乳がんステージ4で今も治療中のわたしですが、癌が発覚する前から今でもそうですが、幸い癌によるつらさ、痛み、倦怠感といった自覚症状は一切なかったのですよね。
ただ、1つだけ、乳がんが発覚する半年ぐらい前から、ずっと気になっていたことがあって。
それは、足のむくみ でした。
電車でほんの15分ほど座っただけでも、駅に着いて立ち上がると足に随分と違和感があり、まるでスキー靴を履いて歩いているような感覚でした。![驚き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/619.png)
![ピリピリ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/678.png)
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このむくみ、実はアルブミンの低下が原因です。
たんぱく質であるアルブミンは肝臓で合成され血中に存在しています。アルブミンは血管内に水分を引き込む性質があるのですが、血中のアルブミンが少なくなると、水分は浸透圧の関係で血管外に出ていってしまいます。
そしてその水分が血管外の間質細胞にたまり「むくみ」となって現れます。
わたしも乳がんがわかった当時のアルブミンの値はかなり低かったですね…。今は少しずつ上がってきて足のむくみもなくなりましたが、数値はまだまだです。
癌患者さんのむくみは結構多くみられますね。同じ原理でアルブミンの低下は胸水、腹水の原因にもなります。
癌細胞は正常細胞が行うような正規のプロセスで代謝をおこなわず、非効率的なエネルギー産制(解糖系)の代謝をします。
そこでなんとかエネルギー源を得ようと癌は手短に正常細胞から糖、たんぱく質、脂肪をどんどん奪って増殖していきます。
その結果、何もしなくても筋肉などのたんぱく質はどんどん壊され(=体たんぱくの異化亢進)たんぱく質であるアルブミンの値は慢性的に低くなります。
また癌=慢性炎症でもあり、炎症があるとサイトカインがアルブミンの合成を抑制するのでアルブミン値は下がります。
この大事なアルブミン。アルブミンがしっかり維持できていれば、栄養状態もよく、癌の予後も改善されると言われています。
病院の血液検査では腫瘍マーカーにばかり目がいきがちですが、このアルブミンもぜひ気にかけてください。
ただ、癌患者さんはアルブミンが少ないことによる血液濃縮で、実際の値より高く出てしまうことがあるのでご注意を。
見かけ上はとてもよい数値に見えてしまうのです。
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「病院の血液検査で主治医から指摘されなかったから大丈夫」ではなく、ここはぜひ詳細な血液検査を受けてみてください。
KYBでは分子整合栄養医学に精通した医師、栄養士が、アルブミンだけでなくそれ以外の項目も併せて、体内のたんぱく質は十分か、栄養状態はどうか、総合的に解析します。
・だから最近体調がすぐれなかったのか…
・だから最近痩せてきたのか…
・つらい倦怠感の原因はこれだったの…
・だから副作用がこんなにきつかったのか…
きっと目からウロコで、いろんなナゼ?が線でつながってくると思いますよ。![にっこり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/614.png)
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