断基準を身につけるために必要な学びを読書という。
・自分の中に軸があれば、世の中の人が何を求めているかが見えてくる。そして、本を読む目的こそが、まさに自分の中の判断軸を作るため。
・30冊積読法:読んでない本を常に30冊手元に置いておきなさい。
- 自分が常に追求しているコア分野を10冊積め!
- 新しく取り入れたい分野を10冊積め!
- まったく知らない分野を10冊積め!:興味がない分野の本を読め。専門領域というのは、いくら本を読んだとしても、ある一定のところから先には進めなくなる。しかし、そんなときこそ、まったく別の分野の本を読むと、ブレイクスルーが起こることがある。⇒「ここから私に必要な情報を抜き取るんだ!」と思って読む。すると自分の専門分野に対する所見がより深まる。
・ビジネス読書法の中核は、目的を持って本を読む!⇒明確な目的を持つことで、読まなくていい箇所は分かるようになる。⇒本は全部読もうとしてはいけない。
・著者が伝えたいメッセージは、文中の4~11%
・スキャン・スキップ・マーキングで、6%のコアメッセージを探し出せ!
- ビジネス書の場合、コアメッセージは本の前半部分に載っている。後半部分にコアメッセージを載せると、読み手が最後まで読んでくれないことにはコアメッセージにたどり着けない。すると途中で、この本は価値がないという烙印が押されてしまう。だからコアメッセージを前半に置く。そして、後半部分ではそのコアメッセージを深堀りしている。
- マーカーを引きながら本を読み進め、途中でマーカーを引くところがなくなったら、その本を読むのをやめる。
- スキップとは読まないということ。⇒目的を絞り込み、読まない部分を決めて本を読み進める。
- スキャンとは、コアメッセージを拾い出すこと。⇒絞り込んだ目的に沿って、必要なメッセージを浮き上がらせる。
- マーキングとは、コアメッセージに印をつけること。⇒本を読み返したときに、コアメッセージだけが目に飛び込んでくる状態を作り出す。
・本は保存するものではない、切るものだ!⇒まず、マーカーを引いたページをカッターで切り取る。そして、クリアファイル、ポストイット、ホッチキス、ダブルクリップを使ってファイリングして保管する。マーキングされていないページが残った本は捨ててしまう。⇒手元に残ったページは財産になる。
・マーキングして切り取るページは、今の自分が求めている必要な部分。今の自分が取り入れたいものを取り入れるだけで、十分に本を読む価値は見出せる。
・著者の言いたいことをそのまま受け取ることが、自分のビジネスにおける正解とは限らない。⇒自分にとって、今必要なメッセージをその本の中から受け取れば十分。