栄養や健康の有益情報が溢れるこの時代に | リハビリ茶屋

リハビリ茶屋

理学療法士/抗加齢指導士のエイジング情報

最近のリハビリ茶屋的?栄養思考を記述します。。


インターネット情報や医学会では、
肉がいい魚が良いだの、野菜や果物から抗酸化を狙えとか、摂食タイミングを考慮せよとか、

庶民の僕は栄養情報に10年以上振り回されてきましたが、結局のところは出処と生産過程に“カビ”が入り込んでるか否かが、その栄養素材の身体の細胞に対する『機能性』が決まるんだと、ようやく理解できてきました。


だから細胞の汚れを浄化するには、下手に(良いよ~)という噂の食事をするよりも、
「何も食わない」ことが一番の近道なのだと思います。オートファジー機能よ、目覚めよ!なんていう。

いろいろ食べて、結局はカビを喰らってるのに細胞よ浄化を頑張れ、っていうのは都合が良すぎるのだと。



そんなことから、
身体をデカくしたいアスリートに対する食事戦略は、健康維持や病態改善の手段とは別思考でいかないといけないと思います。
とにかく食え!(摂取カロリーを増やせ)、という理屈が必要な選手も居るし、
もっと効率化を図るためにビタミン/ミネラルといった微量栄養素を多めに摂る必要のある選手もいる。

指導者や支援者は、トレーニング内容と競技目的の時期に合わせて、摂取栄養の配分を変化させていくスタンスを描いておかないといけない。
これが良いと俗に言われてるから食べる、という標準的な栄養摂取行動が通用しない場合がある、という立場を取るようにしておくべきだと思います。


また、リハビリ栄養という分野に於いては、
病態や老化がベースにある高齢者が対象になる事が多いゆえ、その栄養管理は、なお難しい!

選手や患者の食行動を把握して栄養バランスを評価し是正するだけでなく、どこの会社の商品を口にしその商品はどんな素材で作られてるものか、また粗悪な要因はない素材であるのか、、、

何てことまでを調査した上でのオーダーメイド指導がいる時代なのでしょうか。


対象者のアレルギーの種類や免疫機能・抵抗性に沿うように栄養素材を調節していく。
中には、少々“カビ”てても低コストで栄養価が高いから免疫能の極めて高いこの患者(選手)には、この食事でオッケー!という場面もあり得るのかも知れません。反対に、費用が高くても素材を選ぶ必要のある場合もあるかも…。



~*~*~*~*~
とにかく、栄養や健康の有益情報が溢れるこの時代には、
リテラシー(選別・活用力)を左右する知識や経験の他に、
突き詰めていくと先人が言ってたこと・やっていた行動に辿り着くことが多くて、
「アレレ、最新情報を集めてたつもりが、婆ちゃんの知恵袋じゃん、」なんていうガッカリ感に出会う率が高いことを最初から容認しておく心構えが必要なような気がします。笑



柔らかい、スタンスで
でも専門家として時には厳しく!(時々で…)
温故知新でいきたいです。



Masa