腸内細菌の重要性を、自分が知ったのは脳腸相関の本を読んだ時でした。25歳頃でした。
→腸内細菌が作りだす物質には心の健康を保つ物質と体の健康を保つ物質があり、すなわち腸が荒れると脳での不安やストレスが増え、反対に、脳がストレスと受けると腸内細菌も乱れることも分かっています。
※このページが見やすかったです→(参考:健康道場)
過敏性腸症候群IBS の患者さんが大腸に刺激が入ると、健常者より脳(前頭前野、前帯状回、島、中脳)などの過剰反応が見られるとのこと。
(福土審:脳腸相関とストレス.2013)J stageより
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ここ何年かは、少食・発酵食材を積極的に摂取する食生活に落ち着いてる私ですが、
体調はかつてないほどに最適な感覚です。
特に漬物・納豆・醤油・味噌・・日本の発酵食材が自分の体にはマッチします。キムチやヨーグルト、チーズも美味しいとは思いますが。
※梅干しは発酵食品ではないらしい、けど好き。腸内細菌の数は3万種類、100~1000兆個と言われてますが、この中のどの細菌を育て、また増やしすぎず維持すれば良いのか?なんて事は、
たとえ人によってどの腸内細菌が多く保有してるかは離乳食の段階でその人固有の菌の種類が決定されると言えど、特定して狙い撃ちするのは難しい気がします…。
今やアンチエイジング(年齢に抗する)よりもどのように病や老いと共存していくか、なんていう概念に移り変わってきました。
細菌も同じで「菌は悪者」ではなく→ 共存、成育して整える なんて発想が自然と感じます。
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ではどうやって腸の老いを管理できるのでしょう。
脳と腸が関係しているのであれば、
脳を鍛えることばかり力を入れるのではなくて腸も「鍛えて」あげたいところ!
高度成長期の日本企業みたいにイケイケどんどんで鍛え上げる感覚では、もはや時代錯誤です(若い社員は育たない)ので、
腸を労わり(かつ適度に厳しく?)、自発的に活性、成育できるような良い環境を準備してあげるのがこれからの腸内細菌群にとっては最良なのではないでしょうか。
なんだか働き方改革で社員を育てるみたいな感覚です。
(理化学研究所ニュースから拝借)
加齢とともに大腸菌・腸球菌・乳酸桿菌、ウェルシュ菌が増加し、ビフィズス菌が減るようです。これを制御していけたら良いのかな?
→ 2)腸内細菌は年齢とともに変わるってホント?(2018年3月30日記事)
→ 3)長寿にも関連? 日本人の腸内環境は独特だった ~メタゲノム解析に便移植も、注目される細菌たちの働き(2018年10月18日記事)
複雑すぎる。。。
それゆえの、腸内環境戦略は人により異なると考えられます。
求められるのは、ダイバシティ(多様性)を容認することですね!ww
Masa