癌治療中、コレステロール、気にされる方も多いですよね。
総コレステロール 125 mg/dL
(一般的な基準値: 120~219mg/dL)
LDLコレステロール 68 mg/dL
(一般的な基準値 : 65~139mg/dL)
こんな数値だったらどうでしょう?
「高くないしいい数値で問題なし」
いえいえ
実はこの数値、栄養欠損が隠れているんです。
実は、コレステロールって悪者扱いされがちですが、「低ければ低いほどいい!」というわけではなく、低すぎると逆に問題なのです。
体内で、とっても大事な働きをしてくれているからなんですね。
まず、「ホルモンの材料」になります。中でも副腎皮質ホルモンは、炎症を抑えたり、ストレスに対する抵抗力を上げたり、と不可欠なホルモンです。
そして消化の過程で水と脂をなじみやすくする乳化剤のようなもの「胆汁酸の材料」にもなります。胆汁酸は、胆嚢から分泌され、摂取した脂質やビタミンA、D、K、Eなどの脂溶性ビタミンを乳化し、消化吸収しやすい形にしてくれる大事なものです。
コレステロールは「脂」と思われがちですが、血液(水分)に脂は溶けないため、肝臓で必ず「たんぱく質の船」に乗った形に合成され、全身に運ばれます。
肝臓から各組織に運ばれるのが「LDLコレステロール」。しかしこの時、必要以上にLDLコレステロールが放出されてしまうと、血管壁に付着し動脈硬化の原因となるので、よく「悪玉コレステロール」とも言われますね。
それに対して、HDLは各組織から肝臓に戻ってくるコレステロール。血管壁に付着したLDLコレステロールをお掃除しながら戻ってくるので、「善玉コレステロール」とも言われていますよね。
しかし、良くないのはあくまで過剰となってしまった場合で、本来LDLコレステロールは「悪玉」どころか、なくてはならないものなのです。
気にすべきは、HDLとLDLの比率ですね。
この大事なコレステロールですが、肝臓で合成される際、「たんぱく質の船」が不足していれば合成がうまくいかず、血中のコレステロールの数は減り、数値は下がります。
だから、コレステロールって分子栄養学的には、「たんぱく質の指標」でもあるんですよね。
なので、
総コレステロール 125 mg/dL
LDLコレステロール 68 mg/dL
この「問題なしとされる値」からわかることは
☑️ たんぱく質不足
は、もちろんのこと、その他にも
☑️ 細胞膜が脆弱
活性酸素などの害を受けやすい
☑️ 材料のコレステロール不足により、胆汁がうまく分泌できない
摂取した脂質やビタミンA、D、E、Kなど脂溶性ビタミンがうまく消化吸収できない。「油っこいものを食べると胃もたれする」っていう方もこの場合が多いです。
☑️ 材料のコレステロール不足により、ビタミンDが合成されにくい
免疫機能の低下、暴走が起こりやすい→癌にとっては住みやすい環境に
このようなことまで予測ができるのです。
これらは異常値でなければ「問題なし」とされれ、健康診断や癌治療の病院では決して指摘されることはありませんが
総コレステロール
LDLコレステロール
たった2項目
だけからも、分子栄養学的に見ると、これだけのことが浮かび上がってきます。
ということは…
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・2021年10月 右乳癌ステージ2B
腫瘍径 1.8cm ER100% PR100% Her2(-) Ki67 30% 核異形度3 ルミナルB 腋窩リンパ節2ヶ所に転移あり
・2021年12月 放射線治療
・2022年 1月 ホルモン療法開始
・2022年 6月 PET 乳腺、腋窩リンパの腫瘍は消失も肝臓2ヶ所、肺、肋骨に転移が判明→乳癌ステージ4
・2022年 8月 免疫療法開始
・2022年 2月 PET 肝臓2ヶ所は縮小
・2022年 3月 肋骨のみ放射線治療
・2022年 3月 肺、肋骨に追加の免疫処置
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