前回は「脂質は効率が良いエネルギー源」ということについて話ました。

今回は雨と活動量について考察していきます。

 

まずは雨について。

雨は私たちの行動を制限します。視界は悪いし、足元は気になる。とてもじゃないけど晴天時のように活発に動き回ることはできません。

この ≪いつもより動けない≫ はヒト以外の動物にも言えます。みなさんは雨の日に元気な動物をいくつ挙げられますか?

 

私はせいぜい、カエル。

 

しかも、ゲロゲロ鳴くから「元気」であって、ピョンピョン跳ねたり、走り回る動物に関しては思いつきません。

強いて挙げるなら、グランドでヘッドスライディングするプロ野球選手でしょうか?最近はあまり見ませんが、あのファンサービス、私は大好きです。

 

でも、そういうファンサービスではなく、

獲物を狩るなどの生命活動が活発になる動物はいるのでしょうか?

私が知らないだけで存在しているかもしれません。

 

しかし、一般的に雨天時の動物は動かない

むしろ、動けないと表現した方が正しいかと思います。

 

なぜなら、悪天候の中、活動することは転倒のリスクを上げ、ケガや骨折につながるからです。そんな物を患ってしまったらその先の活動は制限され、肉食動物の餌食か獲物が狩れないことによる、最悪の末路です。

 

地球に生命が誕生して約36億年。その長い進化の中には雨天時の方が活発に動く生物がいたかもしれません。でも、今の地球にはほぼいない。仮にいたとしても少数派。

と言うことは、雨天時に大人しくしていた動物が生き残り、進化を続けてきたと思われます。

 

だから、肉食動物・草食動物を問わず、雨天時はじっとしているのだと私は思います。

 

雨と揚げ物(4)に続く