こんばんは
人生を楽しく豊かにする食の専門家
管理栄養士 神田です
あなたは運動する前に何を食べますか？
私は定期的に運動をするわけではありません。
時々登山へ行くくらいです。
昨日、至仏山へ行ってきました。
登山の時は、朝、SAで納豆定食を食べます。
しっかり食べていないと、疲れてしまうからです。
昨日はSAに、納豆定食がなかったので、「だご汁」と「おにぎり１個」しか食べませんでした。
食べたから、とりあえず登れるだろう！と思っていたら・・・
とんでもない
思っていた以上に、岩登りが多い。
また、気温が１０度以下だったので、体温を維持しようと、体は一所懸命、熱を作っているんですよ。
登り始めて２時間で、エネルギー切れになってしまいました。
どんな状態になったかというと
動悸・めまい・変な生あくび（眠くないのに）・不安・足が１歩も出ない
低血糖の状態だったんです。
急いでチョコやお饅頭を食べました。
一気に回復はしました。
でも３０分位しかもたなかったんです。
また先ほどと同じ症状が。
実は至仏山は、尾瀬から回って登るルートは環境保護のため、上りのみの一方通行
だから、ゴールまで行かないと帰れないんです。
しかも、最終バスが１６：３０までと決まっている。
だから、ひたすら登るといった感じでした。
いつもは、お天気が良ければ写真を撮りながら登ります。
山からの景色は心が癒されるので、写真をとるたびに、エネルギーをチャージでき、山頂まで頑張ろうという気持ちに駆り立てられます。
しかし、お天気が悪いと絶景が見えないので、妄想するしかないんです。
しかも、足元も結構悪いので、登ることに集中しすぎて、修行をしている気分になってしまうんです。
今回は山頂についたら、曇っていって景色は全く見えず。
風が強く、ゆっくりご飯を食べることができませんでした。
昨日は、山頂でおにぎりを３個食べました。
そしたら、登っていたときの、あのだるさが吹っ飛んだんです。
下山は足元が非常に悪く、かなり慎重に。
下山コースも何度も岩を登りました。
それなのに、全然と言っていいほど、体力の消耗を感じなかったんです。
逆に元気が出ました。
下山の方が、風が強く寒かったけど、しっかり食べたので、寒さもそんなに感じずにすみました。
これは冷え性が改善されたからかもしれません。
ちなみ昨日は１３ｋｍ歩きました。消費エネルギーは約２０００kcalです。
おにぎりを３個食べても足りないくらいの、消費エネルギーです。
ここで不思議に思うことがあるかもしれませんね。
それは、炭水化物ならパンでもいいのでは？
確かに、炭水化物という点で考えれば、パンも小麦粉からできているので、炭水化物を多く含むので、エネルギー源にはなります。
ただおにぎりとパンの大きな違いは何か？というと・・・
脂質の割合です。
脂質が多いと、エネルギーになりにくいのです。
脂質もエネルギー源にはなります。
ただ、早くエネルギーになるのは、炭水化物です。
なので、パンは炭水化物だけでなく、脂質も含まれています。
しかし、おにぎりはご飯を握ったもの。
ご飯はお米に水を加えて炊いただけなので、脂質の割合が非常に低いのです。
ちなみに食パンの脂質の割合は約１５％に対し、ご飯はたったの２％です。
かなり違います。
即エネルギーとなり、持久力のある食材はご飯（お米）なんです。
今回の登山で、本当に身に染みて、ご飯がエネルギー源として適していると感じました。
ご飯の良さは、やはりあなたに食べてもらって、体感していただきたいです。
体感できると、ご飯を食べたい！という気持ちに変わっていくと思います。
１日１食だけだと、残念ながら、ご飯の良さは感じられないです。
できれば、１日３食、１週間、集中して試して頂きたいと思います。
私は、ご飯で体調だけでなく、心も落ち着くようになりました。
この素晴らしい体験を、私だけでなく、是非あなたに感じてもらいたいです。
今回は私の登山の経験をお伝えしました。
一緒に、ご飯生活で、毎日を楽しく過ごしていきましょう。
ではまた明日
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