前回は「男女の第二次性徴期の違い」について話ました。

今回はこれからの少子化についてです。

 

ご存知の通り、今の日本は少子化が加速中です。

政府もなんとかしようと色んな政策や制度を打ち出していますが、なかなか・・・

と言った印象です。さらに言うと、私は今後ますます少子化が加速すると予想しています。

その理由は男性の不妊者が増加する可能性があるからです。というのも、

 

これからの子育て世代のメインは経済成長が止まった ≪失われた30年≫ に思春期を過ごした人々

 

になるからです。

今までは ≪高度経済成長期≫ や ≪バブル期≫ に思春期を過ごした人々が子育てのメイン世代でした。この人達は少なからず経済成長の恩恵を受けています。

 

≪保護者の給料増加≫という形で。

 

しかし、経済成長が止まると、給料は上がりません。

実際、日本企業の多くはバブル崩壊後、最近まで給料が上がりませんでした。でも、養育費はいつの時代も子どもの成長に伴って増していきます(食費・学費・部活費などなど)。さらに時代の流れから、自分が子ども頃は無かった物(ゲーム・スマホなど)まで必要になり、収入は増えないのに出費はかさむ一方。そんな中、最も節約されやすいのが食費です。食材を安い物に替えたり、食事回数を減らしたり。

そんな節約食事に多くみられるのが、

 

・総エネルギー量の不足

・たんぱく質・鉄分・カルシウムの不足

 

これでは生殖器に十分な栄養素が届かない可能性がでてきます。

つまり、失われた30年に成長した世代はそれ以前の世代に比べ、生殖機能が低い

可能性が考えられます

 

特に男子は成長期である第二次性徴期に生殖器の成熟を行います。さすがに秀吉ほどではないと思いますが、今までのような≪女性の出産≫に重きを置いた考えだけでは出生数は頭打ちになると、私は思います。

もちろん、少子化の背景はいろんなことが複雑に絡んでいます。だけど、

 

子どもたちのお腹を栄養バランスが取れた食事で満たす

 

は、その根幹だと感じます。

 

それにしても、趣味の範囲で気になった “秀吉の子宝問題” がこんな社会問題につながるなんて・・・予想外の展開に私が1番驚いてます。

 

豊臣秀吉について考えてみた(6)に続く