先日はZOOMでのKYB勉強会でした。
テーマは「SIBO」
Small Intestinal Bacterial Overgrowth
__小腸内__ __細菌異常増殖症__
の頭文字をとってSIBO。
本来、腸内細菌って「大腸」にはたくさんいるんですが、栄養を吸収する場所である「小腸」にはそれほど存在しないのですね。
ところが、この「SIBO」というのは、あることが原因で、小腸に腸内細菌が異常増殖してしまい、小腸内にガスが異常発生する困った病態です。
そもそも、小腸というのは大腸に比べて細い管で、大腸のようにガスがたまって引き伸ばされることに耐えられるような構造をしてないんですよね。
異常増殖した細菌が生み出す多量のメタンガスや水素ガスが小腸の腸壁を圧迫することで、腹部膨満感などつらい症状が…。小腸は栄養を吸収するところでもあるため、腸粘膜が痛むとたんぱく質はじめ、せっかくとった栄養もうまく吸収できません。
この傷ついた小腸粘膜は、最終的には
リーキーガット(腸もれ)
に発展していくことが多いと言われています。
そしてリーキーガットは癌の好きな「慢性炎症」を引き起こす原因にも。
え?小腸に細菌いっぱいって。。。?わたしそんな変なもの食べた覚えないけど??
って思われるかもしれませんが、実はこれって意外と身近にあるのです。
☑ 下痢が続く
☑ お腹にガスがたまり、膨満感がある
☑ 下痢と便秘を繰り返す
☑ ゲップやおならが異常に出る
☑ 胃酸が逆流する
これらはSIBOの代表的な症状なのですが、こういうのって、癌治療をしていると、抗がん剤などの副作用として多く見られる症状でもありますよね。
副作用だし仕方ないか…と我慢してしまいがちですが、もしかすると、薬剤で腸内環境が悪化したところにこの「SIBO」も併発してしまっているかもしれません。
お腹の不調があると一般的な病院では下痢止めや腸のぜん動運動を促進するお薬なんかが処方されて「様子を見ましょう」と言われるだけ。これは症状をお薬で抑え込むだけの「対症療法」でしかありません。
ですが、分子栄養学的に根本原因を探っていくと本当にいろんなことがわかってきます。
まず、一見「腸」には関係なさそうな「胃酸の分泌」「胃粘膜の炎症」「ピロリ菌感染の有無」
などは、このSIBOに深く関係しています。
このことから、KYBでは初めて栄養療法を始められる方には、必ず上記のことがわかる「胃の検査」(血液検査です)を69項目の初診スクリーニング血液検査に追加で受けていただくことになっています。
またその他にも
▶ 胆汁の分泌が少ない方(油ものの消化が苦手な方)
▶ ストレスが多く交感神経優位になりがちな方
▶ 貧血のある方
▶ 胃の調子が悪く胃酸抑制剤を服用している方。
こういう方でお腹の症状がある方は要注意ですね。
勉強会では、SIBOの根本原因や検査方法、SIBOへの栄養アプローチなど、分子整合栄養医学のドクターによるとてもわかりやすい説明に、なるほど〜と、理解がより深まりました。
今回は「SIBO」についてでしたが、KYBではこういった勉強会が様々なテーマで頻繁に開催されていて、「KYBの栄養療法」に取り組んでいただいている方はいつでも無料で参加できます。
日々勉強ですね。
つらいお腹の症状、お薬で抑え込む「対症療法」で、ひたすら嵐がやむのを待つだけですか?
分子栄養学で根本原因へしっかりアプローチし、そしてQOLを底上げしていきましょう。
分子栄養学の【 KYBグループ 】は
医師、管理栄養士と連携をとりながら進める
本物の栄養療法(オーソモレキュラー療法)を
お届けします。
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・2021年10月 右乳癌ステージ2B
腫瘍径 1.8cm ER100% PR100% Her2(-) Ki67 30% 核異形度3 ルミナルB 腋窩リンパ節転移 2ヵ所
・2021年12月 放射線治療
・2022年 1月 ホルモン療法開始
・2022年 6月 PET 乳腺、腋窩リンパの腫瘍は消失も肝臓2ヶ所、肺、肋骨に転移が判明→乳癌ステージ4
・2022年 8月 免疫療法開始
・2022年 2月 PET 肝臓2ヶ所は縮小
・2022年 3月 肋骨のみ放射線治療
・2022年 3月 肺、肋骨に追加の免疫処置
栄養療法に支えられ、元気に乳がん闘病中
乳がんステージ4でも負けない!
分子整合栄養医学(オーソモレキュラー)
KYBの栄養療法とは?
(1) 詳細な血液検査
全国170ヵ所以上の提携医療機関で
69項目の詳細な血液検査を受けていただきます。
栄養療法で乳がん転移、再発を抑え
積極的な乳がん予防を!
癌が住みづらい環境に。