私は結婚してからすぐ同居でした。
義父一人だし女の私が家の事をするしかない!と仕事をしながら家事もして…。
でも昭和初期の爺さんにしたら嫁が働くことは貧乏人のすることで我が家のような家柄にはふさわしくないと言われ、生涯働き続けていたいと思っていたのに出産を機に退職。
小さな建売の戸建てに義父と息子夫婦、子供一人。
朝早く帰宅が遅い旦那と結婚生活をする時間より義父と過ごす時間が多く我慢に我慢を重ねたけどね…色々あって私。鬱になりました。
円形脱毛になり、右耳は突発性難聴で聴力があまりないです。
ゴールが見えない同居生活に生きる希望を無くしたときに神様は救いの手を差し伸べてくれた。
旦那の転勤。
これ以上一緒にいたら私が本当に死んでしまうと思った旦那は妻子と一緒に転勤先に出てくれた。
それから今年の秋で10年です。
今は単身赴任になり一年経ちましたが離れてみて色々見えてきたし、考えさせられたことがあります。
私は義父さえいなくなれば、旦那と子供で幸せになれる。旦那も同じように思っているはず。
そう思いながら色々なことに目をつむり我慢してきました。
でも。
その考えは私が義父とは他人だから。
旦那にしたら義父は大切な親。私や子供は家族。
どちらも大切。
比べることがおかしい。
同居を解消して毎週末に義父の住んでいるところ(私達所有の家なんです)に行く。往復180km。九年間やってきました。
おかげで我が家の車12万キロです(-_-)
そして今、単身先から我が家を経由して片道400K mくらいかな…。
それでも月に一度は義父の所に行く旦那。
大変だろうなあ…私が嫌でも掃除に行けば単身先から行くこともないだろうと何回か一人行きました。
が。
旦那は大変ではなかった。
逆に行きたいと思っていたみたいで。
そもそも。同居がうまくいかない旦那は優しく温厚。平和主義。
どちらかといえば親の方に服従し、嫁には口を出させない。
こんなタイプが多いと思う。
何かあったら同居しているなかで嫁は他人なのだから唯一旦那がかばうくらいの男気のある人であるほうがうまくいく気がします。
これらを思うとうちの旦那。
義理がいようがいなくなろうが、私よりも親や姉が大切のようです。
義理さえいなければきっと…と思っていたけどね。
じつは違うんだなあ。
最初から見てる方向が違っていたようです。
結局は旦那の人間性。
そこを見極める自分の目がなかったことに後悔するだけ。
これからどう付き合っていくのかが私の課題かな…。