水球の国体が山口県で開催されました。(第66回国民体育大会)
9月12日~15日の4日間。
9月10日に現地入りして調節するところから、今回もケアスタッフとして三重県チームに帯同しました。
仕事の都合上で13日の早朝までの帯同だったが、昨年の千葉国体の時
よりも多めに関われたこともあり、
また今回も初戦のベンチに入らせてもらったこともあり、
三重の水球トレーナーとしての課題と可能性を、いろんな角度から確認できました。
(三重水球の順位の結果は、5位。)
↑ 会場(きらら博記念公園プール)には仮設休憩所が各県に設けられており、非常に気持ち良く使えました。ありがたい!
その他、栄養アドバイスなど。
年間を通して関わっておらず、即席帯同トレーナーでは限界があると、改めて痛感しました。
また、水球界ではトレーナー帯同自体が珍しく、(全日本代表では岡田隆トレーナー
(了徳寺大学)が帯同)
コンディショニングケア・マネジメントの視点そのものが全国的にまだまだ皆無に近いことには少し驚きました。
SoccerやBaseballの世界では最新データ解析や知見を取り入れたトレーニング、ケア体制が整っているワケであるから、
国体少年の部といえど、水球の世界で障害を予防し、かつ競技パフォーマンスの向上を図るためには、もっと積極的にケアシステムの構築に取り組む必要があると、勝手な使命感を覚えました。
私がスペイン水球留学で一応の現役生活を終えてから今、トレーナーという立場で水球界に戻ってくるまでの10年間、何も遊んでいいたわけではないことを、形にしてみたいと思いましたー。
心身のコンディショニングを通して、
自己身体を捉えて自ら調節する必要性を体験する中でSelf Management力を養い、
人生において遭遇する困難場面でも自律的に解決していける能力を鍛えることを目的としたい。
いわゆる、教育の要素が大きい。
「受け身・指示待ちのワカモノ」が増えないように、水球卒業者は困難に強いな、と企業から言われるようになったらいいなぁ。
そんな妄想をします。
それが、スポーツ競技の現役期間と、いつかは迎える引退後~老年期の「障害予防」を意識した生活習慣を自己操作できるように成ることを目指して、
運動を習慣化し、加齢に伴う疾病の予防とPPK(ピンピンコロリ)に結びつくのではないかと企んでいます。
⇒ある分野で成功するには、生まれもった才能よりも、計画的な努力を持続的に続けられる性質が重要であるとする研究結果が発表されている。
温故知新。
先人たち(先生、先輩、前監督などの方々)が築いてきた努力を受け継ぎながら、それを時代背景に合わせて洗練していく。
最新知見を取り入れて創り上げていく。
そんな意志を持って取り組みたい。
Masa